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ダーリンは、15歳年上でインドネシア人で病気で無職。

たまには愛しのダーリンについて話します。そうじゃなきゃ、書けないことがあるから。

夫はインドネシア人。生年月日はよくわからない。

私の夫は、15歳年上のインドネシア人です。

ただ、誕生年も誕生日も、実はよくわかりません。誕生日は、今は亡きお母さんが、息子の身分証明書を作るのに合わせて何となく(少しくらいは確信があったのかもしれませんが)設定したものなんだとか。誕生年に至っては、登録上、お兄さんよりも早く生まれたことになっていて、完全なでたらめ。

だから、インドネシア人だということは確からしいのですが、15歳(本人が言う誕生年と、お母さんが設定した誕生日によると、14年11か月)上というのが正しいかどうかは、かなり怪しいんです。

まあ・・もう何でもいいや。

娘にとっては、優しくて面白い、大好きなパパです。パパとしてはかなり年を取っているし、ママとも年の差があるので、時々おじいちゃんに間違えられます。

持病持ちで、仕事待ち。

2年前、重い腎臓病が発覚。当初よりは持ち直していますが、直る病気ではないので、通院しながら、ひたすら様子見です。彼の健康と我が家の将来が、今の私の、1番の心配ごと。

更に、彼は、コロナ問題によって休職中です。

仕事はカフェのマネージャー兼バリスタでしたが、3月下旬から店を閉めています。オーナー氏所有の物件だそうで、家賃の心配がない分、すぐさま閉店・失職とならなかったのが、不幸中の幸いでした。ただ、今の状況では、店を開けられるめどが全然立ちません。「開けるぞ!」と言われるのを、ただただ、無給で、待っています。期間限定だけど、無期限無職。

だから、なかなか言えなかった。

Twitterでは、主にインドネシアでの生活や、子育てについてつぶやいています。でも、なかなかつぶやけないことがあります。

その1つが、コロナのこと。各家庭、様々な事情を抱えていますよね。私にも、「インドネシア在住で夫がアラフィフで病気で無職だ」という事情があります。コロナに寄せて言えば、

① 夫は、新型コロナウイルスに感染した場合のリスクが、同世代の健康な人に比べて、圧倒的に高い。

② 住んでいるのはインドネシア。ジャカルタ(我が家は隣の市ですが)だけで毎日1000人の新型コロナウイルス感染者が出ていて、第一波が継続中。医療も日本ほどあてにならない。

③ 妻(私)は会社勤めをしていないので収入に不安はあるものの、日々の生活費くらいは在宅ワークでなんとか賄えている。ローンもない。

こんなところかな。

この事情が前提にある話を140文字でつぶやくのは、至難の業でして。Twitterでは、コロナについて、今の生活や今後の不安について、なかなか言えないでいました。

死なせてしまうのが、怖い。

働いた方がいい人、働かなければ生きられない人もいますよね。一方で、我が家はなにせ、安全最優先です。夫が仕事に行かなくていい現状を、正直、ありがたいとすら思っています。

出歩けば出歩くほど、人に会えば会うほど、リスクが上がるんですから。感染したら、死にます。

私は、死ぬのが怖い。死なせてしまうのが、もっと怖い。

noteなら、いいかな。

頭と心が社会(主にインドネシア、時には日本)の動きと衝突しすぎて、「とにかく経済」と言う人がいることを思うと、なかなか自分の気持ちを言えないでいました。気にしすぎでしょうか。

でも、noteなら、いいかな。だって、1000文字以上読んで、ここまで来てくれる人の目にしか、触れないから。だから、noteには、ちょっと込み入った内容も書こうと思っているんです。

仕事なんて、今はどうだっていい。生きていてくれればいい。
どうか、長生きしてください、愛しのダーリンさま。

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