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「学問のすすめ」読書感想、もう一つの「学びかた」とはなにか

「自己成長」を意識しながら日々生活しているなかで、「学問とはなんぞや」と考えていて出会った本です。

もう一つの学びかたとは

一つ目の学び方は、普段僕が実践している「インプット→アウトプット」という方法です。自分の「こうなりたい」「これがしたい」を実現させたるために、インプットをするだけではなく「書く」「話す」「実践する」といったアウトプットを意識しています。

もう一つの学び方は、「今この瞬間にしていること」全てを「学問」と考える方法です。家事、仕事、遊び、読書、会話、などの日常を「学ぶ」という姿勢で取り組むと、これまで意識していなかったことにも「気づき」が生まれ「学び」を得ることができます。

二つの学び方→ハイブリッド

一つ目の学び方は、棚の上の「学問」をとってきてインプットするイメージ。もう一つの学び方は「学ぶ姿勢」で日常生活の中に「学問」を見出すイメージでしょうか。

前者は「学ぶ時間をつくる」ことで、後者は「学びの姿勢で生活する」ことと言い換えられそうです。「学ぶ」ことで自己成長がしたい僕は、直感的に「学びの姿勢で生活する」ことも「学問」だと納得できました。両方を取り入れるためにハイブリッドして「目が覚めている間は、全てが学びの時間」と考えればいい、ということになります。実に素晴らしいアイデアです。(自画自賛)

現代にも充分通用することが多かった

福沢先生は、「人が愚かだと国も愚かになる」といったことを述べておられます。国を「会社」に置き換えると、時代の変化の中で会社が生き残っていくためには、まず会社の成長が欠かせません。そのためには社員一人ひとりが学び、権理を主張し、議論を深めることで会社を改善していく必要があります。国の行く末を憂いた福沢先生の教えは、現在の会社の経営姿勢や、会社員の働き方についても充分な教訓となりえます。

人生での幸福感を得るためのヒント

「人は平等であるはずなのに何か差があるよね。これは学ぶものと学ばざるものの差なんだよ」(ざっくり)と初編に述べられていますが、僕は「同じ人間なのに幸福感の高さって所得に関係なく差があるようだけど、これは学びと関係あるのではないか」と現代風に解釈しました。学び、成長することで主体性を高め、自らの人生を選択していく。そうした行動自体が自らの幸福感を高めていくのではないかと思い至りました。



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