【サウナ図解攻略】上野 サウナ&カプセルホテル北欧
どうも、ウェルビーを愛しウェルビーに愛される男ササウナです。
本日は、上野の「サウナ&カプセル北欧」さんを図解していきます。
◾️入館方法、構造など
基本、予約制になっています。平日日中が狙い目なので、「大胆に業務を放棄して予約しておく」のが一番良いと思います。あとのことは、あとで考えるとして。
6階がフロントとマッサージで、7階が浴室、サウナ。5階に食堂があって、あとはカプセルホテルです。基本的は男性専用施設で、たまにレディースデイしてます。
では、図解していきましょう。
◾️図解攻略 北欧 7階
要素が多いので、設備ごとに分解します。
・第一サウナ
昔からある方のサウナです。入口天井付近に斜めに棚が造作されており、ここにテレビがついています。
円筒形の強力なサウナストーブの上部に、部屋全体に熱が広がるように、天に向かって広がる不思議な形状の反射板があり、万遍なく暑いです。
最上段だと110℃あるようです。セルフロウリュも可能です。
北欧のお客さんは、耐熱面としても、入浴マナーとしても、「非常に訓練された」お客さんなので、ちょっとでも体感温度が下がると「ロウリュ、よろしいですか」「お願いします」じゅわー、イベが発生します。
つまり「高温かつ多湿な環境が維持されている」と思って間違いありません。汗がドバドバでます。
恐らく空気の循環が良い、酸素濃度が下がらないようになっていると推察しますが、確かに熱いものの苦しくはないという奇跡ですね。
・アウフグース
私のタイミングでは、サンハロン悟さんという、おそらく吉本興業所属の芸人さんでもある方がアウフグースしてくださいました。
燻製の香りがするというアロマ水を使い、地面付近から広くサ室の空気をゆっくり掻き回す質実剛健なアウフグースでした。音楽とかないし、タオル投げたりもしない。でも、汗がえぐい。すごいな。
サンハロンさん、漫才も見てみたいです。
・第二サウナ
2023年9月から、アカスリスペースだったところを改装、稼働している新サウナです。
サウナストーブはフィンランドのHELO社のもので、「水タンク」を内包したタイプ。つまり、ストーブ単体でオートロウリュができるようになっています。
比較すれば第一サウナより気温は低いですが、体感温度は十分です。あつあつです。
タンクからストーブに流れる水がジュージューと蒸発する音が、耳心地よい。テレビもなく、薄くヒーリングミュージックがかかり、暗い照明と相まって没入感が高いサウナです。
個人的には、サウナ下段、図解上で上端の部分の角が切り落とされていて安全性が高められているところにとても感心しました。
ここのドアに限りませんが、北欧はどのドアもガラス製になっているので、外から中、中から外が見やすく、混雑状況を見ての入退室もそうですが、人と人の衝突も防がれており、心遣いの凄みを感じます。
・ビート板置き&洗い場
ここも改装されたところ。北欧さんは「サウナマット」ではなく「ビート板」呼びが公式なようです。青白で表裏が分かれたビート板が第二サウナ室を出た目の前にあります。頭の位置くらいにビート板起きが、その下に水道がついていて、ここで洗うことができるという最適導線です。
ちなみに隣りに立ちシャワーも設置されましたので、サウナで汗かいた身体もここで流すことができるようになりました。至れり尽くせり。
・水風呂
水風呂は、第一サウナの隣りに位置しており、かなり冷たい設定です。深さもありまして、超気持ち良いです。最高。
・中庭
水風呂の裏に中庭があり、白い玉砂利の上にでかい岩、四角く平たい岩、めちゃでかいお猪口などがあります。あとちょっと草も生えてる。
ちなみに、この中庭を水風呂からや、第一サウナ室にあつらえてある窓から、眺めることが、できます。
現象の説明はしましたが、全体的に意味は分かりません。
考えても答えは無さそうなので、次に行きましょう。
・ジャグジー風呂、内気浴
