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日常と狂気のコントラスト

およそ3ヶ月ぶりの記事になってしまいましたが、テレビやらなんやらを楽しんでおりましたので、何事もなかったかのように記録をしていきたいと思います。

『設楽統の妄想ドキュメンタリー 〜ニューヨーク編〜』(2019年10月5日 放送 / テレビ朝日)

10月のテレビで印象的だったのは、『設楽統の妄想ドキュメンタリー 〜ニューヨーク編〜』。バナナマン設楽さんがニューヨークを観光しながら、「ミニコント」感覚でフェイクドキュメンタリーを撮影していく番組です。

ノリでコントするという「遊び」が番組になる。しかも、その番組ではコント師 設楽統の魅力がひたすらに垂れ流されている。ひとりのタレントで番組が成立するのって有吉さんやマツコさんくらいな気がしますが、その実績をよりディープに実現した痛快さがありました。

飄々と、素知らぬ顔で役になり切り、ちょっと不思議な世界を描き出す。バナナマンのコントで描かれるような狂気も感じました。

『安住紳一郎と2019年上半期のTBS』(2019年7月5日 放送 / TBS)

日常と狂気のコントラストが際立って面白かったのが『安住紳一郎と2019年上半期のTBS』です。タイトルのとおり、2019年上半期にTBSで放送された番組を安住アナウンサーが振り返る内容、なのですが。

平成最後の生放送の司会を自身が務めた VTR を振り返り検証。ゲストへのコメント振りも終えてしまいラスト24秒が中途半端に残ってしまったピンチの展開。この場面をアドリブでつなぎ、見事に自然で美しいエンディングにもっていったアナウンス技術を、女性アナウンサー3名に向けてコマ送りで力説する姿は、狂気そのものでした。

そのほかにも、「令和」の発音アクセントが各局のアナウンス部でどのように扱われ、現在の「れ↑い→わ↓」に落ち着いたのかという変遷をホワイトボードを駆使してプレゼン。偏執的なアナウンス愛ともとれる狂気の演説は、まさに「職人の業」だなと感じました。

突き抜けた「タレント」が生む、えもいわれぬおかしさを味わえた素晴らしいふた番組でした。

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89年生まれのデザイナー。テレビ、音楽、インターネットが好きです。
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