見出し画像

ドローンの教科書 徹底解説「リポバッテリーの出力特性」

こんばんは、尾張一宮ドローンサークルのさとぴかです。

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

今回は7-3の解説となりますが、その前に少しここまでお話しした内容を整理していきたいと思います。

それくらいドローンのバッテリーの取り扱いは注意が必要です。


ドローンの飛行を支えている最も大きなパーツとなるのが「バッテリー」です。
 
現在、ドローンのバッテリーで主に使用されている「リポバッテリー」は、小型でありながらパワフルな電力を出力できるというメリットがある反面、取り扱い方が難しいデリケートな電池とも言えます。
 
使用方法を間違えれば、重大な事故を引き起こす原因にもなりかねませんので、これからドローンを飛行させる際には、これらの知識も知っておきましょう。

バッテリーには様々な種類がありますが、ドローンのバッテリーとして主に使用されているのが「リチウムポリマーバッテリー(通称:リポバッテリー)」というものです。
 
リポバッテリーの電解質はゲル状でできており、同じ重さのバッテリーの中でも最もエネルギー密度が高く、圧倒的な大容量、大出力、かつ軽量という特徴を持っています。
 
携帯電話やスマホに使用されるバッテリーは「リチウムイオンバッテリー」というもので、基本的に2つは同じ構造であり、電解質が液体か、リポバッテリーのゲル状かによって異なります。
 
このリポバッテリーやリチウムイオンバッテリーは、自己放電が少なく、メモリー効果(充電すると容量が減る)がない上に、前述のような軽量、かつ大きな「出力」を得ることができるため、現在では様々な場面で利用されています。
 
今回の本題は「出力」についてのお話しです。

ドローンの教科書標準テキスト69ページ

持っていない方は、こちらをご覧ください。

7-3 「リポバッテリーの出力特性」

ドローンを飛行させる上で気をつけなければならないのは墜落事故です。 

さまざまな原因がありますが、
その1つはリポバッテリーと言われています。
エネルギーを一度に大量に出力できる点がリポバッテリーの強みですが、バッテリー容量が減ってしまい電圧が低下すると急激に出力が弱まります。

そうすると突然墜落を起こしてしまうため、バッテリー状況は常に意識しなければなりません

リポバッテリーに限らず、「電池」という物は充電が減っていくと僅かに電圧が下がります。

つまりバッテリーの容量が減ってくると、力が弱くなります。

例えば、電池で動く時計は、電池が切れかけると徐々に時計が遅れていって、最終的には止まってしまいます。

ここから先は

225字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?