【在学生のリアルな声を公開】在学生アンケート結果から見える、さとのば生が今学び得ていること
こんにちは。地域を旅する大学 さとのば大学のnote編集部です。
前期の講義が終了し、ほっと一息…も束の間。
一昨年、昨年に滞在した地域に里帰りして、地域の方々との感動の再会を味わったり、学校外のプログラムに参画して刺激を受けたり、やってみたかった地域ガイドのプロジェクトを実現したり。全国で活動的に過ごす夏休み中のさとのば生たち。
さとのば大学では、前期・後期修了時に在学生へのアンケートをとり、運営側へのフィードバックを受け取り、また回答に基づいたフォローアップや個別面談を夏休み期間中に行っています。
このアンケートでは、さとのば生が今の地域留学や講義について、実際にどう感じているのか?満足度や困りごとなど忌憚のない意見や感想が寄せられます。
今回はアンケート結果の中から、さとのば生のコメントを抜粋してご紹介!さとのば大学ではどんな人たちが、何を学び得ているのかお伝えできればと思います。
Q. 今年度のテーマや目標は?
自分と向き合う、本当にやりたいことと向き合う
地域の人とたくさん出会い、関わる
自ら行動し、新しいことにチャレンジする
一番多かったのは上記の3つ。さとのばの大きな柱である「自分と向き合う」プロセスを大切にした対話型の講義、そして地域でしか得られない人との出会いや挑戦。
一人ひとり、この環境を求めているからこそ、さとのば生でいることを選んでここにいる事が改めて伝わってきます。
この他にも、「事業プランを見つける」「四季を暮らす」のような回答もありました。
Q. 前期の講義について、感想や印象に残ったことは?
高校の講義とは全く別物でとても新鮮だった。内容自体も正解のない、個人個人で答えを出していくこと。
オンラインでもこれだけ主体的に講義を受けることが出来るのは、講師陣の方々が受ける側にヒントを与えた上で、考える時間を多くとっているからだと思う。そして1年限定のフィールドで何ができるのか考える環境があるからこそ。
いままで見てこなかった自分の中身を知ることができたことがとても満足。また、対話することを大切にしていてインプットだけではなくアウトプットの時間も充実していたことがうれしかった。
自分だけでは踏み出せない一歩を踏み出すきっかけになった。
さとのば大学の講義は、火曜・水曜・木曜の午前中3時間ずつ行われるのが基本で、曜日ごとに役割が異なります。
Zoomを使ってで行われますが、聴くだけの一般的な講義ではなく、対話の時間が頻繁に設けられ、自分で言葉にしながら自分なりの納得を見つけていきます。
なかには1回受けただけでは腑に落ちない内容もあるようですが、地域で実際に手を動かしてみて「あ、あの時に学んだこととつながった!」ということだったり、同じ思考法を1年次、2年次と繰り返し学ぶ時間があることで捉え方が変わったりしながら、「自分のもの」として身につけていくことができるのです。
Q. 特に講義を通して印象に残ったことはどんな事だったのでしょうか?
■ツール&思考法の講義
何か企画するときに何が足りないのか、必要なことは何かを細かく分析することができ、企画一つ一つ丁寧に仕上げることができた。
今まで楽観的に考えてた部分を考え方を学べたことで少しずつ物事を深く考えれるようになった。
■地域とつながる演習系の講義
前期はコアキナイ演習やインタビュー演習、ご当地クイズ作り、イベント演習などを行いました。
難しかったが、より自分のやりたいを実現するための方法を学べた。
毎週のピアメンタリング(少人数グループで聞き合うワーク)で、お互いがお互いの伴走者になって高め合うのが良かった。
実際に地域に出て活動することが全て学びになっている。
小さいことでも、自分と繋がるプロジェクトをまずは試してみる。講義を受けた事で挑戦するハードルが下がったし、主体者が楽しむことが一番だなと思えた。
ミッションとパッションという考え方に出会えたことがすごく大きかった。
■リフレクション
さとのばに来てから時の流れがものすごく早くて1日1日もすごく濃厚だなと感じていて立ち止まらなかったらそのまま過ぎてしまうと思う。だからリフレクションで1ヶ月の出来事や学びを振り返ることで自分がしっかり学んでいたことがわかるから。
ちゃんと自分の成長、変化を知ることができた。
初めて取り組むことは難しさや大変さが伴うこともありますが、苦手と思っていたものも講義と連動することで「よし、やってみよう!」と思うきっかけとなり、またやってみた結果、喜びを得たり、自分の成長を実感する事となったようです。
講義では全国の仲間と、地域では地域の方や仲間たちと…これは一見つながりがないようですが、実はさとのば大学の講義は地域での活動と密接につながっていて、リアルとオンラインを行き来しながら学びが深まっていくのです。
Q.地域暮らしのなかで印象に残っていることは?
