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町の老舗焼肉屋でととのう金夜

やっぱり老舗の焼肉屋は楽しい。まず時が止まったかのような空間に入り込んだ瞬間から日常と切り離されて異世界なのだ。この非日常感の中での食事がまず楽しい。昔からある喫茶店や定食屋と同じだ。

そしてロストルでしっぽりと国産牛を焼いていく。この雰囲気の中で、ガスで焼いたハラミをタレに潜らせて、白米でワンクッションさせてご飯と一緒に掻き込む瞬間はそれはそれはもう。サウナではなく焼肉でも一定のととのい効果は絶対にある。何もかもを忘れて五感で味わう町の焼肉屋さん。たまりませんな。

今夜言ったところは精肉はなく、内臓肉のみ。タン、ハラミ、小腸をメインに、ナムルと白米で組み立て。もちろんドリンクはウーロン茶。ゆっくりじっくり焼けていく肉を楽しみながら一枚一枚丁寧に食していく。ああ幸せ。

座布団にあぐらかいて座る程度の高さのカウンターテーブルの隣には、どうみても20代前半と思われる若いお姉ちゃん2人がレモンサワー片手にセンマイやらミノやらを焼きながら男の話しをしていて、この歴史ある町の老舗焼肉屋をより一層奥深い雰囲気にしていた。なんとも味わい深い。

こういう店が末長く存続して欲しいものだ。

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