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聖書や神話を知らんと理解できんアートが多いのでエピソード別にまとめてみる(旧約聖書篇42) 〜「エリコの戦い」

1000日チャレンジ」でアートを学んでいるのだけど、西洋美術って、旧約聖書や新約聖書、ギリシャ神話などをちゃんと知らないと、よく理解できないアート、多すぎません? オマージュなんかも含めて。
それじゃつまらないので、アートをもっと楽しむためにも聖書や神話を最低限かつ表層的でいいから知っときたい、という思いが強くなり、代表的なエピソードとそれについてのアートを整理していこうかと。
聖書や神話を網羅したり解釈したりするつもりは毛頭なく、西洋人には常識っぽいあたりを押さえるだけの連載です。あぁこの際私も知っときたいな、という方はおつきあいください。
まずは旧約聖書から始めます。旧約・新約聖書のあと、ギリシャ神話。もしかしたら仏教も。
なお、このシリーズのログはこちらにまとめていきます。


さて、今回でモーセ・サーガも最終回。

前回モーセは死んじゃったんだけど、後継者のリーダー・ヨシュアが「約束の地カナン」の地を征服し、イスラエル民族がカナンに安住するところまでがモーセ伝説だ。

なので、今回の主役はヨシュアである。

ヨシュアはモーセと一緒にエジプトを脱出しているので、いままでの物語や絵でもちょこちょこと登場していた。

大胆かつ繊細、素直かつ狡知に長け、知力・武力・政治力を兼ね備えたカリスマ性のある好青年だった(らしい)ヨシュアは、早くからモーセに目をかけられていたんだな。

下の系譜で言うと、ヨシュアはモーセとは別の血統だが、自然とリーダーとして認められていったのだろうと思う。

※ちなみに下の図でもうひとり丸で囲んであるラハブも今日の主要登場人物。娼婦なんだけど、その後、娼婦の生き方を悔い改め、ユダの子孫のサルモンと結婚し、その子孫がダビデやソロモン、そしてイエスへとつながっていく。

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ちなみに、ヨシュアというと、U2の名作を思い出す人も多いかもですね。


このタイトル自体にはいろんな想いが込められているようなので、ここで解釈はしないけど、言葉だけを取り上げると、ヨシュア・トゥリーとはアメリカ南西部の砂漠地帯に生えるユッカの樹のこと。

その元を正せば、19世紀にその地に定住したモルモン教徒が、今回の主人公ヨシュアが神に祈る姿をイメージしてこの樹を「ヨシュア・トゥリー」と名付けたと言われている。

つまり、U2の名作タイトルも、元々は今回の主人公ヨシュアから来ている、ということっすね。ふーん、知らなかったな。

これ(↓)がユッカの樹(ヨシュア・ツリー)。
祈ってる風に見えるかねw。
でも、砂漠地帯で遠くから見て、人が祈るカタチに見えたりしたんだろうな。

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さて、ヨシュアを主人公に、少しだけ時を遡ってみる。

モーセは下の地図で言うと、右端(○で囲った)ネポ山で亡くなっている。

その、モーセが亡くなる前のアマレク(○で囲ったとこ)ではすでにヨシュアは戦いのリーダーとなって、全軍を率いている。

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この「アマレクの戦い」を巨匠プッサンが絵にしている。

ヨシュアは中央右手で白い馬に乗って金冠と青い服を着ている人物じゃないかな。

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ちなみに、そのヨシュアの上に小さくモーセが見える。

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これ、なにやっているかというと、モーセが腕を上げるとその神通力によって戦況が好転するんだけど、腕を下げると劣勢になりアマレク人に負けそうになるわけ。

だったらずっと腕を上げてればいいんだけど、高齢すぎてもう腕をずっと上げていられないw

だから、兄アロンともうひとり(フル)がふたりでモーセの腕を支えて上に上げている、というコントみたいな場面w

いや、まじコントw


モーセが「うおおおおお」と腕を上げると、イスラエル民族がウオオと優勢になり、モーセが「あああ・・・」と腕を下げちゃうとアアアと劣勢になる。

ドリフか!


