おりきた さつき

作家志望の20代。描写と書き出しが得意で、遅筆なのが悩み。 書いた物語とか、日常のこと…

おりきた さつき

作家志望の20代。描写と書き出しが得意で、遅筆なのが悩み。 書いた物語とか、日常のこととか、ちょっとずつ投稿していく予定。

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  • さつきのフリーお題 vol.1

    さつきのフリーお題をまとめました。 創作のネタに困ったら使ってください。

最近の記事

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わくわく惑星のふむふむレポート | 絵本(文のみ)

はじめまして。おりきたさつきと申します。 自己紹介代わりにコンテストに応募して落選した結構お気に入りの文章を置いておきます。ちょっと大きい子向けの絵本の文を目指したものです。もしも気に入ってくれて、挿し絵描いてやんよって人がいらっしゃいましたらお知らせください。お礼は応相談で。 /////////////// わくわく惑星のふむふむレポート作・おりきた さつき  ここは、とある宇宙のとある星。ぼくたち宇宙人の間では、わくわく惑星と呼ばれています。  わくわく惑星には

    • つぶやきに書こうとしたら字数多すぎと怒られた | 日記

       ひさしぶりに面白そうなアイデアが降りてきました。やっぱり精神が安定してるってわたしにとっては大事だな。精神患いながら名作を書いた先達はたくさんいるけれども。  長編になりそうなので、どこかの文学賞に応募しようかなと考えてます。noteでの公開はセーフなのか、勉強不足でちょっと確信が持てないので、選考終わるまでは載せるのやめとこうと思ってます。選考落ちたらたぶん載せます、楽しみにしていてください笑  まあまずは書き上げないとですけどね。書きたいテーマがあって、そのテーマを描写

      • めちゃくちゃお久しぶりです。 実はずっと仕事をさがしていて、先日ようやく決まりました。忙しくはなるけど精神的には落ち着いたので、またなにか書く余裕も出てくるかな(願望)といった感じ。 なんかうんと幸せなお話書きたいな。リハビリがてらに。

        • 何日か前の投稿で毎日投稿目指そうかなとかほざいてましたがやめました。週1ぐらいでいこうと思います。

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        わくわく惑星のふむふむレポート | 絵本(文のみ)

        • つぶやきに書こうとしたら字数多すぎと怒られた | 日記

        • めちゃくちゃお久しぶりです。 実はずっと仕事をさがしていて、先日ようやく決まりました。忙しくはなるけど精神的には落ち着いたので、またなにか書く余裕も出てくるかな(願望)といった感じ。 なんかうんと幸せなお話書きたいな。リハビリがてらに。

        • 何日か前の投稿で毎日投稿目指そうかなとかほざいてましたがやめました。週1ぐらいでいこうと思います。

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        • さつきのフリーお題 vol.1
          4本

        記事

          宙キューブ | 描写練習

           ビーズに宝石、水あめにお星さま。おんなのこって、きらきらしたものがすきだ。  ウサギノネドコという、京都に本店がある雑貨屋さんの看板商品「宙(そら)キューブ」は、そんなわたしのなかの“おんなのこ”を見つけ、「こっちだよ」と誘い出し、きらきらしたもので満たしてくれる、そんな商品だ。植物の持つ自然の素朴な美しさを、アクリルキューブの額縁に閉じ込める。とある雑貨屋さんでたんぽぽの綿毛を閉じ込めた宙キューブに出会って以来、わたしはひとつずつ買い集めてその数を増やしてきた。今やちょ

          宙キューブ | 描写練習

          お茶と茶団子 | 描写練習

           今日のティータイムは緑茶と茶団子だった。いいとこの緑茶と、いいとこの茶団子だ。  京都の飴工房 [株式会社岩井製菓]さんの、「宇治土産集合ギフト Get smile宇治だョ!おみやげ集合ギフト~お土産 密にしました~」という宇治土産詰め合わせパックの商品の一部だった。  ……確実に名前で損している。まずネタが古いし、ひとに勧めるのはちょっと恥ずかしい。長いのもマイナスポイントだ、打つ手間を考えてほしい。(これはコピペしたが)  でもまあ、これは描写練習であってレビュー

          お茶と茶団子 | 描写練習

          強制ハッピーエンドロール | お題

          ディストピア的な。 #さつきのフリーお題、第6弾です。どなたでもどうぞ。タグつけて投稿してもらえると見つけやすくて助かります。

          強制ハッピーエンドロール | お題

          現実感難民のはなし | エッセイ

          今回はエッセイです。 胡蝶の夢ではないですが。 「現実感」というものが、わたしにはいつもちょっとだけ、足りていない気がするのです。特別な非日常しかり、ありふれた日常しかり。 これはわたしが高校生ぐらいのときからずっと抱えている悩みでありまして……。なんのこっちゃと思っている人も多いと思うので、説明します。 ひとことで言うと、体験したことが記憶に残らない。友だちと遊んだり、旅行に行ったりとかいう経験が、そのときはもちろん楽しいのですけれども、帰ってきて数日も経つと、「あの

