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子育てと仕事との両立 #5 復帰前編

子育てと仕事との両立について、書いてみたいと思います。私は今(2020年5月)41歳です。起業して4年目、フリーランスとして活動しています。娘はもうすぐ8歳の小学生です。そして、シングルです。


#5 復帰前編(2013年1月~)※私、34歳、娘0歳7か月

ちょっと母乳について書いておきたいので、少し戻ります。私は、産後すぐには母乳が出ず、はっきり出ているとわかるまで、大体3ヶ月くらいかかりました。その間、周りからは、「なぜ、出ないんだ?」「私なんて余るほど出た」と言われ、自分がダメな母親なんじゃないかととても悩みました。

また、母乳が出ないから子どもはお腹が減り泣き、私は、皮膚が弱いせいか乳首が切れ、どうしてミルクじゃダメなんだろう、どちみち私は仕事に復帰するから、ミルクに切り替えないといけないのに、どうして、母乳に拘る必要があるのだろうと思っていました。

でも、いつしか周りに洗脳され、何が何でも母乳を出さないとと躍起になり、母乳が出るようになるものは、なんでも食べました。

それで、出産後3ヶ月くらいになってようやく出始めたのですが、産後7ヶ月の頃に、乳腺炎になりました。

今度は、止まらないのです。

どんどん作り出される母乳。
飲む量より、つくる量が多くなり、やわらかいおっぱいではなく、石のように硬いおっぱいになり、痛くて痛くてたまらない状態になりました。

あー。
ワタシ、熱がある。
しんどいと思った。胸が痛いし、まさか、乳腺炎?
病院って、産婦人科なんかなぁ…グッタリ。(当時のFacebookより)

そして、同時期に

夜泣きが始まりました。

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主人と寝室は別で、私と娘は1階のリビングで寝かされていました。主人は2階の自室。理由は、夜中にごそごそ動かれたり、泣かれたりするのは迷惑だからです。

産後2週間の私に、離婚宣言をした人だから、別にどうってことなかったのですが、とにかく頼れる人はいないと腹をくくり、夜泣きにも立ち向かいました。

本格的な夜泣き。
パワー半端ないな。
なぜ、泣くんだろう。理由が知りたいなぁー。

三人の子持ちからのアドバイスは、泣いてもほっといたらいいとのこと。新米の私には、かわいそうでできん…。(当時のFacebookより)

想像を絶する、夜泣き。

母乳も止まらないし、夜泣きもやまない。あまりに泣くので、どこか病気なんじゃないかと心配した夜もありました。全く泣き止まなくて、イライラしたこともありました。毎日眠れず、2時間置きに泣き、母乳を与え抱っこしたら泣き止むけれど、ベッドに戻すとまた泣く。

永遠に夜が続くような気がして、私まで悲しくなりともに泣いた夜もありました。


ツライ、ツライ、ツライ。


一体、いつ終わるんだろう。
あまりに夜泣きがひどいから、主人が眉間にシワを寄せ起きてきて、抱っこして泣き止ませる。泣き止んだら、得意げな顔をして去っていく。

「こんなこともできないのか。」
「産みたいと言ったのはお前だ。」

私は、体力も精神力も限界で、死んでしまいたい夜もありました。

結局、うちの子は、家庭環境がそうさせてしまったのか、5歳くらいまで、睡眠中に、おびえたように叫び声や悲鳴、泣き声を上げ、目を開け起き上がったり(夜驚症(睡眠時驚愕症))していたので、本当に私の睡眠不足の日々は長かったです。

今日で、8ヶ月になりました。
ご飯を自分で食べたがり、洋服も床もぐちゃぐちゃにして、私を驚かせたり、目を離すと、部屋の中を動き回り、食べてはいけないものを食べ、私をぞっとさせたりもしています。

四六時中、一緒にいれるのも残すところ2ヶ月。
そう考えると、切なくなります。離れるときは、子供より、私のほうが、ツライかもしれないなぁ・・・。(当時のFacebookより)

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そして、そんな中、私は.....

人生初のインフルエンザになりました。

初めてのインフルエンザ。
これは、辛い。
来年から、必ず予防接種しよう!!

子どもにもうつってしまい、40度の熱が…。こんな数字初めて見た。全然下がらない。はぁ…、不安。(当時のFacebookより)

インフルエンザになろうが、子育ては私しかしないので、子どもにもうつってしまいました。自分も高熱の状態で、0歳児の看病をすることになり、地獄絵図のような状態になりました。

同じ家に住んでいるのに、そこに、大人がもう一人いるはずなのに、助けてくれない絶望感。一層のこと、いないほうが平穏でいられる。

あっと言う間に、9ヶ月。
歯が少し登場しました。自分の足で、立ち上がるようにもなりました。好奇心いっぱいで、どんどん新しいことを吸収して、失敗して、泣いて、また挑戦。

保育園も決まり、私たちに変化が訪れます。
私は、漠然と先のことが、不安。娘は、きっと、ワクワク。大人になっても、変化を楽しめる人でありたい。(当時のFacebookより)

