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マスコット【掌編小説】

君のことをずっと見ていたのは私なのに。なぜ急に、カバンにうさぎのマスコットなんて付け始めたの。縫い目がバラバラなのは、誰かの手作りプレゼントかな。
「貸して」
奪うと、君は「返せよ」と。怒った声は初めてだね。
「おっと」
窓から落とすフリをして、止めた。君に本当に嫌われてしまいそうだから。


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こちらはTwitterの 140字小説( https://twitter.com/asakawario/status/1344276992829493256?s=19 ) を再掲したものです。


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