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1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法

もはや、競争の時代じゃない。変わりゆく時代に自分を最適化させていくため必要なものとは?

【今日の読書✈︎】Day93

1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法
山口揚平 著 プレジデント社 2019年


市場が求めるものは、「モノ」→「コト」→「ピア」へ。価値の変遷を認識しなければ、ピンボケな価値を提供することになる。


2020年以降の価値は、ピア(「関係」)におかれる。
どんなスキルが生きる力になりうるのか?

変わりゆく市場で自分の価値を最大化していくために求められる力は「考える力」

情報の「消費」に慣れてしまった現代人に、あらためて「考える力」の重要性を問う本。

「あらゆる問題はそれが起こったことと同じ次元で解決することはできない」ーアインシュタインー

「人間は考える葦である」ーパスカルー


人間だけがもらったギフト「考える力」を使わずに退化させてしまうのは、もったいない。


このギフトの意味は、「私たちの生きる社会と地球を守ることなのでは?」と私は思う。

私たちが住まわせてもらっている地球を守るためこと、もはや「個」を磨くだけでは成し遂げられない。これから磨くべきは「関係」「繋がり」「コミュニティ」。

本書を読むことは、あらためて、自分の立ち位置(人とぶつからないポジション)と貢献についてて考えてみる良い機会になる。


❶[3セレクト]


①“思考は情報に勝る

「解を問う」のが20世紀の教育だったなら、「問いを問う」のが21世紀の教育。私たちは、もっと旅に出て、外の世界から考えなければならない。Googleはいつでも解を教えてくれるが、問いは教えてくれないからだ。情報量が増えるほど、人は思考しなくなる。これを著者は「思考と情報のパラドクス」と呼んでいる。「思考量〉情報量」という状態を維持することが大切。
考える力を鍛えることは、一生食べていける力をつけることと同じくらい重要。考えることは最もコスパの高い行為。


著者の考えることの定義:「概念の海に意識を漂わせ、情報と知識を分解・結合させ、整理する行為」


つまり、たった1つの最も重要な因子(レバレッジ・ポイント)を見つけること


②「考える」真の目的とは?


端的にいうと、「代替案を出すこと」「具体案を出すこと」「全体像を明らかにすること」「本質を見抜くこと」


「アイデアがある人は悩まない」
「代替案を持っている人は安心して成果することができる」


真の知性とは、「囚われない心を持つ力」


③アフターオリンピックの世界


社会に個人の人生を当てはめてきた時代が終焉を迎える。日本という単一社会は溶解し、コミュニティに分化する。
社会とお金、仕事、個人は溶けていく。仕事とは、個人の天才性を周りの環境へはめこむ作業になる。仕事の定義は労働からコミュニティへの「貢献」へと変わる。お金は信用へと回帰する。
お金を生む5つの流れ:お金、信用、価値、時間、健康
時間も健康も、それらは「お金、信用、価値」という3層構造からなる広義のマネーを下支えする「原資」
価値=(専門性+正確性+親和性)へシフト
どれだけ短時間で価値を生み出すかが決め手となる。
時間通過の未来が待っている。お金が通用しなくなる時代、できるだけ早くキャラクターを設定して、軸を持って生きること。
時間短縮するために、マスター・メンターを持つことは必要で、成長への最短距離になる。マスター・メンターに愛される「素直さ」を磨くことも重要。


+1:読書は効率よく知識を取り入れる最強の方法


本を読むという行為は、著者の思考プロセスをたどる旅。だから良質な本を読み流しているだけでも、自分の視野の狭さや洞察の浅さに気づかせてくれるし、読むことで自分の情報に吸着した意識を引き剥がしてもくれる。優れた書籍は、問題意識に答える力を持っていても、問題自体を与えてくれるわけではない。もし何も考えずに「皆が読んでいるから自分も読もう」という動機で本と向き合っても、それがどんな名著であっても何も提供してくれない。


❷[今日からのアクション]


天才性のヒントを得るべく、褒められることはメモする。アートで洞察力を磨く。


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http://clearminds.info/HP/dokusyo-coaching5-2/

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