トーマス・ブリグストックはそこだけ取り上げて描いているw
だって、ちょっとおもろいエピソードだからなぁw
でもこれが意外といい絵なの。主題がアマレクの戦いだったらこれを「今日の1枚」にしたいくらい。
向かって右が兄アロン。アロンのほうが年上なのにお疲れさん。

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ラファエル前派のミレイもこの場面を描いている。
へー、ミレイが取り上げるんだ、って感じ。
いや、もう、モーセさん、よぼよぼだ。

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ちなみに、プッサンはアマレクの戦いをもう1枚描いている。
ここには腕を上げるモーセは出てこない。ひたすら激しい戦闘の模様を描いている。
ただ、いくら武闘派ヨシュアが率いていたとしても、(ここまでの旅の途中でずっと不平不満を垂れていた)へたれのイスラエル民族たちが、こんなに逞しく戦ったとは思えないけどな。

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ティソさんもアマレクの戦いを壮大に描いている。
荒野のお城みたいな感じだったんだね。

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さて、上の地図をもう一度見て欲しい。
アマレクでなんとか勝ったあと、他の民族の守りが堅かったのだろう、また荒野を放浪する。

そして、モーセはネポ山で亡くなるわけだけど(前回参照)、その前に、後継者(リーダー)としてヨシュアを祝福している。

その絵を数枚見てみよう。


ちなみに、前回取り上げたシニョレッリの絵では、こんな風に祝福しているね。

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ヘラルト・フート

儀式っぽくなく、意外とあっさり祝福している。

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ティソさんのは、12部族集まっての任命式の趣き。

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シャガールさんのはモーセの顔が独特すぎてよく頭に入ってこないw

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古い聖書の挿絵から。
これはとてもわかりやすい絵だ。

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さて、この後モーセが亡くなり、ヨシュア率いるイスラエル民族300万人は、ヨルダン川を越えてエリコという町に攻め入る。

ついに、カナンの地を踏む戦いが始まるわけだ。

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エリコに入る前のヨルダン川越えで奇跡が起こる。

十戒の石板や奇跡の杖を入れた「契約の箱」をかついで進むと、ヨルダン川が(あの「葦の海の奇跡」のように)割れて、普通に歩けるようになった、というのである。

完全にモーセの後を継いで、ヨシュアも奇跡を起こせるようになっているね。

ティソさんは契約の箱とそれをかつぐ人たちに注目をしてこの様子を描いている。

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ベンジャミン・ウエストのこの絵もたぶん、ヨルダン川の奇跡の場面かな。
ちょっとわかりにくいけど手前に水面みたいの見えるし。

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と、ここまでの道のりを理解してもらったところで、今回の本題、「エリコの戦い」だ。

エリコは Jericho と書くので、英語だと「ジェリコ」となる。

つまり、ジェリコの戦い


これ、コーラス関係やゴスペル関係では有名な曲みたいね。
YouTubeで「The Battle of Jericho」や「Joshua Fit The Battle of Jericho」で検索すると、たくさんコーラスグループのビデオが出てくる。

