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#2「白いカラス」と「グリット」

まず「グリット」と言う、この言葉を知ってる人は少なくないかもしれない。

僕が知ったのは、6年前くらいだ。

意味は「困難にあっても挫けない闘志」「気概」「気骨」などの意味を表す。

やり抜く力、なんとかする力は社会的に成功する為に必要不可欠な要素の一つだと思います。

僕が初めて習ったスタジオは、ダンス以外に礼節や所作、先輩後輩関係にとにかく厳しく、ダンス以外の事も凄く注意してもらいました。

それとは別に先生の言うことが絶対だった。

「白いカラス」だ。

この言葉は業界用語か、はたまた僕のいたスタジオ用語かはさておき、暗黙の了解な所がありました。


「白いカラス」と言う意味は、あり得ない事もありと言う事だ。

一般では黒いカラスが常識だし普通だが、先生がカラスは白と言ったら黒いカラスも白になる。

「白いカラス」が飛ぶ時は先生の言っている事が常識になり、そこに答える返事は一つ。


「はい!」


僕はこの環境を良いとは思っていないが、「白いカラス」と「グリット」と言う二つの要員から学んだ事は沢山ある。

やり抜く力で目の前の課題を達成する為に、際限なく時間と体力を注ぐのだがこれだけだと、球種がストレートだ。

ダンスと礼儀作法を学び続けても、現場に出れば様々な環境、人、課題があり、それこそ「白いカラス」の集合体だ。

絶対では無いがダンサーとして様々な仕事をしてる人の方が、応用力や、解決能力がメンタル面も含めて強いように感じます。

ここで絶対なのは、決してダンサーとしてどちらが上かと言う話ではないのです。

両方学んでいった方が損がないと思います。

「白いカラス」からはダンススキルは学べません。

むしろ少し邪魔になるくらいかも、、、

ただ、この経験に対してメンタル面でいなせたり、目の前の問題事をシンプルにする作業の仕方を、自分の中で構築していくと、現場に入った時に周りに揺さぶられにくくなります。

今夢中になっている事を仕事に繋げていきたい時、上手くいかない要因が周りにある時もあると思います、「グリット」で前へ前へと前進して複雑な状況、問題を順序立ててシンプルにする力を養うと3年後か5年後くらいに、今の経験が味方をしてくれると思います。



白いカラスを乗りこなし、いつでも自分を励ましてくれるのは過去の自分。

未来の自分を励ます為に今日も一歩、前に進めたらと思います。



最後まで読んで頂き、ありがとうございました。





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