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10着しか服を持たなければフランス人になれるか【書アド検#5】

ライターさとゆみの、書籍に書かれているアドバイスを愚直に実行すると本当にいいことが起こるのかを検証するコーナー、略して、「書アド検」です。


なぜこんな実験をしようと思ったかはこちらから

今バックナンバーみたら、前回のアップから半年もあいてる。


noteにはアプリが出たりして進化してるのに、あれだね、私、何やってたんだろう。この半年。振り返ると、生きて行くのに(締め切りがある原稿書くのに)精一杯な日々だったな、2014年(遠い目)


いや、いろんな書籍は読んでたんだよね、って言い訳っぽいのですが。ただ、意外と、検証しやすいメソッドを探すのって、難しかったんですよ。ほんと。

でも、でも! きましたよ!! 久しぶりっすよ。書アド検にふさわしい、大物の到来です。

【①今回の検証書籍】

フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~(大和書房)

わ、30万部になってる!


【②この本との出会い】
実は、昨年の秋、パーソナルスタイリストの山本あきこさん(通称:やまこ)に、今持っている服を全部見直してもらったんです。
で、わかったのが、衝撃の事実。

私、同じような服ばっかり買ってる!! ってこと。

上はモモンガばりのドルマンスリーブばかり。しかも、全部グレー。


下はマントヒヒばりのサルエルばかり。


タバコをやめたときに3ヶ月で13キロ太り、しかも出産後にさらに太った体を甘やかし(そのあたりの経緯はここにありますが)、まあ、とにかく、ファッションも上ずるっと、下もずるっとというやばい感じだったわけです。


なんですが、やまこのパーソナルスタイリングによって、生まれ変わったの、私。
家じゅうのドルマンとサルエルを封印し、家に一着もなかったシンプルなワードローブを追加購入し、

隠すんじゃなくて、ちゃんのウエストマークして、ジャストサイズで綺麗めに服を着るってことを教えてもらったんですね。


なので、開眼したんです。ファッションに。38歳にして。ということもあって、この本、すっごく気になっちゃって。仕事の切れ目を見て、買いました。


【③この書籍に書かれているアドバイス】


フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~

で、一気読みです。いやー、おもしろかった。でも、面白かっただけじゃなくって、胸が痛かったです。真剣に。

というのも、この本、ファッションについて(のみ)書かれている本じゃないんです。
この書籍の原題は「Lesson from madame Chic」で、フランス人のマダム・シックからの衣食住に対する教え、なわけです。

無駄な消費を減らし、衣食住に丁寧に向き合い、心豊かでシックな生活をするという本でして、毎日ちゃんとした朝ごはん作ってない母を許しておくれ、息子よ、、、って気分になったよね。なるよね、あれ、やっぱり。

で、まあ、食事のことはおいおい考えるとして(だからダメなんだけど)、一度に二つの検証は大変なので、まず、こっちからいく!


服を10着にしてみる!!


念のため、書籍に書かれているルールは
・コートやジャケット、インナー(下着)は10着に含まない
・冬用の10着を実行しているときは、もちろん冬用だけで10着でよい(春夏服は含まない)
・洗濯やクリーニングの関係で、いきなり10着が難しければ、まずは20着でもいい。

というものです。

ちょうど、やまこにシンプル服を選んでもらったばっかりだし、やってみる!!


【④検証期間】
2015年2月1日から28日まで(28日間)

(今日から始めます)

【⑤書籍に書かれたアドバイスを実行した結果】
というわけで、これからやりますよ。

でも、やる前にほら、選ばなきゃいけないでしょ。10着。なので、今日!! 選びました。

まず、トップスから。

で、この白シャツがすごく使いやすかったので、全く同じブランド、同じ形のブルーのシャツ。

2枚とも、ドゥーズィエム クラスので、衿にワイヤーが入っているタイプです。


で、山ほどあったグレーのニットの中からは、これ、選んだ。8年近く前にハワイのセールで買ったGAP。

毎年1キロずつ太るにつれ、二の腕がぴたっとしてきて、恥ずかしくて着れなかったんだけど、やまこに「これ、細く見えますよ」と言われてから、しばらくぶりに着るようになった。毎年捨てようと思っていたのに、まさかの、ベスト10入り。


そして、これは、やまことのショッピングでおすすめされた、ショート丈のセーター。



で、差し色として、このブラウス。

これ、多分、母親から譲り受けたんじゃないかな。かなりの年代ものです。結構派手なんだけど、ちゃんとした感じに見える。


ちゃんとした感じというと、2月は講演をしなきゃいけない日が結構あって、なので、1着はちゃんとした服がないと、と思い、でも、講演の日以外にも着まわせる服って考えて、こちらを残してみた。

