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受験期の迷いから見つけた さとのば大学という新たな進路【さとのば生の受験体験記】

こんにちは。地域を旅する大学 さとのば大学のnote編集部です。

総合型選抜の受験シーズンも終わり、一般入試に向けて準備が本格化する時期ですね。
受験という経験を通して、自分のやりたいことに向き合ったり、「本当にこれでいいのか?」と疑問を抱くこともあるかもしれません。
総合型選抜や一般入試に挑戦して、思い通りの結果が出ずに悩んだことで自分が本当にやりたいこと、進むべき道を見つけてさとのば大学にやってきた学生もいます。

今回は、1年生のごたけに受験のエピソードやさとのば大学に入学した経緯をインタビューしました。
進路に迷っている方や同じような不安を抱える方に、少しでも前に進む勇気を届けられたら幸いです。

▼さとのば生の紹介

呉藤 岳登さん(ごたけ)
石川県出身、宮城県女川町在住。

ー最初はどんな進路を希望していましたか?

私立・国公立問わず、4年制の大学への進学を希望していました。何かを学ぶことが好きだったので、中学生の頃から大学に行きたいと思っていて、関心がある教育や地域の分野を学べる大学に行こうと考えていました。

ー受験した形式を教えてください

国立大の教育学部の推薦入試、共通テスト利用の推薦入試で2校受験しましたが、不合格でした。地元の私立大学の共通テスト利用の入試で合格しました。共通テストは受けたけど、受験勉強に挫折して2次試験まで頑張れないと思っていたので、大学も共通テストの点数だけで受験できる大学を受けました。

ー受験期に感じていたこと、もやもやは?

高3の5月から受験に対するモチベーションがなくて。高3というタイミングなのに勉強も捗らないし、なんでやらないといけないんだよと思っていました。
受験対策だけを教える授業、偏差値、学力、共通テストの必要性、学校教育の歪さなど受験というものに付随するもの全てに嫌気がさしていました。学力だけでその人の能力を全て判断するような感じとか、クラス全員が机に向かってテストを受けている様子がすごく怖いと思っていて…受験って高3の時くらいしかやらないのに、その対策をする意味だったり、受験勉強以外に大事なことってあるのになとか、就職のために大学に行くことに対しても違和感を覚えていました

ー受験勉強に対して違和感を感じていたごたけ。さとのばとの出会い、入学を決めた理由は?

高2の時、さとのば大学が運営するイベント「たまり場(現在のTo become)」に運営メンバーとして携わっていまた。そこでさとのばというコミニュティのあたたかさを体感していました。自分の悩みを受け止めてくれる感じ。だから受験期でも毎回のように参加していたんです。

オンラインたまり場の様子(真ん中の1番下がごたけ)

入学を決めたのは高3の1月末。地元の私立大学は合格して、その大学に行くかさとのば大学に行くかで1週間悩みに悩みました。でも、なんとなくの予感で、このまま一般的な大学に行っても中退しそうとか全然面白くなさそうと感じていたので、そんなくらいだったらさとのばに飛び込む挑戦をした方がワクワクしそうと思ったので、さとのばに行くことにしました。

ーさとのばへの進学を決めたときの自分の中での葛藤や戸惑い、家族の理解を得る大変さなどはありましたか?

同級生は一般的な大学へ進学を決めている中で、自分が別の道を行くことに対する不安があり、なかなか踏み出す勇気が出なかったです。正直、さとのばに行きたいと周りに言うことで、周りから否定されてしまうのではという不安もありました。
家族は最初反対していて。親としては卒業後の進路を心配して、普通の大学に進学してほしかったと思います。でも、自分はさとのばに行きたい思いは変わらなかったので、親を説得するのに苦労しました。まずは、さとのば大学の説明会に一緒に参加して、なんとか理解を得ようとしました。さとのば生一人一人が大切にされ、いきいきした姿を見たことで安心してもらえた気がします。また、親も自分の決心をあまり変えない性格を知っていたのもあって、なんとか説得できました。

ーさとのば大学に入って楽しいこと、学びになったこと、得られた人との出会いやつながりを教えてください

まず、全国各地に同級生というよりも仲間がたくさんいることがさとのばの強みだと思っています!さとのば生に会いに行くために他の地域に行ったり、その逆に自分がいる地域に他の地域にいるさとのば生が来てくれることもあるのが楽しいし嬉しいです。
そして、高校の時に感じていたさとのばコミニュティのあたたかさも、より深く実感できました。自分の悩みに寄り添ってくれたり、逆に自分が誰かの悩みを聞くことになって、一人きりじゃない、仲間と共に成長、学び合っている感覚がして毎日が楽しいです。

4月に行われた新入生オリエンテーション合宿

さとのばの講義で1番楽しみなのは「月次リフレクション」という、毎月末に行われている振り返りの時間。さとのばに入ってから1ヶ月が過ぎるのが本当にあっというまで、怒涛の日々を送る中で、一度立ち止まって振り返ることが学びを自分のものにしていると実感できます。
そして、女川に来てから、地域の方と深く関わる機会が増えました。8月にあった盆踊りのお祭りの実行委員会に参画し、なぜか自分がミラーボールを作ることになったんです。(笑) でもそのおかげで、地域の人と仲良くなって町を歩いていて声をかけてもらうことが増えました。また、行きつけの喫茶店も、通い続けたことで顔と名前を覚えてもらって、行くとお店の方に声をかけてもらえるようになったのが嬉しかったです。

作ったミラーボールがこちら

ー志望校以外の選択肢を考えるうえで大切だと思うことは?

自分の「行きたい!」という思いに正直に従うことが大切だと感じます。もしその大学に行けなくて他の大学に行っても、この大学でよかったと思えるような4年間を過ごすことが重要だと思っています。

ー最後に、当時の自分と同じような状況の人へメッセージをお願いします!
大学受験で思うようにいかなくてもそこで人生が終わるわけじゃないし、最終的にはどうにかなっている。今はすごく辛いと思うけど、いずれ悩んでよかったなと思える日が来ます!


■暮らしながらプロジェクトを実践する、さとのば大学の学びのフィールドは全国各地
さとのば大学では、4年間1年ずつ多様な地域へ留学し、地域での様々な人との出会いや対話を通して自分自身の関心を探り、マイプロジェクトへと繋げて実践していきます。ぜひあなたらしさが活かせる地域を、見つけに行きませんか。

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