見出し画像

子育てと仕事との両立 #7 復帰半年後編

子育てと仕事との両立について、書いてみたいと思います。私は今(2020年6月)41歳です。起業して4年目、ブランディング専門のフリーランスとして活動しています。娘は8歳の小学生です。そして、シングルです。

#7 復帰半年後編(2014年1月~)※私、34歳、娘1歳半~

仕事は朝9時出社。電車を2本乗り継いで、職場まで大体1時間かかります。だから保育園には、大体7時半までには預けていました。家を出るのは大体7時くらいです。朝起きるのは、5時半です。(はや!!)

毎日やり続ければ、大体3か月も経てばルーチン化してくるので苦にはならないのですが、子どもは成長過程で、様々な主張を繰り広げます。

気がつけば、一歳半過ぎてた。早いなぁー。

最近の娘は、服を嫌がるんです。着せても脱ぐし、朝は、逃げ回って大変です。それで今日は、会社遅刻した…。

なんでだろう。裸は、楽だけどさ。寒くないのかな。

歯磨きも、すごく嫌がって、晩しかできてない…、私の歯は、磨いてくれようとするんだけど…。相変わらず、ご飯もあんまり食べない…、私に与えてくれようとするばかり。

子供は、謎が多いね。外遊びは積極的!
公園大好きだし、ずっと歩き回ってる。スベり台も好きだし!人がいるとダメなんだけど、二人なら、パーッと走って行ってしまいます。(当時のフェイスブックより)

1歳半を過ぎると、自分の主張をはっきりと表れます。だけど私には、朝からそれに、向き合う時間と心の余裕がなく、いつもイライラしていました。でも、こちらが「ダメ!」と強く言うと泣くので、感情的に怒ってはいけない。

画像1


子どもは、癇癪を起すと手が付けられない。


自分の意見が通らないと大泣き(ものすごい大きな声で!)して、暴れるので家から連れ出すことはできなくなります。癇癪を起している子を無理やり家から連れ出そうものなら、ご近所さんに虐待と誤解されてしまう・・・。

だから、娘のよくわからない主張を聞きつつ、どうやって時間通りに家を出て、保育園に送り届けるのかを、日々考えていました。母としての手腕が問われます。

育児というのは、
本当に「育自」だなぁとよく思います。

努力しないと母親にはなれないのです。ある日突然、母にはなれない。毎日毎日、必死に親とはどうあるべきかを学ばなければなりません。それも、実践しながら。


そして、また熱。

娘がRSウィルスに感染。3日くらい39度が続いた。今は熱がひいたけど、
娘から変な音がする。ゼェゼェ…かな。ザザザザ…かな。何ともいえない雑音。
喘息にならないように、ステロイドを飲んでるけど、雑音はおさまらず、薬の副作用?で、機嫌がすこぶる悪い。泣き怒ってる…ずっと。先生が、この薬を飲むと、本性があらわれるって言ってたけど、彼女の本性は怒りだった。
早くよくなって欲しいな!
でないと、そろそろ私の体力がつきそう…。

子どもは日ごろ元気な分、病気になると本当にぐったりします。そのギャップが激しいので恐怖です。もちろん、病院に連れていって、クスリも飲ませているけど、夜になると悪化するので、死んでしまうんじゃないかと究極に心配になります。

私が寝ている間に、意識がなくなったらどうしようと思うと心配で寝れず、病気の時は夜泣きもひどいので、ずっと看病と睡眠不足との戦いでした。

はぁぁ…。今週は一瞬で終わった。
週の前半は遅刻の日々。後半はすべりこみの日々。娘のRSウィルスは少しマシ。私の風邪は悪化。
娘はお友達と顔面衝突で顔にアザ、さらに、ジャングルジムからも落下。服は着ない。私はコツコツと山積みの仕事を片付け、階段を一段飛ばしで走ったり、何だかなーと少しずつ理不尽さにイラつく。


そうやって、慌ただしく毎日を送っている中で、ふと思うのです。

画像2

私のしたいことって、何だったのかな。

仕事もしたい、子育てもしたい。

でも、やっていることをよくよく見ると、これって・・・私のやりたかった仕事なのかな?と思うことが度々ありました。

そして。
主人は私が復帰してからは、私のやることに対して何も言わないものの、顔から不快感を滲みだしていました。

嫌だなと思っていても、何も言わず我慢。
何も話さない夫婦。


元々亀裂の入った夫婦だったから、本当に薄っぺらい紙きれ一枚の関係になっていきました。


気がついたら、年末年始が終わり、2014年幕開け。

何だか、訳がわからぬうちに月日が過ぎ去り、年末年始も仕事をしました。そして、最悪なことに、休み中になかなかまとめて時間が取れず、まだ…仕事が終わらない。そして、明日、仕事始めなのに、会社に行けず。

何で、保育園は、午前中しか見てくれないんだろう。慣らすため?
まぁー、私には正月休みなんてなく、なんだか本当に毎日追われております。息つく暇もないって感じ。気がついたら、2014年も終わってるんでしょうね。

