2020年Jリーグ戦力分析・北海道コンサドーレ札幌編

北海道コンサドーレ札幌

IN
金子拓郎(←日本大学)
高嶺朋樹(←筑波大学)
田中駿汰(←大阪体育大学)
菅野孝憲(←京都)(レンタル→完全)
ルーカスフェルナンデス(←ブラジル・フルミネンセ)(レンタル→完全)

OUT
岩崎悠人(→湘南)(レンタル)
中村桐耶(→HondaFC)(期限付き移籍期間延長)

寸評
クラブ史上最高成績となる4位に躍進した自信を胸に挑んだ昨季であった結果は二桁順位の10位。大きく成績を落とすことになってしまった。
しかし、ルヴァン杯ではクラブ史上初の決勝戦に進出。土壇場で追いつきPK戦まで持ち込むなど、準優勝に終わったものの鮮烈な印象を残してくれた。
ミシャ体制3年目となる今季、補強面では加入退団共に大きな動きが無かったことが特徴となった。
入団は期限付き移籍から完全移籍へ移行した2名を除くと全員が大卒新人。退団は事実上岩崎の1名のみ、完全移籍での退団は0名という非常に珍しいオフシーズンとなった。
だが、それは裏を返せば主力の慰留に成功したということ。札幌でプレーし続けたい。そう思えるクラブ作りが進んでいる証だ。
軸となるのはやはり鈴木武蔵か。自身2年連続J1二桁得点、自己最多の13得点を記録した昨季は日本代表にも初選出されるなど、一気にチームの顔になった。彼の他にもジェイ、チャナティップ、アンデルソンロペスと顔ぶり豊富なアタッカー陣が揃う。
他にも韓国代表のクソンユン、昨季日本代表に選出された進藤、菅と頼もしい面々が揃っている。
メンバーの入れ替わりがほぼ発生しない状態で挑む今季はミシャサッカーの更なる浸透と深化が求められる。一昨季はACL出場権を、昨季はルヴァン杯タイトルをあと一歩で逃した。三度目の正直か、二度ある事は三度あるのか。北の大地から挑戦が始まる。

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