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IT業界のインフレ|値上げは必要か?|vol.349

ハイパーインフレは
我々中小企業にも大きく影響します

私たちIT業界にも仕入れはあります
電気代や代行しているサービスなど

値上げが相次いでいます

IT業界も一見
仕入れがない世界と言われていますが
そんなことはありません

インフレが続くと
我々の業界はどうなっていくのでしょうか

今日はインフレについて
感じたことを書きます

筆者は大分市で
ITプロモーション業をやっています
ロックスカンパニー久保田哲と言います
最後までよろしくお付き合いください

▼久保田のプロフィール


ハイパーインフレ


ここにきて値上げラッシュの報道が
後を絶ちません

原材料の値上げであれば
しょうがないと思いますが

先日ホテルの宴会をした際に
利用料が倍になっていたことが判明

便乗値上げがいろいろと
明らかになってきました


ホテルの値上げは
先日2年ぶりに開催した
15名ほどの会食の懇親会

2年前までは同ホテルで行ってきた
懇親会は

会場費・食事代も含め
ひとり7,000程度だったのに対し

今回はひとり13,000円の
見積もりが来ました

料理の内容などは
印象的にほぼ変わらず

特に趣向をこらしたことも
行っていません

なのに
サービス料を含め
ほぼ倍の値上がり

必然的に会費に跳ね返ってきます



遠方からきた参加者は
宿泊も同時に依頼しますが

宿泊費も平均7〜8,000円だったのが
14,000〜15,000へと
値上がりしているのが判明

全国旅行支援で高くとっても
割引で宿泊が埋まるせいか

完全に便乗値上げではないかと
見な口々に噂しています


海外渡航者(インバウンド)から見れば
円安の日本はさまざまなものが安い
という印象で値上げもやむなしと考えますが

国内利用者にしてみれば
いい印象は残りません

インフレが続き
全国旅行支援が終わった場合
日本の宿泊業はどうなるんでしょうか


インフレとはそもそも
みんなが欲しい量より商品が少なくなると
値段は上がりお金の価値が下がることを指します

普通インフレの原因は景気が良くなること

景気がいいとモノがよく売れて
需要が供給を上回り
モノの値段が上がります


インフレが急激に進むと
モノが売れなくなります

急激にモノの値段が上がっても
急激に給料が上がらないからです

したがって買う人の生活は
苦しくなります


ホテルなど宿泊需要のある間は
値段設定は好き放題

しかしそのうち宿泊需要が下がり
値下げ合戦になります


一見値下げは良さそうに見えますが
モノの値段が下がると
働く人の給料が上がらず収入が増えません

したがって
ますますモノが売れなくなります

これがいわゆる
「デフレスパイラル」


インフレはいいことですが
急激なインフレはダメです

企業が好景気について行かず
従業員の賃金アップに対応できないからです

我々地方中小企業は
影響を受けるのに1〜2年の
時差があると言われています


バブルがはじけた時もそうでした

景気が悪くなったと感じたのは
当時3年後ぐらいだったと記憶しています

インフレも同じく
時差があるので

今の宿泊施設等の急激な値上げは
消費者がついていけず
またデフレを迎える気がします


われわれIT業にも
便乗値上げをする企業があります

いつの間にか
値上げをされているサービス

エネルギーの高騰で電気代が上がると
携帯料金も値上げをします

これらの値上げは
私たちにも関係があります

弊社も会社を維持していくために
さまざまなものが値上げされていますので

価格を見直さなければならない時に
きているのかもしれません


しかし日々
考えなければならないことは

いいサービスを作り
誰かのために役立つ仕事を
常に追求することだと
思い続けることかもしれません


値上げは簡単ですが
値上げに相当するサービスを

ちゃんと提供できているかを
まずは考えていく必要があります

政府や日銀の動向に注目し
良いインフレが続くことを
心から願います

それでは





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