これが、私が自分で選んだ道。

正しいのか間違っているのかわからないけど、進むしかない。
そうやって、無理を続け、自分の道を見失っていることにも気づかず、突っ走ったことで、まだまだ、体調不良が続きました。

なんだろう、この病は。
深夜から、30分起きくらいの間隔で、娘が吐いてる。何か飲めば、瞬間的に吐く。全く寝れず、ぐったりしています。しんどそう。病院行かなきゃ!
はぁ…。胃腸炎の次は、高熱!39.6度。インフルエンザは陰性。
今のところは…。娘は、ほんのひと時しか、元気な時がない…。かわいそうで仕方がない。次から次へと病気になってます。

ずっと、病気→看病→一瞬治ったように思う→ぶり返す&新しい菌に感染する→病気→看病・・が続きました。娘は、いつだって完治なんてしておらず、とりあえず、治ってないけど、私は会社に行かないといけないから、熱さえ下がれば保育園に預けて・・・。

一緒にいてやりたい反面
一緒にいるのが限界。


画像3


何とも矛盾した気持ち。
看病してあげたいと思う反面、看病から解放されて、出社するときのあの解放感。

ずっと、何かを主張してる娘の答えを探しながら、右往左往する日々。さらに、答えがわかったときは、その要求に応えなければならない。果てしない戦い。全ての要求にできる限り応えてあげたいと思う反面、自分の心の狭さを知る。

娘、一歳8ヶ月。
ちょっとずつ話せる言葉が増えました。おいちいー!とか言ってるのを聞くと、かわいいなーと思います。

だんだん自己主張や喜怒哀楽が、しっかりして来て、ダメと言っても聞いてくれません。私が怒るとすごく悲しい顔をするので、怒れません…。でも、頑なに主張を押し通す…妥協知らずな感じは、憧れるわー。最近、私、妥協ばっかり。

私は昨日から38度熱があります。インフルエンザは陰性だったけど、すごくしんどい。娘は、まだ元気そう。

そして3月末。
娘の通っていた保育園は、3月末から4月初旬にかけて休園となるので、私も会社を休まないといけないため、思い切って・・・

画像4

娘と二人で、沖縄へいきました。

3泊4日、主人をおいて娘と二人で出かけた沖縄旅行。本当に楽しかったです。ご飯を食べないから、すごく困ったけど、ずっと抱っこで、大変だったけど、イヤイヤに振り回されたり、大泣きにオロオロしたけど…。

たくさんの新しい体験に、キラキラとした笑顔で、はしゃいでいる姿を見ると、あぁ、一緒に沖縄に来れて、本当によかった!と思いました。

娘を生涯愛していくために必要な時間。
私の感情を整理するための時間。

画像5

大丈夫。
なんだって、乗り越えられる。これからも頑張ろう!

振り返って思うこと

41歳。今、振り返って思うことは、子育てって想像以上に大変です。私は、精神的にも体力的にも、いつもギリギリ感が漂っていました。娘を病気にさせてばかりの日々に罪悪感を感じつつも、仕事を辞めない自分の身勝手さ。そして、主人とも根本的に向き合わないずるさ。さらに、そこまでして続けている仕事への疑問。

私は、「忙しい」を理由に、考えるのをやめ、大事なことから逃げていたように思います。

特に。
夫婦問題に関しては、私自身がどうしても主人を許せないため、解決策が見いだせず放置しました。


でも、話しあわないことには、改善は決してしません。

話しあって、根本的な部分をハッキリさせないと、結局、何をすべきなのか、わからないのです。でも、私は夫婦の根本的な部分に、触れることが面倒で、見て見ぬふりをしてしまいました。

人から愛情と信頼を得るためには、コミュニケーションが必要です。
思っていることの理由を説明する。相手に理解してもらいたいと願いながら話す。理解してもらえなくても、会話を繰り返す。

だけど、価値観の違う人とのコミュニケーションは、恐ろしく難しいです。
こちらの忍耐力、そして、感情のコントロールが必要ですし、相手の意見を尊重するという姿勢も大事です。


仕事も家庭も、子育ても大事。
すべてを両立するのであれば、すべての関係者とのコミュニケーションを大事にしてください。

子どもは1歳半を過ぎると何を言っているのか、こちらのことがわかってきます。「あれはダメ!これはダメ!」ではなく、時間がなくても、きちんと説明をしてあげてほしいと思います。

そして、パートナーへも。
忙しさのあまりにコミュニケーションを怠ると、思いもよらぬ方向へ進んでしまいます。親になるというのは、本当に果てしないパワーが必要です。でも、二人そろってパワーが出せると、きっと、両立できると思います。


全12回くらいでまとめようと思っていますので、続きは次回。
ここまで、読んでくださってありがとうございました。

PS:6月8日。今日で娘は8歳になりました。
ハッピーバースデー!



お気持ちありがとうございます。娘と元気に楽しく生きていくために使わせていただきます。