見出し画像

珈琲ドリップの湯温を変えたら、珈琲がずいぶん美味しくなった


新型コロナによるリモート会議の増大で、個人的な影響が「水」に出た。

コロナ前は意識して水を飲んでいたんだけど、その習慣が途切れてしまった。

理由は、喉があまり渇かないこと。

空調が効いた部屋でオンライン会議ばかりやっていると、ふと気がつくと水分をとらずに3時間とかザラにある。外に出ないし、運動量も少ないから物理的に喉が渇かないんだろうな。

これは実によろしくない。

外で仕事しているときに使っていた、「そろそろ水飲めや!」と教えてくれるアプリ「Waterlogged」も起動させてはいるんだけど、オンライン会議中にアラートが来てもなんとなく無視するようになってしまった。

なんか、キッチンの冷蔵庫まで水をとりに行くのがだんだん億劫になってもきて。


とはいえ、クーラーが効いた家にいたとしても、熱中症はやってくる。
今年の夏は暑いらしいしね。水はこまめにとったほうがいい。
デスク周りに常に水を置いておいて、水を飲む習慣を取り戻した方がいい。

ついでに、以前から気になっていたんだけど、「腸のためには冷たい水は厳禁で、お白湯を飲む方がいい」というのも実行に移すことにした。

食物アレルギーになってから、腸活を心掛けているのだけど、そういう意識がある人がみんな口を揃えて言うのである。「冷たい水は腸によくないよ」って。なるほどそれも改善しよう。


ということで、デスク周りにお白湯が作れる装置を置き、ペットボトル2リットルとかも置いておいて、「常にお白湯を飲む」という生活を目指そう!


選択肢としては、電気ポットを置くか、電気ケトルを買うか、である。

ただ、電気ポット、わりとゴツいよね。
なので、電気ケトルにしようかな、と、物色していたら、いまってすごいんだな、沸騰機能だけでなく、湯温調節機能がある電気ケトルがあるじゃんか。

これいいなぁ、60度のお白湯とか飲めるなぁ、と考えて、コンパクトだし5度ずつ湯温設定が出来るこれを買うことにした。


上記アマゾンのページから少し引用すると、お茶とか紅茶とか珈琲も湯温を変えた方がおいしいらしい。

緑茶はわりと低温で入れていたけど、普通にガスで湯を沸かすと、湯温調節はわりと難しいんだよね。だんだん面倒くさくなって、だいたい沸騰させちゃっていた。

お湯の温度を変えると、飲み物のおいしさが変わる
ホットドリンクの最適な温度は、必ずしも沸とうした温度とは限りません。60, 70, 80, 85, 90, 95, 100℃の7段階の温度設定なら、飲み物に合わせたおいしい温度でお気に入りのドリンクを楽しむことができます。

※最適な温度設定
60℃:玉露、70℃:中国茶(白茶)、80℃:緑茶、85℃:ウーロン茶、90℃:コーヒー、95℃:紅茶、100℃:中国茶(工芸茶)

画像1


で、このケトルを導入して、めでたく「お白湯」生活が始まったわけだ。

画像2


これをデスク横に置き、60℃〜70℃くらいのお白湯をしょっちゅう飲んでいる。

いったんお白湯を飲み始めると、冷たい水とかかなり腸を荒らしていたんだな、という実感ができる。いいなぁお白湯。


で、ようやく本題だ(前段が長すぎるw)。

このケトルを使い始めてから、珈琲の味が変わったのだ。

上記のアマゾンでも書いてあったけど、お茶や珈琲は、湯温で味が変わるらしい。

ネットで調べると、こんな情報も出てきた。

一部引用する。

スターバックス
「理想的なお湯の温度は90℃~96℃です。」
シアトルズベストコーヒー
「理想的な水の温度は、沸騰直後(90度~96度)の温度です。」
UCC
「沸騰したら火をとめ、表面のボコボコした泡が鎮まったときが抽出に理想的な温度(95℃前後)です。」
ドトールコーヒー
「適温は93℃」
カリタ
「92℃が最適です。」
ターリーズコーヒー
「基本的にコーヒーの抽出の適温は90℃を目安に。」
カルディ
「沸騰後1~2分置いたお湯(90℃前後)」
粕谷晢(Brc2017世界チャンピオン)
「浅煎り93℃、中煎り88℃、深煎り83℃」
ミカフェート(コーヒーハンター川島良彰)
「おすすめは87℃です。」
カフェバッハ(田口護)
「湯の温度は82から83度が最適。」


