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『史上最強の哲学入門』(著者:飲茶)「サルトル」を読んで。

こんにちは佐藤です。今日も飲茶さんの著書、
史上最強の哲学入門』を読んだ感想を書きます。
トップの写真は「サルトル」です。

1

 本書では30人の哲学者が紹介されています。
この30人を、毎回1人ずつを紹介しています。

第8回は「サルトル」(著:存在と無)
西暦1905年頃のフランス出身の哲学者です。

 サルトルは、おしゃれな恰好に身を包み、
パリ、サンジェルマン通りのカフェで、
若者との哲学議論に花を咲かせていたそうです。

2

 サルトルは、ヘーゲルとキルケゴールの
対立にこう提言した。「究極の真理を求める
進展を我々の手で進めてみようではないか!

 もう一つ、サルトルの大事な考えとして、
人間は自由の刑に処せられている
というのがあります。

 神は我々の生き方を決めてはくれない。
何をしても自由な代わりに、その全責任を
負わねばならない、という考えです。

3

 自分たちの手で真理を見つける、神が真理を
教えてくれるわけではない、この2つの考え方
を合わせて、サルトルは歴史にも関与します。

 資本主義を超える、理想の思想として、
マルクスの共産主義を有力視します。
そして革命や学生運動に駆り立てます。

 ソ連がロシアになったり、世界では社会主義が
敗北したように見えますが、行き過ぎた資本主義
に代わるものとして、社会主義の思想は、今、
大事なのではないかと思ったりします。
(現在、繊細なタイミングではありますが)

(596文字)


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