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[障害年金申請日記①] 3つの社労士事務所に電話してみた

精神病院から退院してきたということで、障害年金の申請を進めることにしました。本来は病院にいる間にケースワーカーの人に申請を手伝ってもらう予定だったのですが、タイミングがつかめず、結局退院してからになってしまいました。

わたしが住んでいるのは関東某県なので東京のように障害年金専門の社労士事務所がいくつもあるわけではありません。

なのでインターネットの検索でヒットした3つの社労士事務所に絞って電話をかけて自分の申請が通りそうなのかどうか聞いてみました。

最初に電話をかけたA事務所

最初に電話をかけたのはA事務所です。どうやら女性の方が一人でやっている事務所のようで、障害年金申請の成功報酬も年金2ヶ月分を切っていて、リーズナブルに申請を進められそうでした。

まず電話してみると名前や病気の名前、初診日などを聞かれました。さらに現在の病状を尋ねられて素直に答え終わると、「たぶん申請は通ると思われます。ただ、わたしの事務所は予約が9月までいっぱいなので他の社労士を当たられてみてはいかがですか」と言われました。

まさかの1発目で振られるという結果に終わってしまいました。電話の目的を聞かれた時に「どの社労士に依頼しようか迷っていまして」と言ってしまったのがよくなかったのでしょうか。

ただそれ以上電話を続けてもしょうがないと思ったので、「わかりました。ありがとうございました。」とだけ言って電話を切りました。

やはり成功報酬が控えめでリーズナブルに依頼できる社労士は人気なのでしょう。さらに女性ということもあって、かなり人当たりも良さそうで相談しやすそうな雰囲気がありました。

インターネットの検索でもトップの方に表示されていた社労士事務所だったのでかなり人気なのだろうと思いました。それにしても一番最初に電話をかけたところにいきなり断られたのでかなりショックでした。

2番目に電話をかけたB事務所

次に電話をかけたのがB事務所です。ホームページによるとわたしの住む都道府県でおそらくトップクラスの規模を誇る社労士事務所です。

先ほどのA事務所は精神障害専門でしたが、このB事務所は精神障害の他にも身体障害など幅広く障害年金を取り扱っており、依頼件数も県内トップのようでした。

さっそく昼ごろに電話をかけてみると受付の女性が出て、どうやら社労士の男性は年金事務所に外出しているようでした。なので電話番号だけ伝えて連絡を待ちました。

約1時間後に男性の社労士の方から電話がかかってきました。先ほどのA事務所と同じように簡単にいくつかの質問をされて答えました。その後、「おそらく申請は通るだろう」と言われました。

これから先は面談が必要になってくるので、もし依頼されるようだったら面談の日程を決めたいと言われました。面談をした後に依頼するのをやめることもできるようだったので一応面談の日程を決めました。

面談の時に持ってくるもの(例えば年金手帳や障害者手帳、お薬手帳など)を言われて、面談が決まりました。

またその際に両親のどちらかを同席するように言われました。どうやらわたしの申請する病気に発達障害(ADHD)が入っているので、生まれた時からの様子を記した書類を書くように年金事務所から言われるらしいのです。

その時に自己申告だと生まれた時の様子がよくわからない場合があるので、両親のどちらかに同席してほしいという旨のことを言われました。

しかし私の両親は精神的な病気に理解がありません。「家では暴言も吐かれていてとても同席できる状況ではない」ということを伝えました。すると、「それならしょうがないですね」と言われ、私一人での面談が決定しました。

電話の声からするとどうやら私一人での面談になったことにイラついているようで、横柄な印象を受けました。あまり親切な社労士ではなさそうだったので面談が心配になりました。

また、障害年金は医者に診断書を依頼するわけですが、丁寧な社労士だと医者が診断書を作成しやすいように、診断書作成依頼書というのを作ってくれます。これは毎回5分で終わる診察ではわからないような患者の状態まで、丁寧に社労士が聞き取って依頼書という形にまとめてくれるもののようです。

B事務所はどうやら診断書作成依頼書を作ってくれないらしく、いきなり医者に診断書を依頼してそれに基づいて病歴状況申告書を作るという流れのようでした。

正直それでは社労士に依頼する意味がないと私は思いました。社労士に依頼する意味は、医者がわからないであろう患者の日常生活の様子を医者に伝えてくれることにあります。

総じて、対応が丁寧ではなく、大規模な事務所だからという感じで態度が横柄な点も気になりました。正直にいうと面談はキャンセルしようか迷っているところです。

3番目に電話をかけたC事務所

先ほどのB事務所の社労士の態度がよくなかったのでもう一つ社労士事務所を見つけて電話してみることにしました。そこは男性が一人でやっている小規模な社労士事務所のようでした。

いざ電話してみると、どうやら他の依頼者と面談中だったようで後から折り返す旨の返事をされました。「わかりました」とだけ返して電話を切りました。

その2時間後くらいに男性の社労士から電話がかかってきました。声はとても優しく穏やかで、少し関西弁が混ざっているような口調でした。

3番目の社労士事務所ということで既に慣れたいくつかの質問に答えて、「たぶん申請は通るだろうと思います」と言われました。3人の社労士から申請が通るだろうと言われたので正直ホッとしました。

その後、ホームページから公式LINEを登録するように言われました。今後は公式LINEで連絡を取り合うようなのです。また、面談も私の体調を考慮してZOOMでできるということを言われました。

これまでのA事務所とB事務所はどちらも直接会う形の面談を行わなければいけないようだったので、C事務所のこの配慮には驚きました。連絡もLINEで取り合うようだったので、電話やメールなどの堅苦しい感じがなくて良さそうでした。

それから面談の予定を決めて、基礎年金番号を聞かれました。どうやら面談の前に年金事務所に行ってくれて、障害年金の年金納付要件を調べてくれるようでした。

面談する前に納付要件を調べてくれるので、もし納付要件を満たしていなかった場合の無駄が省けると思いました。

また面談を通して診断書作成依頼書もしっかりと作り込んでくれるらしく、それをもとに医者に診断書の作成を依頼してくれるとのことです。医者に日常生活の様子が伝わればより正確でしっかりとした診断書が出来上がる可能性が高いわけなので、これはいいなと思いました。

総じてC事務所の対応には誠意と丁寧さを感じたので今のところC事務所が一番良いかなと思っています。

ただもう少し考えてみないとわからないところもあると思うので、これから2つの社労士事務所の検討をして行こうと思っています。もしかしたらB事務所の面談はキャンセルしてしまうかもしれませんが、とにかく後悔のないように社労士事務所は選ぶつもりです。

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