最近飲んだナチュラルワイン-65
靴下を片方だけ履いた後、気付いたら1時間も携帯をいじっていました、佐藤です。
・オーストリア、カンプタール
・ニビル
・ワイス2019/フリュアーローター・ヴェルトリーナー、グリューナー・ヴェルトリーナー、リースリング、ピノ・ブラン、ミュラートゥルガウ、ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン
オーストリアのニビル、混ぜ混ぜ白です。
ワイナリー名の「ニビル」は、太陽の周りを逆方向に長い周期で回っているとされる仮説上の惑星のことらしく、生産者の目指すスタイルが反映されているそう。
若干プチっと発泡していて、一日の疲れを真正面から癒してくれます。ビールのライバル感。
爽やかな林檎の果実味が心地よく、それからキリッと背筋の伸びた味わいは、未来へと真っ直ぐに続く見通しのよい道のようで、曲がり道ばかり進む僕には関係なさそうで少し悲しくなりました。
そう、料理を作りながら飲みたいワインでしたね。3品くらいおつまみを作りながら一本を飲み干して、作り終わった頃にはつまみ食いでお腹も満ちて、気がついたら寝落ちしている。
しかし朝起きると皿は空で、一体誰が食べたのかと逡巡する。はたまた、自分は本当に料理していたのかと…。
「真っ直ぐ」と評価したワインの感想でここまで偏屈な妄想を繰り広げる飲み手は、地球上で佐藤だけ。でもそれこそニビルって星には、佐藤によく似た天邪鬼な生命体だけが住んでいるって聞きました。あと、地球は平たいらしいです!
・イタリア、フリウリ
・ダリオ・プリンチッチ
・ヴィノビアンコNV/シャルドネ、ソーヴィニョン、ピノグリ(18〜20年)
日本と英国限定らしい、プリンチッチの混ぜ混ぜ下位キュヴェ。
しっかり香りからプリンチッチ、舌の上でもプリンチッチ、胃に落ちてもプリンチッチ。果てしなくプリンチッチではないですか。
少し前にプリンチッチのレギュラーキュヴェより、ヤーコット2017も飲みましたが堪らなかったな。
そういえば1年前には神山町のワインバーで、プリンチッチのファヴォラ2016も飲んだな。
通年しっかりお世話になってたのねぇ。
てか『最近飲んだ自然派ワイン-30』の導入文なかなか味があって良いな。
それでは今回の導入と比較してみよう。
堕落とは、このことである。
・イタリア、カンパニア
・カンティーナ・ジャルディーノ
・ヴォルペ・ロッサ2020/コーダ・ディ・ヴォルペ・ロッサ100%
ボトルが汚れてるのはなんとなくやり過ごしてください。えがおえがお。( ◠‿◠ )
カンティーナ・ジャルディーノ、旨みの豊かなロゼワイン。2日間マセレーションしてるらしい。オーク樽熟成。
軽くて深いワインとはこのワインのこと。「『サマー・オブ・ロゼ』?なにそのくだらない遊び..」と夏にぴったりなロゼワインたちを突き放し、自分は秋口でも美味しく飲めることに誇りを持っていますね。
するりと喉を通りやがる上に、しっかり印象も残してくから唸ってしまう。穏やかなチェリーの甘みと酸味、ミネラル、複数の要素が一体となってがっしり。
非凡だなぁ。
あぁ、この褒め言葉いいですね。
非凡だなぁ。
明日から人に向けても使います!
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