たとえばこんな感じで(知らないグループです)。


歌詞を邦訳するとこうだ。

ヨシュアはジェリコの戦いに挑んだ
砦の壁は崩れ落ちた

ギデオンもサウルもかなわない
ジェリコの戦いに挑んだ
古き英雄ヨシュア

ジェリコ砦へ向かい
槍を手に進軍したヨシュア
さあ 羊の角を吹き鳴らせ
戦いは我が手中にあり

雄羊の角笛が吹き鳴らされ
トランペットが響き出すと
ヨシュアは命じた「叫べ!」
ジェリコの壁は崩れ落ちた


ちなみにボクにはこっちのほうがお馴染み。
コールマン・ホーキンスのテナーサックス。
以下の文章はこの曲でもBGMにしながらお読みください。


このエリコ(ジェリコ)、世界最古の町と呼ばれることも多い歴史ある町。海抜マイナス258mと、世界で最も標高の低い町でもあるらしい。

で、紀元前8000年紀には、周囲を壁で囲った集落が出現していたという。

周囲を囲った壁・・・これがいわゆる「エリコの壁」
難攻不落で、決して崩れることがない、と言われていたもの。

ジェリコの壁、という英語読みなら聞いたことあるんじゃないかな。



ほら、『エヴァンゲリオン』で、アスカがシンジに言う台詞

「これは決して崩れることのない『ジェリコの壁』!
この壁をちょっとでも越えたら死刑よ。
子どもは夜更かししないで寝なさい!」


まぁエヴァンゲリオンでの聖書からの引用についてはいろいろ語っている人もいるので、そちらをどうぞ。


オールドファンならこっち(↓)かもね。

フランク・キャプラ監督の名作『或る夜の出来事』の中で、クラーク・ゲーブルが同室で寝ることになったクローデット・コルベールに、シーツで境を作りながらこう話す。

「オレはプライバシーを尊重するほうでね。覗きはしない。これは『ジェリコの壁』だ。ヨシュアが角笛で崩した壁より堅固なんだ。しかもオレは角笛を持っていない」


いやぁ、「エヴァ」も「或る夜の出来事」も、何にも知らずに観ていたなぁ。ジェリコの壁かぁ。。。無知は怖し。

つまり、こんな感じで引用されるくらいは有名なお話なわけですね。


つうことで、もうちょっと詳しくこのエピソードを見ていこう。

ヨシュアはもちろんエリコの難攻不落の城壁「エリコの壁」のことは知っている。

だから、まずふたりのスパイをエリコ(以下ジェリコじゃなくエリコで統一)に送る。

このスパイ、怪しまれないように、娼婦であるラハブの家に泊まるわけ。

まぁ男が娼婦の家に泊まるのはおかしいことじゃないからね。

でも、バレる。
兵たちがやってきてこう言う。

「こら娼婦! おめえんちに来た男どもを引き渡せ!」
「確かに来たよ。商売だからね。でももう出てっちゃったよ。早く追ったらどうだい」

こうしてラハブはスパイを匿って助ける。
で、ラハブは、風の噂でいろんな奇跡を聞いていたこともあり、ふたりのスパイにお願いするわけ。

「あたし、あんたらの神を信じるわ。ねえ、絶対勝ってね。そのかわり、攻撃のとき、あたしらの家族だけ助けてくれないかしら!」

「もちろんだ。この恩は忘れねえ。オレたちが攻撃するときに、この真っ赤なヒモを窓の外に下げておけ。そうすれば攻撃しないように親分ヨシュアに伝えておく。まかせろ。必ず伝える!」


で、この約束は守られて、エリコの住民は女も子どもも家畜に至るまで惨殺されるんだけど(ヨシュアよ、やりすぎだ)、ラハブの家族だけ助かるのである。

そして戦後、ラハブは娼婦を止め、改宗し、敬虔な信者となる。
そして、ユダの子孫サルモンと結婚し、ルツ記のルツと結婚するボアズを産み、その血統がダビデ、ソロモン、イエスとつながっていく

意外と重要な登場人物だな、ラハブ。


ジェームズ・ティソさんは、ふたりのスパイが娼婦ラハブのところを訪れたところを描いている。娼婦っぽい品を作っているラハブ。

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フレデリック・リチャード・ピッカースギルは、ラハブが兵士たちと問答しているところを描いている。

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ユリウス・シュノル・フォン・カロルスフェルトは、ラハブがふたりのスパイを逃がしてやるところだね。

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これは聖書の挿絵かな。
ラハブがスパイをかご?で逃がしてやっている。なんだかユニークな絵だなぁw つか、左端で誰か(ヨシュアだろうか)が動物を痛い目に遭わせているようだけど、これなんだ?w なんかのエピソードのはずだけどわからなかった。

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ロッセッリ
(作らしいが不明)のは、「あたしの家族を助けておくれ」「わかった。必ず助ける」「ほら、この赤い糸を窓から垂らしておけ」って会話してるとこ。

いや、こんな細いヒモじゃ、わからんやろ!

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聖書の挿絵でこんな絵(↓)を見つけた。
このくらい太いヒモじゃないとねえ。

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ギュスターヴ・ドレさんは、戦後、ラハブだけが助けられている場面を描いている。右の馬に乗っているのがヨシュアだろう。
他は人たちは全員惨殺。全員の首が切り落とされている・・・(うひー)。

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ただね、このふたりのスパイの働きは、結局生かされなかったの。

なぜかというと、結局「神が勝たせてくれたから」。


ヨシュアに神から不思議な啓示が降りる。

「ヨシュアよ、ヨシュア。
  おまえたちみんなで、エリコの町の周りを行進しなさい。
  いいか、よく聞けよ。
  6日の間、毎日1回、契約の箱を担いで行進するのだ。
  そして7人の祭司が契約の箱の前で角笛を吹くのだ。
  それとな、聞いてるか?
  その行進の間、ひと言も発してはいけないぞ。
  声を出していいときが来たら言うからな。
  そのときは全員で鬨の声を上げるのだ」


映画『或る夜の出来事』でクラーク・ゲーブルが言っていたのはこの角笛ですね。

というか、籠城作戦をとっているエリコの住民からしたら超不気味。
毎日毎日、町の周りを無言でぐるぐる回るイスラエル民族300万人たちw
こえ〜w

で、7日目。

ヨシュアが叫ぶ。

「鬨の声をあげよ!
  神はこの町を与えて下さった!
  皆殺しにせよ!
  ただし、赤いヒモの目印がある家のラハブと家族だけは生かしておけ!
  彼女は私たちの味方だ!」


イスラエル民族300万人が「うおおーーー!」と声を上げる!

