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木実の名は。(6) 〜亡き愛犬と歩いたウメ道

木や草や花や実の名前をさらっと言える人になりたい! そんな昔からの思いを急に達成したくなったのでシリーズ化しました。きっかけはこちら。ログはこちら


毎日3キロのランするようになったのは去年の7月13日から。
もうすぐ約1年だ。

それまでは、愛犬を連れての散歩で、家の周囲を歩いてた。

いま飼っているのはハテという名前の保護犬で、ヨークシャーテリアなのだけど、右耳が聞こえない。そして小さくてカラダも弱い。

片耳が聞こえないからだろう、いつも頭を「ハテ?」と考える風に傾けている。なので「ハテ」と名付けた。

↓写真でも、左耳だけ立っているでしょ。右耳が聞こえないからこうなる。

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ハテが来るまでは、トイという名のトイプードルを飼っていた。約3年前に亡くなってしまった。

もうシンプルかつ記号的に「トイプードルのトイ」であるw

トイからハテへ。
「問い」かけて、「ハテ」と立ち止まる。
なんか禅問答みたいだけど、これは結果的にたまたまそうなっただけw

で、ハテはあんまり運動を好まないが(カラダが弱いからか食欲も弱い)、トイはとにかく散歩が好きだった。活発で走り回る性格だった。

毎回すごい運動量を要求したので、わりと長距離歩いていた。

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そのころ、トイとの散歩で愛した道が「ウメ道」

ラン周回コースのマップで言うと、このオレンジで描いた道がその「ウメ道」だ。

ウメがずぅっと植わってる道。

スクリーンショット 2020-06-24 18.57.44


トイといっしょに本当にこの道をよく歩いたなぁ。

寒さも極みの1月2月、この道で紅梅や白梅を見ることが楽しみだった。

梅が咲きそろうと、本当に美しい道になり、酔うような香りに包まれた。
散歩していてもなんかとても楽しかった(写真は咲いているときのウメ道のウメ。紅梅だけでなく白梅も多い)。

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そう、今日はその「ウメ道」をマップに入れ込もうと思う。

まぁウメという木自体はすでに「お馴染みさん」なのだけど、この周回コースをマップ化するからには、ウメを避けては通れない。


いま(6月)はもちろん花もなく、実がそこここについている木もある。

写真を撮るとこんな感じ。

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不分裂葉で、細かい鋸歯がある。
そして、葉先が長く尖っている。

葉をちぎるわけにはいかなかったので、葉っぱがアップになっているサイトをご紹介(↓)。


ま、葉っぱというより、樹形というか枝振りで「ウメ」とわかるよね。なんかカクカクしている複雑な枝振り。


では、PictureThisで写して見てみよう。

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なるほど、ウメって「サクラ属」なのか。
確かにヤマザクラの葉っぱとよく似ている(ソメイヨシノとはあまり似ていない)。


さて、今回、ウメ道をよーく見てみたら、意外とウメは飛び飛びだったことがわかった。

♫飛び梅〜(by さだまさし)

下の図の矢印の部分のピンクの範囲がウメである。数本ずつ植えられている。
もっとずうっと連なっている印象だったけど、実際には飛び石のように離れて固まっていた。

スクリーンショット 2020-06-24 17.23.00


まぁでも、ボクの中では完全に「ウメ道」。

愛犬との思い出も深いけど、大通りから1本入った静かな道で、ボクはとてもこの道を愛している。(有名な芸能人夫妻も住んでいたりする)


この、ラン周回コース、ハナミズキとウメが一大勢力だな。

美しいコースを毎日走っているんだな、と、今更ながら気づいたよ。


ということで、また。



古めの喫茶店(ただし禁煙)で文章を書くのが好きです。いただいたサポートは美味しいコーヒー代に使わせていただき、ゆっくりと文章を練りたいと思います。ありがとうございます。