誰だって手を組み
目を閉じて祈る
季節の息遣いは
沁みるように
ゆっくりと
風に靡いて
とけていきたい
汀の陽射し
その照り返し
あざやかに
目に突き刺さり
尾を引くように
なめらかな色香
光の満ちた部屋で
落ち合う約束を
言葉で、声で
交わしてそのまま
一時のさよなら
潤いが渇くまで
叶わずに今は
ここで

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