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青年海外協力隊の訓練体験記(45日目~65日目(最後)まで))


【2月25日】
生活技法。
鶏をさばく講義がないなぁと思っていたらここにあった。
選択制で、日本伝承遊びとか作動とか自転車メンテナンス、バイクメンテナンス、散発、鶏解体とかから2つ選ぶ。

もちろん、鶏解体を選択。
生きた鶏の首を切った。
鶏好きである以上、とてもよい経験をした。
肉を食べる者は、すべからく受けると良い研修である。

あと、レッスン5の準備のため忙しかった。
睡眠時間が減る。


【2月26日】
Lesson 5は芳しくなかった。
なんだかテンションも低いし。
この日の晩にわかったことだが、日曜日に風邪菌をもらっていたようだ。
風邪ひいていたのだ。
思いっきりの症状は、晩からでてきた。

Coccoのごみゼロ大作戦なるDVDを観た。
スーザンおすすめのDVDだ。
元気が出た。

その後、風呂にいったのだが、水風呂であることを忘れて片足をつっこんで、冷たくて、開き直って、泳いだ。
Coccoパワーのおかげだと思ったのだが、風邪のせいの変なテンションのせいかもしれないし、もしくは、この泳ぎで風邪を引いたのかもしれない。

ちなみに、DVDとか、本とかを繰り返しみたりするだろうか?
DVDとか映像に関しては、私はあまりしない。
同じDVDを10回以上みたことはない。
5回もないし、3回とかもないかもしれない。

ただし、漫画はよくある。
何度でも読み返す。
め組の大吾とか、昴とか、読み返して、パワーを得たものだ。
ゲームも繰り返しプレイしたものだ。何度でも。


【2月27日】
久しぶりの自習時間。
宿題をさっさと終わらせて、特に何もせずに21時過ぎに就寝。


【2月28日】
朝6時過ぎに起床。
たっぷり9時間ほど眠ったわけで。
体調も回復した。

JOCVのポータルシステムについて説明があった。
システムエンジニアを経験しているので、お茶の子さいさい


【2月29日】
今日は自習。
だけれど、理数科教師仲間のプレゼンリハーサルを聞いた。
感動的な実験なので、明日は成功することでしょう。

ジャグリング練習と卓球を楽しむ。
卓球は負けこんだ。
ミスが目立つ。球が返せない。練習が必要。練習相手も必要なわけで。

あと、シンペイなるゲームをやった。
3つ並べると勝ちってやつ。
けっこう面白いけど、すこしばかりとっつきにくい。
ちぃとルールが複雑。

それだったら立体4つ並べがシンプルで面白いと思う。

【3月1日】
語学交流会。
各国出身の方々がNTCに来て、いろいろと話をする。

国のメンバーによって対応が異なる。
部屋に飾り付けをして、歓迎するところ。
印刷して作った簡易国旗で歓迎するところ。
民族衣装とか着るところ。
民族衣装といえば、浴衣を持って着たらよかったなぁと思った。
寒いけど。
夜はヤスベエ。
早めに就寝。

【3月2日】
クバーラというマダガスカルのスポーツをする。
5人対5人のスポーツ。
公式なら審判も6人くらいいる。

鬼ごっこに近い。
川鬼に近い。
心理戦。
チームワーク、アイコンタクト。

体育館にガムテープとかで、コートを作るので、はがすのが大変。
はがしやすいテープがあると、すっごく便利だと思った。
次隊次以降は必須アイテムだと思う。
とはいっても、スポーツ好きじゃないと利用しないかもだけれど、

三角ベースにも使えるし。

あとはジャグリングしまくり。
4個投げるのがかなり難しい。
いまだできず。

【3月3日】
講座テスト。
過去問が出回っていたり、テスト範囲が明確なのでそれほど苦労しない。
点数が悪いと再テストがあるようだけれど。

実際に何人かは再テストになっているみたい。


パソコンのトラブルシューティングというか相談で時を過ごす。
ウェブカメラはどれを買ったらよいのか。
2つまでしぼれているんだけれど、どっちかで迷っている。
どっちも似たようなもので差がよくわからない。
好みです。

パソコンの動作が重くなっているんだけれどなぜなのか。どうしたらよいのか。
必要がなかったのでネットにずーっとつながなかったんだけれど、つなぐ必要なくてもつなぐべきか。
必要ないならつなぐべきではないと思うのだが、考え出すとふかそうだ。


システムエンジニアはすべからく、こういう生の声を聞くべきだ。

【3月4日】
最後の予防接種。破傷風。

特別行事のオリエンテーション。
皇太子殿下に会いに行くってのが特別行事。
(※令和の、天皇陛下です)

環境の自主講座。

猟師になります。
猟師が4人います。
漁場があります。
漁場には魚が16匹しかいません。
1シーズンに1回漁をします。
一度の漁で何匹魚をとってもOKです。
1シーズンで残った魚につき、1匹増えます。
どんなに増えても16匹を超えて増えることはできません。
1年間の漁獲高は?

