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良い時も悪い時も、学生の傍で支える「ラーニングアシスタント」とは?

こんにちは、地域を旅する さとのば大学 編集部です。

さとのば大学の学生は、様々な人々と関わり、成長を見守られながら成長していきます。
例えば、地域留学先での暮らしやプロジェクトをサポートする地域事務局。地域で日々関わり見守ってくれる地域プレーヤーや地域の人々。
全国にいる学生が集まるオンライン講義をリードする、多彩な講師陣。そして、講師と学生を繋ぎ、日々をサポートするラーニングアシスタント。
私たちはその人の姿を見守ることを「WITNESS」と呼んでいます。悩んでる時も、ぐっと成長する時も、今を生きている一人一人の姿を見守る人がたくさんいます。それが学生が自分らしく生きていくことにもつながっていきます。

今回の記事では、「ラーニングアシスタント」の一人である平さん(通称たっしー)の想いや大切にしていることを聞きました。


平 真弓(たっしー)/さとのば大学 ラーニングアシスタント/学生サポート
茨城県つくば市生まれ、岩手県紫波郡紫波町在住。2017年4月より紫波町の地域おこし協力隊に就任し、移住定住促進担当として町のPRやイベント企画などの業務を担う。任期満了後、同町内の保育施設に保育士として勤務し、2021年4月に「あそびこむ」として開業。紫波町を拠点に、こどもの居場所づくりを目的としたイベント企画等に取り組む。2022年2月より、「さとのば大学」事務局。誰もが自分らしく生きられる社会を目指して、地域での仕事とオンラインワークを両立するパラレルキャリアを模索中。

■さとのば大学に関わるきっかけは?

元々、地域おこし協力隊の隊員をしていた時に、さとのば大学の前身である地域共創カレッジを受講したのがきっかけでした。
その時、学び合うコミュニティの価値をすごく感じたし、自己内省・対話のスキルなども学ぶことになったんです。

人生の目標として、「誰もが自分らしく生きられる社会を作りたい」という思いがあって幼児教育にも関わっているのですが、教育全体を変えていくには高校卒業後の出口としての大学の在り方も変わっていかないと、という思いがあって。
さとのば大学として4年制コースを立ち上げる話を聞いたとき、若い世代にもこの学びを届けたいとジョインすることに決めたんです。

■実際にラーニングアシスタントってどんなことしてる?

大きく分けると「講義のサポート」「学生サポート」「地域マッチング」の3つがあります。

・講義のサポート

さとのば大学の講義はZoomで行われます。しかも一方的な講義ではなく、ブレイクアウトルームに分かれて学生同士シェアする時間があったり、チャットでも言葉が飛び交っているのが特徴なのです。
この講義での学びが最大化されるように、チャットでフォローしたり、学生の表情などから理解が追いついてなさそうな時は、講師側に追加の説明を仰ぐなど、きめ細やかなサポートをしていきます。
ペアワークなども、学びが最大化されるようなペア組なども意識してるんです。また、講義時間外で行われるホームルームの時間は学生主体で学び運営をサポートしています。

・学生サポート

地域留学しながら、自分に向き合いながら学びを進める中には、一人ひとりの浮き沈みも生まれてきます。
例えば、最近発言が少なかったり、Zoomでの顔出しが少ないな…みたいなことがあると、最近疲れてないかな?詰め込みすぎてないかな?など変化を捉えて、ラーニングアシスタントのチーム内でも情報共有しながら、また状況によっては地域事務局側とも連携を取りながら適切なサポートができるように動いていきます。

学生がサポートを受ける機会として、「オフィスアワー」という制度があります。講師やラーニングアシスタントと1対1で話すために時間枠を予約できるようになっています。マイプロジェクトの相談だったり、暮らしのこと、進路や人生相談まで受け付けています。
一人ひとりが大切にされ、いろんな大人と関わりながら自分なりの解を見つけていけるのがさとのばらしいところでもありますね。

・年に1回の地域マッチング

さとのば大学の旅する大学コース(4年制)では、1年ごとに住む地域を変えていくのが大きな特徴です。秋になると、今の地域で過ごすのもあと半年、次はどんな地域にいこうかと学生たちが話しだします。
この地域選びは、学生それぞれの目的や目指す姿、そして地域側のリソースをマッチングして、決まっていきます。
次の地域選びをサポートし、自分らしい道を選ぶ支援をするのもラーニングアシスタントの役割です。

「ラーニングアシスタント」は講義を支えるだけでなく、色んな場面で学生との関わりを持ち、一人一人に寄り添ったサポートをしているのです。

Zoomで行われている講義での一コマ

■ラーニングアシスタントとして大切にしていることは?

学びというのは右肩上がりではない前提で、調子がいい時もそうでない時もその人を信じて見守り、フィードバックを伝えることを大切にしています。
例えば、「顔つきが変わったね」「あの時こうだったね」「自然体になったね」
そんな、自分ではなかなか気づけないことを、他の人に言ってもらうことでハッと気づくこと、俯瞰して見えることもあります。

私自身、誰かの変容を見つめること、そのストーリーを知ることが好きなんです。それぞれの得意なことが生かされたり、成長していく過程に立ち会えることがやりがいになっています。

あとは、ラーニングアシスタントの在り方として、なるべく教えない、同じ目線でいることは大切にしています。自分自身も同じ学び手であるし、どの人も自分で答えを導き出す力を持っていると信じてます。
だから、学生と接する時に本人の言葉を伝え返したり、整理するお手伝いすることを心掛けています。

とはいえ、10~20代の若い世代はまだ色んな迷いも生まれたり、落ち込んだり、アドバイスを求めていると感じることもあるんですよね。逆に自分の本心や内面と今は向き合いたくないし、話したくないって時だってある。

でもそんな時期も人生の糧になっていく。落ち込んだ経験がある、助けてもらった経験、それがその人のレジリエンスを上げていくというか、生きる力になっていくと思うんです。
こういう時間を過ごした学生たちは、本当の自分を見ないふりして進路を選んだり就職していくことにはならないと思ってます。
実際に、紆余曲折しながら、しばらく経って自分の道を見つけた学生の姿も見てきました。

新入生合宿にて学生と共に

■ラーニングアシスタントはどんな人に向いていますか?

なにより、地域とつながり学び合う「さとのば」という学びのコミュニティへ共感がある方。そして、さとのば生と一緒に学ぶ気持ち、学びの仲間として共にいられること。人に関心を持ってリスペクトしながら対話できる人には、ラーニングアシスタントを楽しんでもらえると思います。


さとのば大学の学び場に欠かせない存在であり、愛溢れる「ラーニングアシスタント」の在り方が伝わったでしょうか?
毎月開催しているオンライン説明会では、ラーニングアシスタントのメンバーと話せる会もありますので、ぜひチェックしてみて下さいね◎

そして、さとのば大学では今後学生数拡大に向けて、ラーニングアシスタントを目指す方を募集しています!さとのば大学の在り方に共感頂ける方のご応募をお待ちしております!

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