2020年Jリーグ戦力分析・アビスパ福岡編

アビスパ福岡

監督:久藤清一→長谷部茂利

IN
東家聡樹(←中京大学)
上島拓巳(←柏)(レンタル)
福満隆貴(←C大阪←水戸)(レンタル)
村上昌謙(←山口←水戸)
重廣卓也(←京都)
湯澤聖人(←甲府)
前寛之(←水戸)
遠野大弥(←川崎←Honda)
フアンマデルガド(←大宮)
増山朝陽(←神戸)(レンタル)
エミルサロモンソン(←広島)(レンタル)
菊池大介(←柏)(レンタル)
カルロスグティエレス(←スペイン・ヌマンシア)
ドウグラスグローリ(←ポルトガル・マリティモ)

OUT
ヤンドンヒョン
フェリクスミコルタ
山田将之(→FC東京)(レンタルバック)
石原広教(→湘南)(レンタルバック)
前川大河(→C大阪)(レンタルバック)
喜田陽(→C大阪)(レンタルバック)
菊地直哉(引退)
ウォンドゥジェ(→韓国・蔚山現代)
松田力(→甲府)
村田和哉(→柏)(レンタルバック)
初瀬亮(→神戸)(レンタルバック)
加藤大(→新潟)(レンタルバック)
岩下敬輔(→鳥栖)(レンタル→完全)

寸評
ペッキア新監督を迎えた昨季は出だしでつまずき、まさかの降格争いに巻き込まれる形に。シーズン途中で久藤清一氏にバトンタッチするものの最後まで調子は上がらず。16位というまさかの結末に終わった。
再起をかける今季は水戸を大きく躍進させた長谷部茂利氏が新監督に就任。水戸時代の長谷部監督の教え子を中心に補強を進めた。
退団選手に目を向けると、チーム得点王のヤンドンヒョン、チームアシスト王の松田、主軸の前川や石原がチームを去った。
一方で補強の目玉は何と言っても前とフアンマ。ボランチの前は水戸時代長谷部監督の下で2年間中盤を締める役割を担っていた。パス捌きにも定評があり、いきなりキャプテンを任されるなど早速チームの信頼も厚い。進撃へのキーマンになりそうだ。
CFのフアンマは188cm90kgの恵まれた体格が魅力の大型ストライカー。長崎と大宮で3シーズン戦い通算30得点と安定した得点力も魅力だ。足でも頭でも得点を奪えるスペインの大砲は新エース最有力候補となりそうだ。
また、前線にはHondaFCで大活躍を見せた遠野、ボランチには京都でルーキーイヤーから目を見張るプレーを見せていた重廣も加わった。サイドではアタッカーに運動量のある菊池と昨季長谷部監督の下で戦っていた福満、SBには湯澤とエミルサロモンソンという実力者が加入。新外国人のドウグラスグローリも楽しみな存在だ(カルロスグティエレスは大怪我を負ってしまった)。
今年は5の倍数年。ジンクス通りにいけばアビスパがJ1に昇格する年だ。もちろん全てがジンクス通りにいくわけではない。だが、昇格に向けた体制は充分整ったと言っても良いだろう。今季のJ2に旋風を巻き起こすのは長谷部アビスパかもしれない。