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最近飲んだナチュラルワイン-72

サグランティーノという葡萄品種を調べるためにGoogleで「さぐらんてぃーの 意味」と検索したら「プチョヘンザ」の意味が表示されました。"put your hands up"という英語の日本語表記だそうです。ということで俄然やる気に満ちた今回はワイン4杯分について記述します!!

・イタリア、シチリア
・アルド・ヴィオラ
・クリミーソ2018/カタラット100%

シチリアのカタラット、150日間の長期マサラシオン。コンポートに茶葉、ミネラルもあって濃厚な味わいを、すっきりとした後味で楽しめます。これはなかなか素敵なバランスです。

カタラットはもっとウッディに振り切っているイル・チェンソの「プラルアール」や渋柿感とクローヴの風味を楽しめるロンゴリコなど、思い入れの強い生産者・ワインは多いです。

アルド・ヴィオラにも柿のニュアンスがあって、秋に飲むのにちょうどよすぎて人生の最良たる瞬間に居合わせちゃった感が、びりびり走りましたね。ロンガリコはクローヴのニュアンスがあることからクリスマスシーズンにもぴったりですが、カタラットのオレンジワイン全体的に秋〜冬仕様と言えそうです。

白で若いボトルですと、ストレートに青リンゴのスッキリした印象のものも多い品種ですが、オレンジとなるとだいぶ印象は変わります。これぞマセラシオンの妙、ってやつですね。幸。

・スペイン
・コスミック・ヴィニャテーズ
・エスカリニャンデス2020/ カリニャン・ブランコ、ネグラ、グリ全色

フランスの近くで作られている薄赤、というかまあ赤白混ぜ混ぜな結果としての、薄赤。

夏のドライなロゼに飽きてきた、というかもうロゼロゼ言ってられない気温になってきたところで真打ち登場的な一杯

飲みやすくもエネルギッシュで、もっともっと良くなりそうな印象も。普段あまり飲まないジャンルのワインですが、結構好みです。そういやBMOさんのワインってクソ美味しかったですね、というくらいお久しなBMOさんのワインでした。

前述のアルド・ヴィオラ同様、幡ヶ谷「肉と麦」さんにて。

・フランス、ローヌ
・プティ・オラトアル
・ラ・パルトゥーズ2020/ヴィオニエ, カベルネ・ソーヴィニョン, カリニャン, グルナッシュ, グルナッシュグリ, グルナッシュブラン, サンソー, シラー, ムールヴェードル, メルロー, ル・プティ・オラトアル

ローヌのゴリゴリ混ぜ混ぜ赤。白ブドウも含む。

渾然一体となって曇った印象、というよりも意外とハーバルに振り切ってるのが好みでした。それともボトル差とかもあるんでしょうか?

香りもセンシュアルで良いですね。やっぱ秋って最高だなと頷いてしまう、艶っぽい一杯でした。

そういえば今ものすごく蕎麦が食べたいです。

・南アフリカ、ステレンボッシュ
・ロングリッジ
・ロングリッジ シャルドネ 2019/シャルドネ100%

そういえば今ものすごく蕎麦が食べたいです、という突然の告白をしておいてあれなんですが、僕はカレーうどんが嫌いです。

さて、主旨やら趣旨やらが混迷を極めてきたところで、「銀座 とよだ」さんでお昼に頂いたロングリッジのシャルドネを。

バタリーで長い余韻をたっぷり楽しめるんですが、もちろんその手前にある酸味が秀逸だからこそですね。久しぶりに南アのワインを飲みましたが、良いですね。

とよださんの料理はどれも本当に美味しかったのですが、全部の写真を撮ってしまうとミーハー感が溢れてしまうという理由から、あえて写真はワインと下記のお碗のみ。

まトゥたけ

というかその求心力を考慮すると、とよださんに行ったことは記事の一番上で記述した方が良かったのでしょうけど、やはり食い気味での記述は自慢気が溢れてしまうという理由から、あえて最後方での記述となりました。

こうして私とミーハー感の闘いは細部にまで及んでいますが、こうしてその旨を素直に述べてしまうことで、どうしてかやはり何かを失っているような気もします。




(・・・いやこいつ単純に面倒さが過ぎる、と思った方は「スキ」をお願いします♡)

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