闘アレ生活（18） 〜まさか、麺自体がNGだったとは・・・

57歳のある日、いままでアレルギーなどひとつもなかったボクが、突然アニサキス・アレルギーになった。そして、ほとんどすべての魚介類が食べられなくなった。いまは魚系のダシやエキスまで避けている。
そういう生活とはいったいどういう感じなのか、ちょっとだけリアルに知ってもらうために、ちょぼちょぼ書いてくシリーズです。
暗くなる話も多いけど、リアルに知ってもらうのが目的なので、申し訳ありませんがご理解ください。
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東京都に緊急事態宣言が出ていることもあり、ずっと家に籠もっている。

というか、3月頭くらいからずっと在宅勤務なので、1ヶ月以上続けて家に居続けていることになる。

それなりにストレス溜まるけど、でも、食事的には、外食がない分、精神的に落ち込むことは少ない。

家にいると、美味しそすぎる魚料理とかに思いかけず出会ってしまう可能性がゼロだからだ。

たまに台所から焼き鮭を焼いている匂いとかが漂ってくるけど、そのくらい息を止めておけばやり過ごせるし、鮭とか食べるのは家族にとって必要だ。

そのくらいは我慢ができる。
というか、最初からわかっていることなので、心の準備ができる。

だから、普通にやりすごせる。

逆に言うと、ショックを受けて心が弱るのは「意外なところで魚介類に出会ってしまうとき」だ。

そんなことがないように、加工食品の裏面の食材表示は注意深くチェックしている。

加工食品の中には、意外とカツオだしとか、カツオエキスとか、サバエキスとか使っているものが多いので、スーパーとかで買うときに気をつけているのだけど、たま〜に気がつかないことがあるのだ。

で、家に帰ってよくよく食品表示を見ると「あ！　これサバエキス使ってるじゃん！」とかって悔しい思いをたまにする。

もうその食品を「食べる気満々」のときに、意外性を伴ってそういうことがあると、わりと後を引くくらいショックを受けるので、本当に気をつけているのである。

お菓子とかでも油断がならない。
意外とダシとかエキスとか使っていることがあるんだよね・・・。

でも。

そうやってとっても気をつけてきたのに。

いや〜、やられた・・・ノーマークだった。

ノーマークだっただけに、意外といままでも食べてしまっていたかもしれない。いや、確実に何度も食べていたな・・・。

まぁカラダに別状はなかったけど、いまは「IgE値を下げる」という目標のために、あらゆる魚介関係を完全除去して生きているのだ。

少しでも食べると、カラダが反応し、落ちる数値も落ちないのである。

・・・ここ１年、こんなに頑張っているのに、数値が落ちていない。
もしかして、これを食べてしまってきたのが原因だったのかなぁ・・・（泣）。

え？
なんのことかって？

いや、家で焼きそばを食べようと思ったわけですよ。

具はもちろん気をつける。
ソースとかも成分見るし、添付されている調味料なんか使うわけもない。青のりなんかもちろん入れない。

そうやって海のものや魚介類の可能性をすべて排除した上で、アレルギーのことなど何にも意識せず、ぱくぱく食べるのだ。

だって、まさか、麺に魚介系が入っているなんて思わないじゃん（泣）

まさか麺に、なんて思ってないから、あんまり食品表示をちゃんと見なかった。

ほら、普通の裏面だ。

※このメーカーさんを責めるつもりはまったくありません。
ちゃんとアレルギー物質表示をしているし、何も落ち度はない。なので、誤解を与えないように、一応メーカー名などは隠します。

油断しているから、目に入ってこないけど、ほら！

ほらほら！

え〜ん、まさか麺に〜〜〜！

なんで「さけ」!?
なんで「しらこたん白」!?

いやぁ・・・ノーマークだったわ。
家で何度も食べてしまっていたわ・・・。

しかも、ですよ。

これで、外食の麺類がすべて怪しくなってしまった。

だって、自家製麺の店じゃなければ、こういうメーカー製の麺を使っている可能性あるじゃん？

まぁもともとダシがだめなので、蕎麦もうどんもラーメンもダメなんだけどさ。でも、地道なリサーチで「あの店はダシを使ってない」とか「あの店はとんこつのみだから大丈夫」とか、大丈夫な店数は増えていたわけですよ。

まさか麺がダメな可能性があるなんて、思いもしなかった・・・。

まさかお店でいちいち「こちらの麺、魚介使ってませんか？」とか「ちょっと麺の袋、見せてくれますか？」なんて、聞けないじゃん？

地道に増やした大丈夫な店にも、もう怖くて行けないじゃん！

あぁ、もうホント、kグア＠置いてジャ：gvァkん＠絵織うあウェlsf舞うぇp『おｒ７＾tr８ゔぃｋ｝ｂぴ；あえおｍさｇほ＠あいうｒた「ｗ：えｋｍふぁ」ｗ『絵０−負９３３！！！！

こういう意外なのが一番こたえる。

ずっと閉じこもっていると、食事くらいしか楽しみがないんだけど、こんなことが一回あるとなんか急に追い詰められる。

あーあ。

まぁ、この程度のこと、この外出自粛でもっと大変になっている方たちに比べればたいしたことない、と思うけど。

それにしても、あーあ、なのでした。

おしまい。