作曲家兼IT担当 黒田さんと漫画家兼イラストレーター坂本さんと重鎮リリと出会うの巻
[マイアマイアHP]
https://www.mia-mia.tokyo
もうほぼ日課となってしまったオーストラリアンカフェ「マイアマイア」にアイスコーヒーを飲みに行く。暑かったので、縁側席に一人で座っていると、マシンに載った人が、一人、また一人とやってきて、私の前でコーヒーを飲み始めた。
黒田「やー今日は暑いから、冷コーやな。」
坂本「ホンマにホンマに」
二人とも関西人のようだ。二人ともマシンに載って、二人とも関西人なら、赤の他人である私は同じ家にでも同居しているのかな?と思ってしまう。バリアフリーおじさん行きまーす^ ^
徐に話しかける佐藤。
佐藤「二人とも同じ所にお住まいなんですか?」
坂本「いや、全然。」
佐藤(ヤバっ、外れた)
黒田「近くには住んでいますけど別々です」
そこで犬を連れたベテラン女性が登場。(昨日も会っている)
この犬の名前は「むつ」。ベテランさんが骨折した際、トレーナーに一時預けていたのでメッチャ賢いし、大人いし、虚な目が可愛すぎる。毎日「マイアマイア」で犬に水をやる重鎮だ。
リリ「りんごジュースください!」
黒田「りんごジュースなんかあるんですね」
坂本「ありますよ。他にもワインとかビールとか」
佐藤「ココのりんごジュース、メッチャ美味いって、侑翼くんも言ってましたよ。昨日自分で買って飲んでましたもん」
坂本「じゃあ、私もりんごジュースください。」
黒田「ボクもりんごジュース」
佐藤「じゃあ、私もりんごジュースをください🍎」
四人でりんごジュースを飲みながら語らう。
佐藤「みなさんは何をされてるんですか?」
坂本「私は絵を描いていて、黒田さんはIT関係です」
佐藤「自己紹介がまだでしたね、私は佐藤と言います。出版社に勤務しています」
坂本「私は坂本です」
黒田「黒田です」
リリ「私はリリと言います。ヴォーンさんは「ハイ、リリーさん」と読んでくれます。この店を作っている時に、たまたまキッチン長崎(地元密着の洋食屋)でヴォーンさんの奥さんに会って、大工さんとか、色々紹介してあげたの」
佐藤「りりって、どんな字で書くんですか?」
リリ「カタカナでリリです」
なかなか珍しい名前だ。
リリ「リリって珍しいでしょ」
坂本「珍しいですねぇ。昔歌手でりりィさんっていましたよね。」
リリ「いました。「私は泣いてます ベッドの上で♪」」
https://m.youtube.com/watch?v=bI3G0YJueno
坂本「佐藤さんは分からないですよね?」
佐藤「そういう方がいたのは薄ら覚えています。」
後で調べたが、顔を見れば一発。
バイプレイヤーでお馴染みのりりィさん。Wikipediaで、もうお亡くなりになっているのを知る。少しショック。
黒田さんに話を振るリリさん。
リリ「この方はね、スゴい有名な曲の編曲もされてるんですよ」
黒田「まぁ、名前くらいは知ってるんじゃないかと思うんやけど「ジュピター」って知ってます?」
佐藤「ハイ!平原綾香の?」
黒田「その編曲のメインサポートを私がやったんです。」
佐藤「エーーーー、スゴいじゃないですか」
リリ「あれなんか、元の曲あるのよね」
佐藤「ドヴォルザークですよね」
黒田「でもあれ、買い取りやったから、全然お金入ってけえへんかった。」
佐藤「あれでどれくらい期間掛かるもんなんですか?」
黒田「3か月くらいですかねぇ。元があるのでそんなに難しくなく、元で使ってないエレキの音とか入れて」
佐藤「へーなるほど。坂本さんは何をされてるんですか?」
坂本「私は漫画家もやっています。」
佐藤「単行本も出されてるんですか?」
坂本「はい、でも全然有名ではなく」
佐藤「タイトルはなんて言うんですか?」