なるほどーーー。

うちでは豆を挽いてドリップして珈琲を入れることが多いのだけど、そうか、そのとき湯温が大切なのか。。。いっつも沸騰させちゃってたよ。

まぁ最初から珈琲を意識したなら、こっちを買っていたかもしれない。
山善のこのケトルほうが注ぎ口が細くて、しかも1℃単位で湯温調節が出来る。


ただ、そこまで凝らなくてもいいか、と思うのと、買ったT-falのも、注ぎ口の水切れがとてもいいし、温度表示があるので1℃単位で測定もできる。まぁ当面これでも充分満足だ。


最近は、90℃〜95℃くらいの湯温でドリップしている。

まず、酸味が変わった。
断然おいしくなった。

理屈で言うと、湯温が高いと味が出やすく、湯温が低いと味が出にくいらしい。

コーヒーの場合、酸味が先に出て苦味は後に出るらしいので、湯温が高いと苦みまでさっと出る。湯温が低いと、苦みがあまり出なくなり、酸味が勝つ、ということらしい。

ボクは、ワインにしても何にしても、酸味がわりと好きなので、珈琲も少し酸味があるほうが好みである。

そういう意味では、湯温は低めの方がいい、ということかな、と最初は思ったんだけど、ただ、珈琲豆の煎り方も味に大きな影響を与える。

酸味重視なら浅煎りの方がいいらしいのだ。


それらを元に、上の「引用」を再掲してみる。

スターバックス
「理想的なお湯の温度は90℃~96℃です。」
シアトルズベストコーヒー
「理想的な水の温度は、沸騰直後(90度~96度)の温度です。」
UCC
「沸騰したら火をとめ、表面のボコボコした泡が鎮まったときが抽出に理想的な温度(95℃前後)です。」
ドトールコーヒー
「適温は93℃」
カリタ
「92℃が最適です。」
ターリーズコーヒー
「基本的にコーヒーの抽出の適温は90℃を目安に。」
カルディ
「沸騰後1~2分置いたお湯(90℃前後)」
粕谷晢(Brc2017世界チャンピオン)
「浅煎り93℃、中煎り88℃、深煎り83℃」
ミカフェート(コーヒーハンター川島良彰)
「おすすめは87℃です。」
カフェバッハ(田口護)
「湯の温度は82から83度が最適。」


ここで個人的に注目したのは、これ。

粕谷晢(Brc2017世界チャンピオン)
「浅煎り93℃、中煎り88℃、深煎り83℃」


なるほど。
酸味を重視した浅煎りの豆を買ってきて、その味を強く出すために湯温はちょっと高め、93℃くらい、ということか。

まぁ世界チャンピオンはもっといろんなことを考えてこう発言しているのだろうから、ド素人が表面的なことをマネしても同じようにできるわけがないんだけど、しばらくは少し湯温を調節していろいろ楽しんでみようと思う。

いやぁ、、、いままで思考停止で沸騰させてた分、いろいろバランスは壊されていたんだなぁ。


電気ケトルのおかげで、お白湯と珈琲が楽しくなった。

そのうち、お茶や紅茶もやってみよう。

あ、そうだ、大阪「リュミエール」のクラファンのリターンで美味しい紅茶が送られてきたんだった。

湯温を考えて飲んでみよっと。



古めの喫茶店(ただし禁煙)で文章を書くのが好きです。いただいたサポートは美味しいコーヒー代に使わせていただき、ゆっくりと文章を練りたいと思います。ありがとうございます。