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企業研修に携わっている私が、企業の人材育成担当者に思うこと

みなさんこんにちは!スタンス古田です。
もう暦は秋ですが、暑い日が続きますね。本当に冬が来るのかいな、と思ってしまいます。

さて、今回はかなり攻めた内容だと、個人的には思っています。
普段僕らは、企業の人材育成/研修担当者に向けて提案、そして研修を実施させて頂いています。今まで本当に多くの方にお会いし、仕事してきました。うれしい体験も悔しいこともありました。
これらの経験の中で、はっきり言ってこれはどうなのよ?ということを言語化したいと思います。
さ、今回も気にせずいくぞ~!
テッテレ~!

▼とりあえず提案してくださいって、なによ

うがった見方をしてしまい恐縮ですが、弊社がどんな提案をし、どのくらいの金額感なのかを探っているようなご依頼が続きました。これは声を大にして言いたいのですが、僕らは1社1社、ご縁だと思ってそれに感謝し、提案だって相当時間かけているんです。普通だったら、提案があって当たり前、出してもらって当然、と思っているかもしれませんが、そこもタダだとは思ってほしくないです。ビジネスのカミシモの構造は変わらないのはわかっています。我々に謙虚さは必要であれど、ただ、お互いリスペクトと配慮があってのビジネスではないでしょうか。

▼きれいな言葉を並べておきながら最後にちゃぶ台ひっくり返すって、なにさ

・古田さんにお願いしたいです!
・貴社(弊社ね)と一緒に育成から会社を変えたいんです!
・上司には任せられているので大丈夫です!
とか言いながら、最後の最後でやはり別会社さんに…って。
失注理由を聞くと、言っていることと違うじゃん、と思ったり。なんだかなーって感じです。
僕らは、提案でのプロセスにおいて、ご担当の方々の”思い”に何とか応えようと、まだまだ未熟ですが頑張っているつもりではいます。しかし、こういう期待値を上げておきながら最後に落とされると、正直不信感しか沸かないのです。フィードバックは一応あるのですが、お客さんの内部でどのような話があったのか、事実はわかりませんし、それを知ることが正義だとも思いません。見方の違いかもしれませんが、こちらからするととてもじゃないけど信用できません。そういう会社に大体書いてあるのが、”信”というキーワード。HPにフツーに書いてあって、ぜんぶ嘘じゃん、と鼻で笑っちゃいます。

勘違いしてほしくないのは、コンペで負けることに不満を述べている訳ではありません。健全な勝負があって磨かれて行くわけですから。
例え不条理なことがあっても、そういったことも含んだ中に筋が通る説明がちゃんとあって、僕らに対するフィードバックも適切に存在し、また時間が経ったら相談をしていただける(そして、実際にある)、そのようなスタンスであれば全然問題ないんですけどね。

▼育成に”思い”や”気持ち”が入っていないと、もはやどうしようもない

これもよくあるのですが、人材育成に対して思いがなく、仕事として研修しなければならないので何かありませんか?的な感じで相談をされます。
実は、一番萎えるのがこのパターン。
育成に限らずどんな仕事でもそうだと思いますが、突き詰めることって、結構難しいんですよ。その気持ちがわかるからこそ、お力になりたいと思うんですわ。なんとかしなければならないけど言語化できていない、明文化できていない、それでもいいんです、お気持ちがあれば。ヒアリングして、僕らも一緒に考えて。そしてお客様にフィットする言語化が出来、構成ストーリーが流れたら、エキサイティングで最高だと思うんですよね。

しかし、
担当する方に育成に対する”思い”が無ければ、出るもの出ません

思いがあればその思いに共感し、僕らもできる限りの努力をするつもりでいます。その思いがなく、ただ上司から言われたから、研修をやらなければならないから、ということが背景だと、なかなか僕らが価値発揮をすることは難しいです。
これは、同業他社のベンダーも心底は同じ思いだと思います。



あーぁ、書いちゃった・・・(汗
何かいちゃってんの!?という声が聞こえそうですが、これは研修や育成に携わっている多くの方(受注者側)が長年思っていたことではないでしょうか。こういう声や思いを持っている人がいる、ということを少しでも知ってもらえたらうれしいです。
もちろん、研修ベンダーや研修講師のまずいところ、弊社も至らない部分もあるので、これは改めて書きたいと思います。

世の中が大きく変わり、研修の方法も幾通りも選択できるようになりました。お客さまが僕らが選ぶように、僕らも常に力を蓄え、僭越ながらお客さまを選ぶことができる、そうあるべきだと思います。
選び選ばれる関係で、お互ハッピーになれるように。

そして我々は今、素晴らしいお客さまとご縁を頂いていることに心から感謝しています。

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