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受講者からの質問になんだか揺さぶられて、色々考えてしまった話

みなさんこんにちは!スタンス古田です。

対面研修が完全に復活し、対面ならではの臨場感を肌で感じています。
ありがたや~。
対面研修ってやっぱり臨場感というかライブ感というか、その場に合わせて別の話をし、それに共感を頂いたりするとこの仕事の醍醐味を感じてしまいます。
そんな中、今回はある研修の受講者から頂いた、研修後に質問が心にどうも引っかかり、少し言語化したいと思っています。

さ、今回も気にせず行くぞ~!
テッテレー!

▼ある受講者の方からの質問

研修終了後、受講者の方からこのような質問を受けました。

メンバーに寄り添って対話をしながら進めているつもりだけど、そのメンバーからはアイディアとか意思とか感じ取れず、結局僕が決めて前に進めてしまいます。それって、昨今言われているマネジメントスタイルとして逆行しているかもしれないんですが、古田さんはどう思いますか?

Hさんからのご質問

もしかしたらこの方だけではなく、多くの方がこのようなジレンマを抱えながら仕事をしているのかもしれません。本当はいろいろ言いたいし自分の思った通り進めたいけど…。

▼根底にあるのは2つ
①なんでもかんでもハラスメント と ②伴走スタイルの流行

ここで私が真っ先に浮かんだのがこの2つの社会的な流れ。

①なんでもかんでもハラスメント
大前提で、ハラスメントは絶対にNGです。当たり前のことです。
ただ、ただですね、最近の世の中、何でもかんでもとってつけて、ハラスメント言い過ぎ&ビビりすぎ。
ちゃんと見ている人は見ているし、わかる人はわかる。

テレビやネットの話とか気にするな。
煽ってなんぼの奴らの声に、耳を傾けるな。


駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

「自分の感受性くらい」茨木のり子 より 一部抜粋 

と、いうことでHさん、お互い自分に厳しく、そして自分の感受性くらい守っていきましょう。

②伴走スタイルの流行
1on1から端を発したこの寄り添うスタイル。
問を立てて、本人に考えさせ、本人に答えてもらう。
一見それはとても綺麗で理想的な姿なんだけど、残念なことに本人の中に解が無いなら無いよ、やっぱり。
解が無いなか、問いを並べて無限ループに陥っていないか?
そして、過保護すぎやしないか?
なんでもかんでも寄り添えばいいってもんでもなかろうに。

こういう方々に向けてどのようなことが必要なのか。それは時間がかかるし根気のいることなんだけど、僕なりの答えは持っています。
それはまた今度。

▼僕の回答

与えられたリソースの中で結果を出すために、その判断は正しいと思うので、ブレずに進めてはいかがでしょうか。
はっきり言えば、問うても引き出しの中に答えを持っていない方から出すのは難しいですよ。残念ながら、何も無い人の中に何かを求めても、無いものは無い。
そこをHさんが見定めているのであれば、その判断は正しいと思います。

ただ、今後に向けて2点。

一つは、Hさんの決断や行動を見て、周囲は影響を受けるはず。たぶんその方はHさんからポジティブな風を感じるはずだから、その行動変化に期待しましょう。だから、”見られている”という意識を忘れないでほしい。

もう一つは、仮にその方にアイディアや意思が無くても、何か強みを見出ししそれを認めてあげてほしい。例えば、
・与えられた仕事を正確に行うことができる
・与えられた仕事を期日通りに行うことができる
・仕事に向き合う姿勢が真っすぐで誠実だ
・どんなに面倒くさいことでも、最後までやり切っている
とか。
これでも十分な強みだと思います。高い評価はできないかもしれないけど、それを認め、それに合わせた仕事を与えることが、多様性を活かす、と捉えることができるかもしれませんね。

是非、頑張ってください。

古田聡 てへ

何が正解かわかりませんが、僕はこのように伝えました。

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