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SDGsを盾にサービスを縮小することは大切なものを失うことにならないのか?|vol.233

何かとSDGsを出すことで
世の中の理解を得られると思ったら
それは間違いではないでしょうか

SDGsを理由に
一方的にサービスが減る

小さいかもしれませんが
ショッキングな出来事を
私なりに考えてみました

今日はそんなお話しです


筆者は大分市で
ITプロモーション業をやっています
ロックスカンパニー久保田哲と言います
最後までよろしくお付き合いください


ある日の銀行での出来事


今日は弊社の給料日

今月もスタッフの皆さんに
感謝を述べつつ
給料処理をしております

銀行に行きました
窓口に着くと窓口業務の方から
こんな言葉が出てきました

2022年9月30日(金)をもちまして
現金サービス袋の交付および
ATMコーナーへの設置を
終了させていただくこととなりました

ホームページを見ると

当行では紙資源の使用量削減等により
持続可能な社会の実現をめざす
取り組みを実践しております。

またSDGsです

なにかSDGsを盾にすれば
利用者の合意を得られやすいとでも
思っているのでしょうか?

他県の銀行では
既におこなっている銀行もあり

地銀としてやらざる得ないことも
理解できますが。。。


中小零細企業の私が給料日に行う大切な儀式


弊社は少数精鋭のため
給料は現金支給です

そして封筒の中に一人一人にむけた
お手紙を書いて同封しています

毎月の給料日には
全てのスタッフの顔を思い出し
ありがとうの思いも込めて
手紙を書く時間に充てています

そして月1回銀行に行き
情報収集もおこなっています

銀行のポスターやお知らせ
金融商品や為替など

時には監視カメラの数や角度を見たり
コロナ対策などにも気づきがあります

窓口のお姉さんとの会話も
楽しいものです

毎月の給料日のルーティーンは
この12年間変わっていません


今回の現金袋の廃止は
大手企業には小さいことかもしれませんが

私たち中小零細企業には
大きな意味があります

袋が惜しいのではなく
一方的に利便性を廃止したことが

大きく私のルーティーンを
変えることになると感じたからです


残念ですが

いずれにしろ
時間をかけて銀行に行く意味を
あまり感じられなく

来月からいよいよ振り込みに
転換するを検討しています

SDGsももちろん大切でしょう

しかし
同銀行間での振込手数料を取られ
お昼の時間の窓口業務の停止など

ここまでお客様の利便性を奪うことは
果たして生き残りに
影響しないものでしょうか


コスト削減であれば有料化すればいいことではないか


ホームページで滋賀銀行さんの
同じ取り組みに対し年間1500万円の
コスト削減につながるとの
インタビュー記事を見ました

SDGsが建前で
コスト削減が本音なら

レジ袋同様
現金袋の有料化を
選択肢に盛り込んで欲しいものです


お客様にSDGsを
理解していただきたいのであれば

賛同できる方はそうすればよろしいし
欲しい方は有料でよろしいかと思います

お客様に選択肢がないのが
一番まずいと思いますが
いかがなもんですかねぇ


10年後なくなる職業の中に
銀行の融資係と窓口業務
との記載をよく見ます

これはもしかしたら
AIなどのハイテクで必要とされないのではなく

過度なサービス削減により
呆れられることで

自身の首を自分で占める結果において

世の中から必要とされなくなるから
なくなるのかもしれません


デジタルの利便性は
人と人のコミュニケートを奪う

オンラインペイが加速することは
間接的に人間同士のコミュニケーションの
回数が減ることです

ひと昔の現金のみの時代
銀行に行き窓口の方とコミュニケーションし
現金を下ろす

すべての支払いも
相手が目の前にいて
何らかのコミュニケーションがあり
支払いを済ます

これらが
オンラインサービスの進化で

人と人とのコミュニケーションの回数が
明らかに減っています

デジタルは便利ではありますが
しゃべる機会が減るのは
寂しいものです


敗戦から死にも狂いで
体と頭を使って日本を立て直し

気持ちの裕福さと満腹さを満たしてくれた
我々の先人は

相手の裕福度を常に考えて
言葉を交わし
商売をしてきたはずです


SNSもしかり

相手の顔が見えずに
スマフォのテキストで会話をした気分になる

実際の会話で伝わることの
数分の一だと自覚をし

利用することが大切だと
改めて感じさせられました


それにしても
銀行の親分に言いたい!

男気を持って
「俺はSDGsが全て正しいと思わない」
と声を大きくしてくれる

地方銀行の頭取が現れることを
期待いたします


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