2020年Jリーグ戦力分析・横浜Fマリノス編

横浜Fマリノス

IN
オビパウエルオビンナ(←流通経済大学)
池田航(←横浜Fマリノスユース)
ブラウンノア賢信(←横浜Fマリノスユース)
松田詠太郎(←横浜Fマリノスユース)
チアゴマルチンス(←ブラジル・パルメイラス)(レンタル→完全)
仙頭啓矢(←京都)
和田拓也(←広島)(レンタル→完全)
中林洋次(←広島)(レンタル→完全)
前貴之(←山口)
オナイウ阿道(←浦和←大分)
梶川裕嗣(←徳島)
ティーラトン(←タイ・ムアントン)(レンタル→完全)
水沼宏太(←C大阪)
山本義道(←金沢)
杉本竜士(←徳島)
エジガルジュニオ(←ブラジル・バイーア)(期限付き移籍期間延長)

OUT
栗原勇蔵(引退)
堀研太(→ラインメール青森)
ドゥシャン(→徳島)
西山大雅(→ラインメール青森)(期限付き移籍期間延長)
山谷侑士(→水戸)(レンタル)
山田康太(→水戸)(レンタル)
原田岳(→相模原)(レンタル)
杉本大地(→磐田)
中川風希(→京都)
李忠成(→京都)
泉澤仁(→甲府)(レンタル)
広瀬陸斗(→鹿島)
町野修斗(→北九州)(レンタル→完全)
吉尾海夏(→町田)(レンタル)
椿直起(→北九州)(期限付き移籍期間延長)
生駒仁(→北九州)(期限付き移籍期間延長)
マテウス(→名古屋)(レンタルバック)
松田詠太郎(→相模原)(レンタル)
ブラウンノア賢信(→讃岐)(レンタル)
和田昌士(秋田→横浜FM→相模原)
ユンイルロク

寸評
ポステコグルー体制2年目を迎えた昨季は攻撃的なスタイルが見事に開花。リーグ最多の68得点をたたき出し、15年ぶりのJ1制覇を成し遂げた。
ディフェンディングチャンピオンとして臨む今季、オフシーズンの主役に躍り出たのもFマリノスだった。特にJ2からの引き抜きが多かったのが特徴だった。
広瀬とマテウスが退団したものの、それ以外に主力級の流出は無し。チームの核となっていた外国籍選手も軒並み残留させる等、強化部の手腕が光る。
新加入では注目の集まる選手が多いものの、個人的なイチオシには水沼宏太の名前を挙げさせていただきたい。
父は元サッカー日本代表の水沼貴史。地元横浜市出身、Fマリノスユースで育ちプロの門を叩いたのもFマリノスが最初だった。しかし、Fマリノスでは結果を残せず。その後J1昇格初年度の鳥栖で頭角を現し、キャリアが花開くことになった。
水沼といえばFマリノスファンサポーターの記憶に新しいのが2017年度の天皇杯決勝戦ではないだろうか。元旦に埼玉スタジアムで行われたこの大会はC大阪が横浜FMを下し優勝したのだが、その試合で決勝点を決めたのが水沼だった。
そんな水沼が紆余曲折を経て10年ぶりにトリコロールのユニフォームに袖を通すことになった。前線のライバル争いは過酷だが、ひとつだけ言えるのは彼が並々ならぬ覚悟を持って戻ってきたということ。強力な攻撃陣に更なるアクセントをもたらす存在として期待したい。
ACLを戦う今季は過密日程との戦いともなる。だが、チームが築き上げてきたスタイルへの自信は確実に深まったはずだ。アジアの頂点とリーグ連覇。二兎を追い二兎とも得る。個性派集団の船旅を遮るものは何もない。

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