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「広報」について

Tverで久しぶりにドラマ「空飛ぶ広報室」を見た。

原作も読んでいて、ドラマもずっと見ていた。

改めて見ると第1話で綾野剛演じる元戦闘機パイロットの広報官・空井大祐が、新垣結衣演じる航空自衛隊を取材するTV局ディレクター・稲葉リカに対して言った

「稲葉さんのためのための広報官になるところからはじめようと思います」

の言葉が強く印象に残った。

第2回以降、空井が航空自衛隊を分かってもらおうと伝える姿に、ふと「広報」の仕事について色々と思い返してしまった。

特に、プロ野球の広報について。

以前はメディアとの調整役という印象が強かったけれど、

近年は情報発信も大きな仕事になっている。

新聞記者から球団広報に転じる人も多いと聞く。

その代表格が千葉ロッテ広報の梶原紀章さん。

以前、球団公式Youtubeの「広報カメラ」について取材した。

このときに一番印象に残ったのは

「これからは球団がSNSを通して発信しない生き残れない」という言葉。

その言葉がどうしても頭に引っ掛かり、翌年春には梶原さんの「広報術」について話を聞いた。

「2月のキャンプは見本市」「プロ野球において監督は看板」

「野球は一番文学的なスポーツ」「答えが見つからない、ブラックホールのようなもの」

「人間を伝える」…。

今改めて読み返すと、ハッとさせられる言葉が多い。

この時、原稿に書けなかった(書かなかった?)話として

「球団広報は選手やメディアから嫌われる覚悟も必要」というものがあった。

他にも雑談の中で「『球団広報になりたいです』という学生からの問い合わせもあるんじゃないんですか?」と聞いたとき、

「大学を出てすぐは難しいと思う。社会経験を積んでからじゃないと」と言っていたのも記憶に残っている。

梶原さんは「答えが見つからない、ブラックホールのようなもの」と表現していたが、

日本ハム球団広報の高山通史さんは自身のコラムで「グレーゾーン」と言っていた。

何を持って正解なのか…そんな広報の葛藤はずっと続くのだろうと感じる。

「広報」と言えば僕が小学校低学年の頃、

熱狂的な野球好きだった僕に父はこう言ったことがある。

「そんなに好きなら将来、プロ野球の球団広報になれよ」

当時はその意味は分からなかった。

でも、大人になってその意味は何となく理解できた。

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photographer/writer/写真展「グラウンドの主役たち」(2016年1月から毎年アオーレ長岡で開催)/新潟高校野球展望号/ベースボール神奈川/月刊高校野球CHARGE!/報知高校野球/Standard新潟/新潟野球ドットコム/球通ベースボールクラブ/松坂世代/
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