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コラム 雨具装着のタイミングは「いつ!?」

雨具装着のタイミングは「いつ!?」

今回はどうでもいい話です!
ガイドにとってはあんまり役立たない内容です
一般登山者にとってはためになるかも?


コラム 雨具装着のタイミングは「いつ!?」
〜貴方の悩みを解決します〜



1雨具装着のタイミングについて

登山において、毎回悩んでしまうことの一つに
雨がパラパラ落ちて来た際、どの時点で雨具を
装着するべきかという点です
雨具装着のタイミングについてです

例えばザーザー雨が降り始めた場合、濡れるの
が嫌なのですぐに装着します
ここは悩みません

しかし、雨がパラパラ落ちてきた場合において
は、一般登山者は悩んでしまいます
どのように悩むかというと
「今すぐ装着するべきか?」

「もう少し待つべきか?」
毎回これで悩んでしまいます



2「なぜ、悩んでしまうのか?」

なぜ悩んでしまうのか?を検討してみると

<悩む理由ベスト3>(自分調べ)
1位 「すぐ晴れるだろう」と願っているため
2位 「装着するのが面倒くさい」
3位  装着後「蒸れるのが嫌だ」

この3つが最大の理由です

要するに、登山者の多くはできれば雨具を装着
することを嫌がっているのです



3「なぜ、雨具装着が嫌なのか?」

雨具を装着すると、蒸れるからです
ゴアテックス等の透湿性(汗を外に発散させる)
素材であってもかなり蒸れます
蒸れるとインナーが濡れます
要するにパラパラの雨の場合、雨具を装着して
もしなくても濡れてしまうからです

雨で濡れるか?汗で蒸れるか?のどちらかです
快適でなくなるから嫌なのです
そこで「できれば装着したくないのです!」




4追加の考察

上記を元に考えた場合

1位の「すぐ晴れるだろう」と願っていて
いる場合、もし晴れない場合はあきらめがつき
ますが、登山よくあるあるで
「雨具を装着したら晴れるケースがまれにあり
ます」
そのまれにあるケースとなった場合は濡れずに、
蒸れずに登山を継続でき、勝利なのです

「装着しなくてよかった、快適」となります

いわゆるギャンブル(賭け)に勝ったわけです
その出来事は自分にも他人にも誇らしくなりま

話がそれますが、私のガイド人生においての
データによれば
・ギャンブル性がある人
・リーダーシップ(権力がある人)
・自分に自信があり決断力がある人

いわゆる企業経営者は出来るだけ装着しない
行動をします


2位の装着するのが面倒くさいについて説明す
ると、まずは大量の荷物が詰め込められている
ザックから雨具を取り出すのが面倒くさいです
さらにそれを着る(装着)する行為そのものも
面倒くさいです

例えば
・雨具を取り出す場合や装着する場合、それな
 りの邪魔にならない場所を探さなくてはいけ
 ません
 できればザックを下ろせる場所、自分が腰を
 下ろせる場所があると便利なため、それを見
 つけなくてはいけません
 (登山道上でそのような場所はそうそう見つ
 かりません)

・雨具を取り出し、ズボンを足に通す場合には
 それまでぬかるみ等で泥だらけの登山靴のま
 まのため、その時点で雨具の内側は泥だらけ
 になります
 解決策としてコンビニ袋を片足にかぶせ、そ
 のまま足を通す戦略を実行しますが、それで
 もコンビニ袋は泥だらけになります
 さらに、片足立はバランス保持が難しく、よ
 く手をついてしまったり、転倒してしまいま
 す。そうなった場合は手にも泥がついてしま
 います(最悪)

 私のデータによれば、腰掛場所がない場合高
 齢者はほとんどこのような状況になります

3位の装着しても蒸れてしまうについて説明す
ると特に登りにおいては汗を大量にかきます
その中でいくら透湿性があるといっても汗を書
き続けるため蒸れます
そもそも透湿性を実感できません
(山頂・休憩等で汗が少ない場合は効果を実感)
装着しても蒸れるため衣類は濡れてしまいます

 「そこで登山者は悩んでしまいます」



5悩みを少なくするために

貴方が少しでも悩むを少なくするために必要な
ことを紹介します

・「晴れるだろう」と願っても晴れないケースが
 ほとんどです
 確かに山の天気は変わりやすいですが晴れて
 も一瞬だけであり、長期的・中期的には雨が
 降ります
 晴れて勝利した経験は「たまたま」です
 確率的に雨が降り続けることが多いです
 ですから願ってもしょうがありません

・ザックからの取り出しが面倒くさいについて
 はその日に雨が降る予想があらかじめ分かる
 ので初めから取り出しやすい場所に入れてお
 くことが重要です

・装着の際の泥問題については素直に諦めまし
 ょう。泥は洗えば落ちます
 そもそも雨具装着後は洗って干すことが必要
 です

・「蒸れ」については汗をかかない訳にはいき
 ませんので、こまめに胸のファスナーを開け
 るなどたえず空気を入れ替える努力をしまし
 ょう。この行為で多少解決できます
 (快適になります)



6結論

 私がオススメする結論は
 雨具装着のタイミングは「悩んだ時点」と
 なります

 要するに「悩んだらすぐに装着です」

 これでバッチリです!



7ガイドからのアドバイス

 最後にガイドからのアドバイスを紹介します

・ケース1
 ガイド同行の場合、もしくは近くにガイドら
 しき人物がいた場合
 そのガイドが雨具を装着したタイミングが貴
 方も装着するタイミングです

(解説)
ガイドはあらかじめその日の天候について
情報を収集しています
その雨が長引くのか、短時間なのか判断でき
ています
又、進行方向に対し、風や雲の動きについて
たえず観察しています(観天望気)
スマホ等での雨雲レーダーによる画像や予測、
現地での観天望気により天候を把握して判断
しています


・ケース2
 ガイドなしのソロやグループ登山においては
 スマホや時計のコンパス機能から方位(西)
 の方向を把握します
 (貴方の進行方向に対し西はどちらか知る)
 国内では概ね天気は西から東へ移動します
 西に雨雲がありそれに向かっている場合は
 降雨が続きます(雨雲が近づく場合)
 逆に雨雲から遠ざかる場合は降雨の確率が低
 くなります
 これを理解しておきましょう

・ケース3
 パラパラの雨の場合に備えて十分な雨具の他
 軽量・コンパクト薄手のアウター(ジャンパ
 ー)みたいなものを活用しましょう
 これが一枚あることでパラパラに対処できま
 す


・その他のアドバイス
 出来るだけ人に見せたい(自慢したい)雨具
 を購入しましょう
 (早く装着したいと願います)


    以上



       E N D
    ・・Just Do It・・




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