魚をすべてとると、それ以降いなくなってしまうので、とれません。


ベストは、
猟師1人につき、魚を2匹とること。

そうすると、漁場には必ず16匹の魚がキープされる。

何がどう環境につながるかというと、乱獲の話。
魚でも森林でもなんでも。
極端に数が減ると戻るのに時間がかかり、長期的には損するよ、という話。

増える分しか採取しない、というのが鉄則。

現実的には、

よくよく観察しないと、「増える分」というのがわからない。
→ 鯨問題では、「増える分」の分析が異なっていて、決着がつかない。
長期的に損することがわかっていても、「今」でしか判断できない人の存在。
旅の恥はかき捨て的な、オレの場所じゃないので乱獲するという問題。
他の人が我慢しろ、オレはたくさんとる、という想像力欠如の問題。

【3月5日】
本日は語学自習。

理数科教師もLesson6を終えて、訓練の9割5分が終わるというところ。

卓球してバドミントン。
あとは班の動画作成のお手伝い。
あと、環境の自主講座について補足。

内容は、基本を教わる子供向けのもの。
なので、シンプルな条件で、シンプルに学習するのが目的。
参加型というのがミソ。

聞いて、見て、経験して、発見する。
これらによって、その知識を習得する。

ちょっと企画側になってみたいですねー。


今回の場合は、子供心マックスの私が、いたずら心で、場をかきまわしてみました。
1人2匹ずつとろう!という約束を反故にして、がさっと収穫。
案の定、ひどく批判されました。なにかが刺さるようで、心が痛いです。
いがっちは、おもしろがってくれてたような気もしますが。

ま、そういう人もいるだろうということで、そういうときの対応を考える必要があるとは思います。
たとえば、1人2匹を理解できていいなかったり、理解できた上で、自分の利益~って裏切ることもあるだろうし。
そうした場合に、どうやって発見してもらうかが重要かと。
知識を教えて(押し付けて)しまった時点で参加型の意味がうすくなってしまうから。

【3月6日】
語学自習。

12日の最終スピーチの準備。
ひたすら準備。あっという間に時間が過ぎた。

あと、班DVDの準備のお手伝い。
Windowsムービーメーカーを使うのだが、意外と使える。
これまでネットで探してひろってきたが、これで充分いけるなぁ。

【3月7日】
最終の語学テストをした。

あとは、地球のステージなる、音楽と映像の祭典。
すっごく良かった。
詳細は後日のべる。

連想したのは、、、

幸せの相互作用
先進国は本当に幸せか
→ミヒャエルエンデのモモという小説。
高度なおもちゃは自由度が少ない。ただのボールのほうが楽しい。
自由と隷従

スモーキーマウンテン
→ そこに産まれなくて良かったと心底思ってしまう環境でありながら、そこに住む人は幸せっぽい


【3月8日】
最終テクニカルワードテスト。
理数科教師の最後の難関(というほど難関ではないが)。

ボランティアスピリット意見交換会②
講座委員の汗と涙の結晶が、いま、ここに、かがやかん!
というほどのものでもないが、成功したように思う。


これまた、今後に詳細を書きたいが、連想したことは、、、

押し付け、責任、何がしたの?ボランティア。
村人の立場と世界観
上から目線
必要とされない?
村人の気持ちがわからない


あと、バスである人との会話にて、、
親のエゴと英才教育


仙台に向かって、利久にてディナー。
牛タン、めっちゃ旨い!
最高!

宿は天龍閣というところ。
朝飯付で6300円という安さ。
それでいて、40人以上の有名人が来ているようだ。
水前寺清子とか、そのへんの方がメイン。
でも、ロンブーのアツシとかもいたりした。

【3月10日】
特別行事。

皇太子殿下に接見だ。

6時半に二本松を出る。
で、11時前とかに到着。
接見時間は20分程度。
なにしろ120人いるから。

で、なんやかんやで15時くらいに帰路。
19時台に訓練所に帰宅という日程。


サービスエリアでの休憩が新鮮。
皇居のじゅうたんはふかふか。

【3月11日】
EPテスト。英語の基本テスト。
ライティング1時間を30分で終わらして退出し、自分の居室に戻って荷造り。
あとは12日スピーチの準備。

午後からは、いろいろオリエンテーション。
労働組合的なものとか。
班ミーティングもあったりして。


あと、ホワイトデーには退所してしまうので、前倒しバレンタインのお返し。
ケーキと白いバラで。

【3月12日】
朝8時までに荷物を体育館へ。

私はダンボール3箱。
さらに班のメンバーのものを3箱運んだ。

午前中は語学発表会。
合気道の一般紹介というトピックでスピーチを実施。
パワーポイント使いまくり。
高橋メソッドを使った。
英語なので、さすがにライトニングトークはできなかったけれど。
持ち時間は10分だし。
質疑応答が5分。


午後はオリエンテーションやら、講座やら。
社会還元手法という講座、ちょっと面白かった。

協力隊の体験を話しても、自分の伝えたいこととずれる場合があるとか。
気をつけましょう。

【3月13日】
スーツケースに残った荷物をつめていると、けっこうかさばり、パンパンに。
かばんをもうひとつ残しておけばよかったなぁ。

修了証書とケース、エンブレム、福島県のピンバッジなどがもらえる。
エンブレムはどこかで使うと聞いたけど、どこで使うんだろうか。忘れてしまった。

修了式はかなり眠かった。
前日というか、今週はずっと睡眠不足だったし。

修了式後の壮行会は、1時間しかないけれど、濃密。
料理も美味しいし、別れを惜しみたいし。歌は歌うし。写真はとるし、色紙は渡すし。
色紙とかはあらかじめ渡しておくのが吉かもしれない。
写真はあらかじめ撮っておいても、その場の雰囲気でさらに撮りたくなるのでアレだけれど。


そして、バスで二本松。
電車で郡山。郡山でお茶。その後、空港へ。
バスとか飛行機では居眠りしまくり。

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