私とうる星やつら【1】出会い

唐突ですが、あなたは人生で一番好きで影響を受けているものはありますか。私はそれが「うる星やつら」なのです。

アニメは小さい頃から様々な作品を見てきました。まあそれは「ふーん」という感想でそれほど好きとかきらいとかはなかったです。そんなとき「Dr.スランプ」が始まりまして、それまでになかったPOPな絵とお話と少年漫画と言いつつ女子にも入りやすい感じがちょいハマりしました。コミックの1巻を買ったり、アラレちゃんのプラモを作ってみたり…小学生にはかなりハードル高いもので歓声には至りませんでした。
そんなこんなで過ごしていると、ある日「10月からフジテレビのクイズグランプリとスター千一夜が終わって新しいアニメが始まるらしい」ことを知ります。でもその頃は水曜7時半はNHKで「連想ゲーム」を見るのが習わしでしたので、新しく始まるアニメ「うる星やつら」については全く興味がわきませんでした。でも妹は見たいらしく、マアマアのチャンネル争いになりました。あれは、男性チームの水島裕さんをみたかったのか?え、私はここから声優ファンだったのか。しかしある日妹の意見に乗ってこの「うる星やつら」を観始めたんですね。何から観たんだっけ?思い出せずにネットでサブタイトル一覧を見たら…多分「ときめきの聖夜」のラストを観た覚えが…。かなりあやふや。その前のクラマ姫もおぼえがあるよーな。とにかく全く初回を観ないまま観始めたんですね。
だからこそ気になるのは「なんでラムちゃんはあたる君のことを『ダーリン』と呼び、夫婦と言いはるのか」ってことで全く第1話観てないし、当時ネットどころかアニメ雑誌だって買う知識なかったので、これはコミックを買おう!と思い立ち近所にある昔ながらの本屋さんに行きましたが、さすがアニメ化作品!売り切れてました。でもサンデー本誌を当時通っていた耳鼻科で読むことができましたんでそこで「面堂終太郎ってのが出る」という知識を得ることができました。
しばらくして大きめな本屋さんで待望の1巻を見つけまして購入!
帰宅して読み始めます。で、地球侵略を賭けた鬼ごっこの下りを始めとする「あたるに降りかかる災難」なストーリーを読み、なぜか「あたる君ってなんてかわいそうなんだろう。わたしがなんとかできないだろうか。」と強く感じました。この思い、現在までそんな強い感情を抱くことはこのときしかありません。ここから私のうる星やつら推しと諸星あたる推しの人生が始まったのです。
続く。


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