見出し画像

西伊豆の自然に癒される旅

地殻変動や火山活動によって隆起したり、削られ、えぐられ、何千万年という年月をかけて作り上げられた伊豆半島の断崖絶壁や洞窟。
その伊豆半島一体のエリアはジオパークと呼ばれ、世界遺産にも認定された。

そんな西伊豆の自然を見に行きたい!っと思い、週末を使って西伊豆へサクッと旅をしてきた。

まずは、堂ヶ島の青の洞窟を巡るフェリーへ。
透明度の高い海は、場所によってエメラルドグリーンや深いブルーと様々な青色を見せてくれる。浮かぶ島々も実に個性豊かな姿で、長い年月を物語る地層は白やグレー、茶系、イエローと彩豊かなラインが見える。
長い年月をかけ地球が生み出した、なんとも美しいアートだ。

ゆっくりとフェリーは進んでいく。目に入る景色が見事すぎて、見逃すまいと頭を目をぐるぐると動かす。

「あ、あんなところに鳥居がある!」
岩山の中にポツンと赤い鳥居が立っていた。

そしてフェリーは洞窟へと進んでいく。洞窟内にフェリーのエンジン音と波が岩に当たる音が響く。

洞窟の中にぽっかりと丸く穴が空いた天井があり、そこからライトのように一筋の太陽の光がさす。
光が当たる水はキラキラとクリスタルブルーに輝いている。「なんて、綺麗なんだろう。」

20分くらいのライドだったが、なんだか特別な博物館を見たようなそんな気持ちがした。

フェリーを降りると時間は、ちょうどお昼時。
近くの食堂で近海の刺身定食をいただいた。

お腹もいっぱい。
ちょっと歩こうか。

事前調べで、この時期の干潮は、陸地が浮かび上がるので三四郎島まで歩けるかも?!とあった。
近くまで来ると、確かに歩けそうだ。

行ってみると、十分に潮は引いている。
歩き始めると足元はゴロゴロと石だらけで、なかなか歩きづらい。
まだ潮が満ちるまでは時間がありそうだけれど、途中まで行って十分満足したので引き返した。

午後は、堂ヶ島から直ぐの松崎までも足を運ぶ。
ナマコ壁が有名な松崎の古い建物。白いナマコ壁は、陽の光に反射して鮮やかに見える。

何川だったか、、、近くの川辺の桜と菜の花が美しかった。
桜は散りかけていたが、その下の満開の菜の花は黄色い絨毯のよう✨。

だんだん陽が傾いてきた。

お宿は、堂ヶ島を見渡す場所にある「ニュー銀水」に泊まった。
部屋からも露天風呂からも堂ヶ島の島々と穏やかな海が見える。
早朝、露天風呂に浸っていると、ウグイスが鳴く練習をしてる声が聞こえた。もうじき、上手に鳴けるようになるだろう。
湾では釣り人を運ぶ小さな船が見える。
なんとも穏やかな朝だった。

旅から戻り、松崎の和菓子屋さんから持ち帰った可愛らしい松ぼっくりの形の最中をお茶請けにいただく。
いただきながら、週末のサクッと西伊豆を思い返し、楽しい余韻に浸っている。。。🍵

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?