酔いどれ雑記 125 西口にて
あれはまだ私が19歳の頃だったと思います。確か現役で行ってた大学を辞めた直後。横浜(駅)に買い物にでも行こうと最寄り駅のホームのベンチに座っていたら、ソバージュヘアを金髪に染めて、派手ないでたちのおばさまが声を掛けてきました。ちらちらと目に入ってしまいましたが多分全身シャネル。
「ねぇ、お姉さん、ヒマ?わたしねぇ、女の子とお喋りするのが趣味なの。これから西口に用があるんだけどね、それ終わったらもしよかったらご飯食べない?」
うん......暇だけど......どうしよう。なん