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フリゲ感想のすすめ(土下座)

フリゲ(フリーゲーム=パソコンやスマホなどで遊べる無料のゲーム)の感想書きませんか、という記事です。

この記事を書こうと思ったきっかけは2点あります。
(1) フリゲの感想が少ない
(2) フリゲの感想の書き方がしばしば議論になる

(1) フリゲの感想が少ない

僕自身は、わりと感想を書いているほうだと思います。
自分のツイッターに感想やプレイしたゲームのドット絵を投稿しますし、フリーゲーム夢現のレビュアーランキング4位だったりします。

夢現_レビュアーランキング

しかし、フリゲの感想数はダウンロード数に比べてとても少ないものです。
僕の作品で言えば、感想数のダウンロード数に対する割合は0.5%以下です。

何故そんなに低いのか?

フリゲのプレイヤーからすると、感想というのは
作品を知る → ダウンロードする → プレイする →クリアする →感想を書く
という、実に5段階もの工程をクリアして、ようやく書くものなのですね(ときにはクリアする工程が省略されることもあるかもしれませんが)。

なるほど、面倒くさい!
そりゃ書かないわ!!

これは知る~感想の間で0.5%以下に減っても仕方ない!!!
(なんか作者も変な人だしなあ…みたいなこともあるかもしれません)

とはいえ、フリゲ作者にとって感想は何よりの励みであり、創作を続ける原動力、モチベーションの源泉です。

是非書いていただきたい!(土下座)

興味のないゲームを無理にプレイして感想書け、とはもちろん言いません。
でも少しでも興味を持ってプレイしたゲームがあったなら、一言だけでもいい、ご感想をいただけないでしょうか。

え?そうは言っても書き方がよくわからない?
そんなこともあるかと思います。
ということで、以降で書き方について書きたいと思います。(ややこし…)

(2) フリゲの感想の書き方

フリゲ(以外にも通じますが、とりあえずここではフリゲ)の感想の書き方は難しいらしく、しばしばツイッターなどで議論になっています。
作者にも率直な意見が聞きたい、マイナスなことは書かないで欲しい、むしろ指摘をたくさんして欲しい、などいろいろな人がいます。

でもここではひとまず、僕が「こんな風に心がけてます」ということをレベル別で書いてみたいと思います。

レベル1 とにかく書く
一言でもいいと思います。書いてください。
「楽しかった」
うれしい。最高です。
「好きです」
おう、俺も愛してる。
もうこれだけで、ないより全然いいです。

レベル2 褒める
一言より深堀りした感想にしようと思ったら、いいところを探して褒めましょう。
「〇〇ちゃんが可愛い」
「××の台詞で感動しました」
「△△のシステムが面白かった」
「□□をクリアできたときはうれしかった」
など具体的に何か言ってあげるといいと思います。

レベル3 けなさない
あれ?否定形ですね。
敢えて「けなす」と書きましたが、あなたにとって気になった点、直すべきと思った点を指摘することと思ってください。

感想を書くというのは時間とエネルギーを使うので、どのような内容でも基本は善意、好意から書かれていると思いますし、指摘をする人はそれが正しいと思ってしていると思います。

しかしですね、
指摘をするのは難しいんです……
油断すると「けなし」になってしまいがちなんです……
では僕が「けなし」と言っているのは何か?
書いていきます。

レベル3A 好き嫌いと良し悪しは違う
あなたがそのゲームのある部分をつまらないと思ったとします。
でもそれは、そのゲームが悪いのでしょうか?
その部分があなたの好みに合わなかっただけでは?
それは Not for me だった(自分向きではなかった)ということです。
指摘する前にちょっと考えてみてください。

レベル3B どんな人にどんな楽しみを届けたいゲームなのか
国語のテストによくある「作者の気持ちを答えなさい」的なやつですね。
そんなの知るかと思われるかもしれません。
でも、指摘をしたいと思ったときには少し考えてみてください。
指摘するからには、その作品をよりよくする内容であるべきです。
あなたもきっと、そういう思いで指摘をされるのだと思います。
では、その作品にとってよい状態とは何か?
それはその作品の狙った楽しみが、狙った人たちにより伝わりやすくなる状態ではないでしょうか?
そう考えると、指摘をする際にその作品の狙いを考えずにはいられません。

以上2点、いかがでしょうか?
ちょっと言葉が強かったかもしれませんが、「指摘」が「けなし」にならないよう、少し考えてみてはと思ったことを書きました。

それでも指摘したい!
いいと思います。
ここまでの内容を踏まえて、ちょっとだけ(褒めの10分の1ぐらい)書いていただけたらと思います。
でも、それを作者が受け入れるかはまた別問題、というのもご了承ください。ごめんなさい。

レベル4 独自性を評価しない
あなたがゲームの歴史や最新の技術、トレンドなどに詳しいプロでないなら、独自性はできるだけ評価しないほうがよいと思います。
何故なら、本当にその作品の独自性が強いのか、あるいは弱いのか、判断できませんよね。
あなたが知らないだけで、よく似た作品があるのかもしれません。
しかし、その作品とは明らかに異なる独自性が何らかの点についてあるのかもしれません。
独自性というのは感想を書く人の経験や知識で大きくブレてしまい、普通の人に評価できるようなものではないと思います。
僕がフリゲの「感想」と書き、「レビュー」や「批評」と書かないのもこのことに関連しています。
レビューや批評は、専門知識を持ったプロが仕事としてすることと思っています。

レベル5 オススメしてみる
感想の締めなどで、「〇〇が好きな人にオススメです!」などとオススメしてみてはいかがでしょう?
(レベル3Bとも関連しますね)

「ハクスラが好きな人にオススメです!」
「美少女好きな人は是非!」
「実況に向いた作品です!」
こんな感じで感想を締められたら、作者にとっても、これからそのフリゲを手にする人にとっても、うれしい感想になるのではないでしょうか?

最後にもう一度

フリゲをプレイされましたら、是非ご感想をよろしくお願いいたします!

一言でもいいんです。
できたら褒めてください。
よかったらオススメしてください。

画像2

いらすとやさんの素材です。

レベル? ウソをつかない(2019/11/13加筆)

書き忘れていました。
感想を書くとき、ウソをつかないようにしましょう。
ウソをつくというのは、無理によいところや悪いところを挙げることです。

そんなことしないよと思われるかもしれませんが、フリゲ作者やほかのフリゲプレイヤーと仲良くなったりすると、意外とウソをつきたくなる動機付けがはたらくものです。
ただやはり、できるだけ公平に書くよう努めるべきだと思います。
あるいは、自分がその作品贔屓であるとか、立場を明確にした上でほめまくるとかなら、それもアリかと思います。

ウソをつかないこと。
それはあなたの感想に対する信頼や価値を守るものです。

読んでいただき、ありがとうございました!

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