          現実感難民のはなし | エッセイ

          ファントムペイン | 短編小説

           ここはどこだろう。  目が覚めて、最初に思ったのはそれだった。寝惚けた頭でぼんやりと、見知らぬ天井を眺める。  次いで嗅覚が戻ってきた。きつい消毒液の臭い。まっしろで、殺風景な部屋。病院、だろうか、ここは。何故? ……怪我でもしたのだろうか、僕は。痛みなど、どこにもない、のに。  そこまで考えたところで、重大な事実に気がついた。……床が、ない。殺風景だと思っていたそこは、本当にただの無、だった。どこまでいってもただ、白い空間。そのまんなかで、僕の体は宙に浮いている。 「……

          ファントムペイン | 短編小説

          12時に魔法がとけるから、シンデレラは幸せになれた。 | お題

          #さつきのフリーお題、第5弾です。 童話モチーフをお話に使うのすきなんですが、一度人魚姫モチーフのお話を書いたら人魚姫知らない読者さんがいて、全然話の意味が分からなかったと言われて反省しました。みんながみんな知ってると思っちゃ駄目ですよね。もちろん知ってる人にだけ分かればいいというのもひとつの考え方ですけども。この反省を踏まえて、「さよならグレーテル」では作中でもとになった童話のあらすじを説明しました。冗長にならないよう気を付けたつもり。 こちらはフリーお題です。ハッシュ

          12時に魔法がとけるから、シンデレラは幸せになれた。 | お題

          いろいろかくれんぼ | 絵本(文のみ)

          「たいへんだ、 たいへんだ!」  よふかし メンフクロウの さわぐ こえに、 よるのもりの ことりたちは めを さましました。 「ぼくらの いろが、 どこかへ にげだしちゃったんだ!」  メンフクロウが いうと、 ことりたちは びっくりします。 「ほんとうだ! ぼくの いろが いない!」  ルリビタキが おおきな こえで さけびました。 「ワタシの いろも いなくなっちゃった!」  スズメが かなしそうに いいました。 「どうしよう。 いろが いないと ボクらは じょう

          いろいろかくれんぼ | 絵本(文のみ)

          蚊だけが私を求める | お題

          #さつきのフリーお題、第4弾。今回はちょっとネガティブ。 余談ですがヘッダー画像で蚊の画像をさがす勇気は出ませんでした。あいつら気持ち悪いんだもん。 こちらはフリーお題です。【#さつきのフリーお題】をつけて投稿してもらえると見つけやすくて助かります。

          蚊だけが私を求める | お題

          さよならグレーテル | 短編小説

           身じろぎする気配を感じて、僕は読んでいた本から顔を上げた。  天蓋付きのベッドから覗く部分はそう多くない。遮る布を無遠慮に捲ると、案の定覚醒した様子の彼女の姿があった。覚醒した、といっても、乱れた髪の隙間から見える瞳は未だ夢現のようで、ぼんやりと頼りなく左右に揺れている。数秒経って漸く僕の姿を認識したらしく、やはりぼんやりとした、掠れた声で彼女は呟いた。 「……あれえ」 「いかにも寝ぼけてるって顔だな」  すかさず声をかけてやると、やっと現実と理解したらしい。大きな目をぱち

          さよならグレーテル | 短編小説

          空でも飛べるように | お題

          #さつきのフリーお題、第3弾です。毎日投稿目指そうかなぁと思いはじめた。 中高と続けた文芸部(中高一貫校でした)で出した卒業誌でこのタイトルの短編小説を書きました。今読むといろいろ辛いんだけど、タイトルは気に入ってるのでお題として投げます。 こちらはフリーお題です。写真、イラスト、小説、音楽など、何にでもどうぞ。タグ#さつきのフリーお題、を付けていただけるとうれしいです。

          空でも飛べるように | お題

          みどりみどり | 短編小説

           或る日突然、緑以外の色がてんで見えなくなってしまった。  医者も原因は分からぬと云う。変わりに近所の神社を勧められたが、私は断った。無駄なことはしない主義なのである。  以前と変わらず鮮やかに視えるのは、元から緑色をしていたものだけとなった。空も、足元の土も、芳しく薫る花でさえも。この瞳になってからは、総て仄かに緑がかったグレエに視える。だがそれも、慣れて仕舞えばそうそう不都合はない。結局、戸惑ったのは最初の五日程だけであった。  一番変わったのは村人たちの態度であろう。旧

          みどりみどり | 短編小説

          雨は良い。簡単に悲劇を演出できる。 | お題

          #さつきのフリーお題、第2弾です。季節感のあるものを書きたくなった。 悲劇のヒロインに対する妙な憧れのようなもの、感じたことがある女の子は少なくないんじゃないかと思います。実際にそう振る舞ったら痛いどころの騒ぎじゃないですけどね。 こちらフリーお題です。小説、イラスト、写真、音楽、などなど。何に使用しても構いません。タグ[#さつきのフリーお題]を付けて投稿してもらえると見つけやすくて助かります。あなたのインスピレーションの助けになれば。

          雨は良い。簡単に悲劇を演出できる。 | お題