ローカル企業の社長さんからお米30kgもらったこと。あと、あじだったりカツオだったり魚を地域の人からもらえること。
神社の御神輿を担いだこと。飲食店に通って顔を覚えてもらったこと。
地域で我が子のように可愛がりたい子どもや、自分のことを孫のように可愛がってくれる大人たちと出会えたこと。
イベントやちょっとしたお店での出会いから、関係性が広がっていくこと。
朝市出店のお手伝い。
シェアハウスでよく突発的にパーティが開かれること。
お隣さんやお向かいさんからお裾分けをもらったり、町内会のイベントに参加したりすること。
たまに地域を訪れるのではなく、1年間同じ地域で暮らすからこそ得られる地域とのつながりがあり、日常の中での出会いから次々と世界が広がって行くのを楽しんでいる様子。また、地域によっても在り方は様々で、毎年違った地域に滞在するからこそ見えてくる視点もあります。
四季を通した自然の移ろいを体感したり、季節に応じた伝統行事に地域の一員として参加することも魅力です。
一方で、地域によってはスーパーの閉店が早い、シェアハウスで虫が出ると困る、暑い…など、地域ならではの困りごともあるようですが、地域を巡り住むからこそ、それぞれの違いが分かるという事でもあります。困ることはありつつそれをどう解決しようか、さとのば生の挑戦は続きます…!
Q.プロジェクトに取り組むことで得られた学びは?
さとのば生は、自分の想いに紐づいた様々なマイプロジェクトに取り組んでいます。地域で関わる場所や人々とのアクションから、マイフィールドコースの受講生はゲストハウス&シェアハウスのプロジェクトまで様々。
プロジェクト内容のご紹介はまた改めてするとして…取り組むことでどんな気づきを得ているのでしょうか?
人との関わりの重要性や協力を得ること。
自分が面白いと感じるものへの方向性が見えてきた。
高齢者の方に対する見方や価値観が変わりました。人と話すのは楽しいかもとじわじわ感じています。
もっとこうしたいが見えてきた。足りないものに目を向けるきっかけになった。
計画を立てることは大事です。そして、余裕を持つことも。
Q.前期全体を振り返ってみての感想
地域コーディネーターの方のサポートや、これまで使っていなかった頭の使い方を経験出来ていて毎日が刺激的。
講義で難しいことを言われて頭を抱えたり、自分と向き合いすぎて潰れそうになったこともあったけど、なんだかんだ楽しかった。
出会う人がとにかく素敵。
この半年で自分が変われたことが大きい。誰かに相談したり、実際に行動したり実践してみるからこそ学べることがとても多い。
一歩を踏み出せる機会が多い
もっとこうしたかったのに、が多く残っている。でも、やれることはやったと思う。
自分の内面に向き合いながら社会と繋がっていくことは、右肩上がりでいくばかりではありません。時にはへこんだり、悩んだりしながら、それも糧にして進んでいくさとのば生なのです。
リアルな感想から、まさに今を生きているさとのば生たちが何を感じ、自分と向き合い、学んでいるのか、感じ取って頂けましたか?
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