すると、あら不思議、難攻不落の「エリコの壁」がガラガラと崩れ落ち、兵士たちは町に突入できたのだった。


ということで、ようやく今日の1枚、行ってみよう。

ジェームズ・ティソさんがわかりやすいのを描いてくれている。
要はこういう感じで6日間行進した、ということだね。
絵を見るとずぅっと後までイスラエル民族が連なっている。
300万人が無言で回るわけw 城壁の上で見ているエリコの人たち、ホント不気味だっただろうなw

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というか、町をぐるぐる回るだけなんで、なんか画家たちの想像力を刺激しなかったんだと思う。そんなに面白い絵がないんだよね・・・。


ジャン・フーケ

これは労作。
ちょっと城壁の難攻不落さがわかりにくいかな。

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ドレさんも描いている。
壁は壊れ、人々が折り重なって死ぬ様子を、なかなか凝った構図で描いている。こういう遠近感の出し方、ドレさんはうまいんだよなぁ。

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ラファエロの弟子たちの作品。
鬨の声を上げて壁が崩れた瞬間だ。
左にある契約の箱が粗末なのが気になりすぎるw

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アウグスティン・ヒルシュフォーゲル
ジェリコ陥落の様子。

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14世紀のアイスランドの写本。
かわいいw

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これも聖書の挿絵。
遠くの城壁が崩れる瞬間か。

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これ、一見ティソさん風だけど、新しめの誰かのイラストだね。
城壁が崩れる感じがわかりやすく描かれているので、載せておく。

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ヨハン・シェーンフェルト
壁が崩れたあとの惨殺の模様をすごい迫力で描いている。クリックして大きくして存分に。たぶん右端がラハブ。

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聖書の挿絵。
エリコの住民はひとり残らず殺されたので、それはもう地獄絵だったと思う。

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ティソ
さんは、「エリコ陥落」というタイトルの絵をもう1枚描いている。

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ちなみに、Wikipediaにはこう書かれている。

1952年から1957年まで、Kathleen M. Kenyon らによって考古学的発掘が行われた結果、エリコの城壁の崩壊は紀元前3000年紀の出来事であることが実証されており、ヨシュアたちがエリコに来たときには、エリコはすでに廃墟になっていたことが判明している。したがって、ヨシュア記6章に記されているエリコの陥落物語は歴史的事実ではなく、原因譚として後から(2~7章の物語が)創作されたと考えられる。


なーんだw


でもまぁ、旧約聖書にこれが書かれたことによってエリコは有名になったし、「エリコの壁」もよく引用されるようになったわけだから、まぁいっか。


この後、ヨシュアは、カナンに先住していた民族を次々倒していく。

エリコに続き、アイという町を陥落させ、リブナ、ラキシュ、ゲゼル、エグロン、ヘブロンなど次々と滅ぼしていき、ヨルダン川西岸の都市ギルガルから地中海沿岸の都市ガザまで、つまり「約束の地カナン」をすべてイスラエルの土地にしたのである。

武勲の人、ヨシュア!


蛇足的に2枚だけ貼っておく。

またまたティソさん。
アイの陥落。

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ジョン・マーティン
これは、ヨシュアが戦いの最中に「太陽よ、そこにとどまれ!」と命令し(神に祈り)、太陽の運行を止めて、戦いを有利に導いた、という奇跡を絵にしている。壮大だ。

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こうして、モーセの意思を引き継いだヨシュアは、カナンの王たちを征服し、ついにイスラエル民族300万人を安住の地に導いた。

ヨシュアは死ぬ前に、民たちと契約を交わす(「シケムの契約」)。

「先祖アブラハムのころから、神は今日まで我々を導いてくださった。こんなにありがたいことはない。それでも異教の神を拝みたいならそうすればいい」
「いえー、とんでもないことです! 我々は神に仕えます!」
「次に裏切ったら、あなた方は滅ぼし尽くされるが、それでもよろしいか?」
「はいー!もちろんでーす!」

・・・こいつら、ぜったい裏切るくせに!w


ヨシュアは「では、この石が神との契約の証だ」と、大きな石を大木の下に置いて、証とした。

そうしてヨシュアは110歳で亡くなったのである。


ということで、今回はオシマイだ。

モーセの物語、全9話。
わりとモーセに感情移入したなぁ。お気の毒すぎて。んー。

さてと。
次回は、モーセ物語をさっと復習します。



このシリーズのログはこちらにまとめてあります。

※※
間違いなどのご指摘は歓迎ですが、聖書についての解釈の議論をするつもりはありません。あくまでも「アートを楽しむために聖書の表層を知っていく」のが目的なので、すいません。

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この記事で参考・参照しているのは、『ビジュアル図解 聖書と名画』『イラストで読む旧約聖書の物語と絵画』『キリスト教と聖書でたどる世界の名画』『聖書―Color Bible』『巨匠が描いた聖書』『旧約聖書を美術で読む』『新約聖書を美術で読む』『名画でたどる聖人たち』『アート・バイブル』『アート・バイブル2』『聖書物語 旧約篇』『聖書物語 新約篇』『絵画で読む聖書』『中野京子と読み解く名画の謎 旧約・新約聖書篇』 『西洋・日本美術史の基本』『続 西洋・日本美術史の基本』、そしてネット上のいろいろな記事です。


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