ジャグジー風呂は温度若干高めで、色んなところから水流がバシバシ出ています。肩、腰など思い思いのところにぶつけると良いです。
ジャグジー風呂の上側にアディロンダックチェアが配置されており、ここは窓も空いてて外気が入りますんで、十分な休憩を取ることができます。
・トゴールの湯
ガラスの扉を抜けると、外スペース。
床が青っぽい石のところと、木に似た素材のところとで分かれており、おおむね青いところの上には、そのまま屋根があります。それ以外は完全に屋外なので、風も通るし、雨降ってれば雨にも打たれます。
左上は作画ミスではなく、この先が関係者用の出入口になってたり、掃除用具があったりする感じです。勝手に入ったらダメゾーンです。
そして、トゴールの湯です。
準天然温泉と書いてあるそのお湯は、新潟県栃尾温泉あたりで採れる「トゴール・ウォームタイト」という鉱石を使っており、これにより新陳代謝を活発にして保温・保湿などに良い、みたいなことが書いてありました。
ふぅん… トゴール・ウォームタイト…
トゴール…
ウォー…
ムタイト…
どこかで、聞いたことがあるような…。
………あっ!
ドラゴンボール、亀仙人の師匠、武泰斗さま、だッ!
………。
全然関係ない情報を思い出したことをお詫び申し上げます。
・外気浴スペース
気を取り直して外気浴ですが、上野駅前の空からダイレクトに風を浴びることができます。たくさんのアディロン以外にも、真っ直ぐな寝椅子が2つ、カーブが特徴的な寝椅子もあります。どちらも気持ちよく寝れます。
お客さんが非常に訓練されてますので、使った後の椅子に桶からお湯をかけ、さらにその桶にトゴールの湯から次の人のお湯を汲んでおく。
までがセットになりますので、初見の方お気をつけください。
・洗い場
最後に洗い場の紹介です。ご覧の通り、ジャグジー風呂の右側と、あとは中庭を挟むようにL字にも洗い場があります。
良いシャンプー、夏場は冷シャンプーなどもあり最高なんですが、特筆すべきは「溝」です。
青色の直線で表現しましたが、床に一段低く作られた「溝」があり、洗体したあとのお湯が吸い込まれてここから流れていきます。
これによって、床がビチャビチャしない。
「床がビチャビチャ」は、転倒という意味でもちろん危ないんですが、サ室に敷いてあるマットが濡れているとちょっと不快なように、個人的にはテンションが下がる要素だと思っています。
すごく嫌なわけではないけど、快くはない。
クレームを言うようなことではないけど、なんか気にはなる。
図解してあるところ以外にもある細かな水路によって水の流れが計算されており、北欧はどこをどう歩いていても気持ち良い。こういう、意識しづらい、言語化しづらいところまで汲んで設計されているところが北欧の最大の強みだと私は思います。
北欧さんの良さは「溝」に集約されている。
◾️愛されるには理由がある
北欧さん、誰もが認める素晴らしい温浴施設ですが、今回は敢えて「サ道」「鮭山未菜美さん」「鮭&鱸コンビ」「北欧カレー」などに触れずに、構造そのものに特化して攻略してみました。
改めてじっくり見てみると、ひとつびとつのパートが非常によく考え抜かれており、サウナとしての「気持ちいい」を追求してるだけでなく、「溝」に象徴されるような「無意識レベルの快不快」まで心遣いが行き届いていることに王者の風格を感じました。
これら、設備のハード面も素晴らしいですが、ソフト面、店員さんの対応も素晴らしいし、お客さんも皆さんマナーが非常に良いです。
広く、長く愛されるには色々な理由があるのだなと。様々な功績の裏には地道な努力と愛があるのだなと、実感しました。
あとは中庭だけ腑に落ちないので、季節でレイアウト変わったりするのかどうかなど定点観測して、引き続き北欧さんを研究していこうと心に誓ったササウナでした。
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