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青年海外協力隊へ応募する際の志望動機

青年海外協力隊への応募として志望動機,青年海外協力隊への応募内容を赤裸々に公開する。

2007年春募集に応募したものだ。
久しぶりにA4サイズ2ページを手書きした。
昔からボールペン字口座を習おうかどうか何度迷ったことか。
個性的な字なので、審査する人は大変だろう。

応募用紙にちゃんと「手書きで書くこと」というような注意書きがあるのが親切だった。
これがなかったら確実にプリンタから打ち出していた。
なぜ手書きであることが必要なのか、いくつか理由は推測されるが、本当のところ、よくわからないが。

たぶん、今は手書きなんて必要ないだろう。たぶん。

さておき、内容は以下のとおり。

1.
(1)ボランティア活動に参加する動機、抱負について記述してください。

以前より青年海外協力隊に興味があり、説明会にて話を聞いたところ、私も参加できそうだと感じたことがきっかけです。もともと献血にもよく行き、骨髄バンクにも参加しており、人助けを行うほうです。私のできる範囲積極的に活動を行い、発展途上国の人たちの力になれたらよいと考えています。また、私自身の視野を広げ経験を積み、成長することも考えています。

(2)ご自身が考えるボランティア活動の意義、目的を記述してください。

ボランティア活動の意義は、発展途上国の人たちに対し、役に立つことを実施することと、通常ではありえない交流が行われることの2点です。この交流によって双方が成長することと、ボランティア活動の終了後においても、その内容が継続することが目的です。地球規模で考えた際に、微小であったとしても全体最適が行われていくことがベストだと考えています。

2.
①この職種を選択した理由

理数科の力を向上させることが、発展途上国全体の底上げになると考えています。特に数学が重要だと考えており、数学の担当を希望します。数学は、考えるための基本的な道具であり、かつ、考えることの訓練にもなり、あらゆる状況で役に立ちます。また、指導力を身につけ、帰国後も、数学教師として、日本の教育界に貢献したいと考えています。

②この職種に対するご自分の経験(実務等)、技術適合性(セールスポイント)を具体的に挙げ記述してください。

 理数科教師として、実務経験はありませんが、指導経験があります。大学生の時に、アルバイトですが、数学の家庭教師や個別指導の学習塾での講師を経験しています。5人の生徒をのべ4年間受けもちました。みな中学生で、志望の高校に合格しています。部活動を中心にがんばり、勉強になかなか身が入らない生徒もいましたが、よくほめることでやる気を出させるなど工夫しました。
 理数科とは異なりますが、指導経験として「プログラミング講義演習」にて、ティーチングアシスタントを1年半、院生の時に、勤めています。1クラスは、学部の1年生50名で、演習時の質疑応答や個別指導の対応を行います。各生徒で理解度が異なるため、一様に教えるのではく、その生徒がどのレベルかを判断し、その上で適切な指導を行いました。また、なるべく楽をしようと、すぐに答えを求める生徒もいましたが、自分で考えてもらえるよう、指導の仕方を工夫し、根気よく対応しました。この講義の最後に実施される生徒へのアンケートにおいて、「親切・ていねいな対応だった」などの高い評価を受けています。
 さらに他大学にて、「データベース演習」という講義の非常勤講師を半年間勤めています。2年生25人程度のクラスを2つ受け持ちました。生徒たちのパソコンスキルにとてもバラつきがあり、自分で先にすすむことができる優れた生徒もいれば、スペースキーやスクロールバーの使い方もままならない生徒もおり、大変苦労しました。各生徒のところをまわり、それぞれに適したスキルアップとなるよう、指導を行いました。
 以上のような経験をもっています。
 現在、システムエンジニアをしており、コンピュータ技術の重要性も理解しています。ただし、コンピュータ技術は、基本となる論理的な思考が備わっていないと、その扱いにたくさんの時間を要します。論理的な思考は数学によって培われます。こういった数学の重要性や、その発展性・応用性を理解しています。このような知識は、理数科教師の資質の1つになると考えています。
 もともと幼少のころより、数学・理科が好きで、科学に対する好奇心もあります。小学生の時は、学研の雑誌をとっており、付録についている実験をよく行いました。中学生では、図書館によく行き、詳しく理解できなくても、ニュートンという雑誌を読むことが好きでした。こういった、教える対象が好きである、面白く感じている、ということも教師の重要な資質の1つです。
 趣味の範囲にはなりますが、レクリエーションや、イベントの企画をよく行います。参加者にいかに楽しんでもらえるか、全員が楽しめるかなどを考え、ルールや方法を考えます。ゲーム的な要素を取り入れて、楽しみながら勉強できる授業も行いたいと考えています。
 大きな企業で4年間勤めており、基本的なビジネススキルや、ビジネスメソッドを身につけています。ビジネススキルは、現地での同僚に伝え、実践してもらうことで、学校の成長につなげられると考えています。現地では、使える資源が限られていると聞きますが、発想法や分析手法により、できることを考えだし、検討し、効果的な授業を実施できると考えています。

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