そして、私はインフルエンザの後遺症を引きずりながらも、仕事復帰に向けて色々準備しはじめました。

手始めに車を購入。

仕事はフルタイムで復帰するので、平日にスーパーにいけないため、休みの日に買い物に行って、1週間分を買う。だから、車は必要だと思いました。

そして、平日は子どもをどこかに連れていってあげれないので、土日、子どもを色々な所へ連れていってあげようと思ってのことでした。

いつぶりだろう。
おそらく、10年くらい乗ってない。
スピード出してる感覚なく、知らないうちに出てて、横に白バイがいるのも気がつかず、追われているのも、気がつかず…。
前しか見てない運転に、警察も助手席の人も、二度と運転するなと仰るので、潔くやめたわけです。

けど、子どもを色んなところに連れていってあげたいので、再び、乗ることにしました。車の運転すると、親知らずが腫れるんですが、頑張りたいと思います!ふふふ。(当時のFacebookより)

主人は、いつも「お金はない」と言って私たちにかかる費用はすべて出し渋るので、結局、車の購入費は私が出したのですが、なぜか名義は主人に。ディーラーも男性が名義人のほうが良いと言っていました。

主人は主人で、お金は出さないけれど、世間体は気になるようで、自分がお金を出している風に思われたい。女性というだけで、こういう場面でも、黒子にならないといけないのだなぁと実感しました。

でも、まあいい。
復帰さえしてしまえば、お金は稼げる。


それよりも、日常をどう効率よく回すかのほうが、私にとっては大事でした。

今日で、10ヶ月。
離乳食をあまり食べず、母乳をやめれず…。
どうにも、求められることを、拒絶できない日々。

今日は、朝から保育園の入園式でした。最初から最後まで、騒ぎ、泣き…、先が思いやられる始まりです。明日から、9時に行かなきゃならないし…。夜泣きがずっと続く生活だから、朝がツライ(笑)
でも、仕事復帰したら、7時半に保育園だから…(・_・;
何とか、何とか…なれないと!(当時のFacebookより)

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4月。復帰に向けて、慣らし保育が始まりました。

保育園一日目。
9時から11時まで。
泣いて、遊んで、食べて、寝て。

家に帰って来て、昼ごはん食べたら、爆睡
子どもは、みんな泣いてるけど、保育士さんも、かなり、慌てふためいてて、泣きそうな感じ。穏やかではない。

しかしながら、見てもらってる2時間。解放感がたまらなかった。すごい、早さで家事が終えれる嬉しさ。(当時のFacebookより)

そして、ここから急速に私たちの体調は悪化しました。保育園の洗礼を受けたのです。

娘は、ロタになり下痢、嘔吐、熱39度、咳、鼻水…。薬も吐く。私は、40度の熱に毎晩苦しみ、脱水症状…に陥り死ぬかと思いました。点滴を連日やって、薬を飲んでたら、40度まではあがらなくなりましたが、喉は痛いし、フラフラするし。扁桃腺炎プラス咽頭炎になりました。

結局、復帰する日には会社へいけず、復帰早々、有給を使って1週間休みました。人生、信じられないことが起きる。

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そして、ようやく復帰する日。

初めて7時半に娘を保育園に預けて来たけど、涙でウルウルした瞳…、忘れられない。100人近く児童いるのに、うちの子含めて、二人だった。
いつもの先生いないし、さみしいだろうな…。

色々乗り越えないと。

この日のことは、今だに覚えています。
それくらい、印象的な日でした。私は、会社に復帰する解放感と期待でワクワクしているけれど、その気持ちと同じくらい、子どもと離れることが辛く、不安で仕方がなかったです。


そして、罪悪感。
本当に、私は正しいことをしているのか。


私を一番必要としている我が子に、こんな悲しい思いをさせて良いのだろうか。一体、何のために私は働くのだろう。

自問自答する日々が始まりました。


振り返って思うこと

41歳。今、振り返って思うことは、無理は禁物です。私は精神的にも肉体的にも辛く、ゆっくり自分を労る余裕もなく過ごしていたから、インフルエンザ、咽頭炎や扁桃腺炎になり、危く死ぬところでした。

休むべき時に、休まないとダメです。

仕事、家庭、子育てを両立してくのなら、健康でないとできません。だから、つねに、睡眠、食事、生活スタイルなど気を配る必要があります。育児、子育ては長いです。もうすぐ娘は8歳になりますが、終わった感じは全くしません。産後のケアを怠ると後々響きますのでご注意くださいね。

そして、夜泣きに理由はありませんでした。数年間、向き合いましたが、理由なんてない。理由を探すより睡眠を確保できる時間を確保してください。人は睡眠不足になると、良くないことを連想します。

あと母乳で育てる必要はありません。ミルクでも問題ない。とにかく、どっちでもいいから、飲ませて成長させる。それが、最大の使命です。

仕事も家庭も、子育ても大事。
まず、自分の健康を第一にしてください。無理をし過ぎると、治るものも治らないし、後々、不調がずっと響きます。そして、母乳・ミルク問題は、仕事復帰をするために0歳から保育園に預ける場合は、母乳よりミルクが良いのかなと周りを見て思いました。睡眠確保と母乳だと職場で搾乳しないといけない場合があります。

全12回くらいでまとめようと思っていますので、続きは次回。
ここまで、読んでくださってありがとうございました。



お気持ちありがとうございます。娘と元気に楽しく生きていくために使わせていただきます。