坂本「人間だってアニモー」
(たしかに聞いたことはない。スマホで調べてみる。)
『人間だってアニモー』
http://www.foxbat.co.jp/game/animal/animal.htm
リリ「あら可愛いこのワンちゃんの絵」
マガジン出身ということは講談社と言えば、ヤンマガ連載の作家さんはご存知だろう。
佐藤「木下晋也って知ってます。「もここー」や「並盛りサラリーマン」の。彼は私がデビューさせたんですよ。昔、ギャグマンガ誌の編集長もやっていたことがあって」
「コミックギャグダ」
一応体裁上、見習いとなっていますが、ほとんど私がディレクションしています。実質編集長です。
佐藤「2号で終わるんですけど、カス取りまでもいかない💦ただ1号を読んで、2号に持ち込みに来てくれたのが木下くんで、当時からペラペラ見ただけで、あのホンワカした笑いのセンスが伝わってきて一発採用でした。彼を輩出できたのが、唯一の救いです」
佐藤、黒田さんと坂本さんのマシンの性能の差に気づく。
(モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差ではないということを・・・教えてやる!)
佐藤「あっ、黒田さんのが後輪駆動で、坂本さんのが前輪駆動なんですね?」
黒田さんの後輪駆動
坂本さんの前輪駆動。
黒田「そうですね」
佐藤「どんなメリット、デメリットがあるんですか?」
黒田「後輪駆動は操作性に優れています。こんな風に」(黒田さん実演)
佐藤「滑らかな丸ですねー」
坂本「私がやると」(坂本さん実演)
佐藤「ゆらゆらしますね、では前輪のメリットってなんですか?」
坂本「それは段差を乗り越えられるかどうかですね」
黒田「後輪駆動なら3センチくらいでももう無理ですね。」
佐藤「この辺(東長崎周辺)ではどうですか?困らないですか?」
黒田「いや、まだまだ困りますねー。お店にスロープとか付けると道のジャマになるから警察に注意されるんじゃないかと思ってしまうお店が多くて、そんなこと全然ないのに」
佐藤「そうなんですねぇ」
私はこれも薄らではあるけど日本的なムラ社会の「内なるファシズム」だなと、思うが敢えて口にしませんでした。
ちなみに黒田さんも坂本さんもアイドルオタで、二人とも「モモノフ」だそうです。
佐藤「私は今、坂オタで、乃木坂はマイマイ(深川麻衣)、ミサミサ(衛藤美彩)で今は美月(山下美月)です。みんな辞めちゃうんです。」(山下美月はネットニュースで卒業の噂が流れた)
深川麻衣
衛藤美彩(既婚)
山下美月
黒田「私はまいやん(白石麻衣)ですね」
坂本「私はまいやんと久保ちゃんです」
白石麻衣
久保史緒里
オタクはもう市民権を得た文化です。初めて会った人とこんなに盛り上がれるのですから。
黒田「こんなところでアイドルオタに会えるなんて」
佐藤(お店を見渡しながら)「この店に来る人たちも結構オタクの人が多いと思いますよ。みんな所謂「モノよりコト」の方に価値を見出せる人だと思うので。」
黒田、坂本「フムフム」
佐藤「私はその先の「コトよりヒト」だと思っています。ヒトが価値を持ってソコに対価が支払われる。この店もヴォーンさんを中心にしたヒトがお客さんを呼んで、コーヒーというカタチでお金を落としていく。
時代は段々とそうなっていくのではと思っています」
侑翼くんとヴォーンさんに花をあげた。
毎日来ても、新たな面白いヒトと出会えるこのカフェ、ホント最高だなと。そして私のバリアフリー力も板について来たなと思う、今日この頃です。
私がバリアフリーになったのだから
東長崎にはもっとバリアフリーになって欲しい男
佐藤学
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