VOUSETESの透け透けブラウスです。これ、中にヒートテックとか着ると、全然透けないのでえろくないです。


で、シャツの最後に選んだのが、Dickiesのチェックのシャツ。

これは、結構タイトで、お腹がすいているときしかボタンがとまらないという欠点が(服にではなく、私に)あるんだけど、カジュアルなものも欲しいので、選んだ。


ここまででいいかなと思ったんだけど、最後の最後に思い立って、これを投入してみた。one grey dayのネイビーのカーデ。

パンチングデザインのもので、ちょっと個性的です。


うーむ。ここまでで既に8着。10着って難しいな。というわけで、あっさり、

・洗濯やクリーニングの関係で、いきなり10着が難しければ、まずは20着でもいい。

のほうにシフトすることにする。といっても、できるだけ厳選したいのはしたいので、なんとか15着におさめよう。


ボトムはまず、これ。ボーイフレンドデニム

楽天でずっとランキング1位でやたら評判が良かったので、試着もせずに買ったパトリオットのもの(5,800円)なんだけど、すごく履きやすくて週に3回はこれでいきたい。

で、色違いで買ったこっちも。

これも、最近よく履いているので、レギュラー入り。


で、そうなると、欲しいのがちょっときれい目のパンツでして、だとすると、これなんだよねー。やまこが選んでくれた(というか、私だったら絶対に選ばない)、サロンデュラ トリニーテのテーパードのパンツ。

同じ白だし、ホワイトデニムか、こっちか、どっちか1本と言われたら、デニムじゃなくてこっちなんだろうけれど、今回は初心者なので、2本とも選んでみました。

この間、かがんだら、フックがとんだので、まずはフックを直さなくてはと、裁縫箱を持ってくるところからスタート。


んで、もう1個、きれい目のパンツで、こちら。確か、スピック&スパン ノーブル。

足首のところがゴムで、くしゅくしゅってするとカジュアルにもなる。

で、パンツはこの4本で決まり。全部、やまこのパーソナルスタイリング後に購入したものばかり。それまでは全部サルエルか、スウェットだったから。


スカートは、ジーナコレクションの3,980円のタイトスカート。

気に入りすぎて、既に2着目。タイトっていうか、ペンシルスカートですな。夏に素足で履くと、内股が擦れて赤くなるくらい、細身です(っていうか、私がデブです)


これも、やまこにショッピング同行してもらったときに買った、サロンデュラ トリニーテの黒のタイトスカート。

両サイドがレザーなので、ちょっと大人っぽい(つーか、普通に大人だけどな、38歳だし)雰囲気になります。これも、気づいたら、裾から糸がほつれて出てたので、修理修理。


で、最後に、やたら出番の多い、これ。レザーに見えて、フェイクです。



これも楽天のランキング常連のお店で買った2,800円のショートパンツ。結構短いんだけど腰ではけるのでそこまで短くならない。ニーハイブーツと合わせたときのみ、履けるショートパンツです。


と、いうわけで、トップス8着、ボトムス7着。計15着!!


お代官様、これで勘弁してください。

なんと、たったこれだけでおさまったよ。

ハンガーの数、数えて欲しい。ちょうど15本!!

この清々しさよ!!

一方で、こちら、すごいことになっている、残りの服の山。

ダンボール、4箱分の「2月に着ない(予定の)服」が、出ました。いやー、ほんと、すごいね。消費社会だね。なんでこんなに服持ってるんだろう。


でもまあ、というわけで、今日からスタートしました、書アド検#5「10着しか服を持たなければフランス人になれるか」は、リアル友人の皆様、リアルタイムでお楽しみください。2月末に、結果をご報告します。

【追記】

3月15日、結果報告noteをアップしました!


ちなみにやまこのパーソナルスタイリングは、最近人気でコースによってはなかなか予約がとれないみたいですが、こちらです。

【追伸:前回までの振り返り】

ノートは1冊にまとめ続けて3冊めになりますが、2冊目を北海道で落としました。

冬になって毛布をシーツがわりに使うことにしたら、洗濯頻度が落ちてます。でも毛布をシーツがわりにしたらあったかいよ(祝・こんまりさんアメリカでの大ヒット)

体重? なにそれ? おいしいの?

たとえ、ココロオドル仕事でも、締め切りは嫌いです


(佐藤友美・ライターさとゆみ)

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