さとラボmeetup! Vol.13 イベントレポート
皆さんこんにちは。
さとラボ運営事務局の遠山です。
今日は6月26日(金)にzoomにて行われた、さとラボmeet up vol.13のレポートをさせていただきます。
今回も皆さんの地域愛を感じる素敵なイベントとなりました。ぜひ最後までご覧ください!
1.どんな人たちが参加しているの?
今回のmeet upには高校生から大学院生まで計21名の方にご参加いただきました。
北は福島から南は鹿児島まで、全国14都府県から日本中の学生が大集合!
オンラインだとどこにいても繋がれるから素敵ですね♪
今までの地域との関わりとしては学校の授業、大学のゼミ、学生団体の活動、インターンシップなどなど色々な経験を持つ方がいらっしゃいました。
ぜひそんな参加者の皆さんの背景にも注目しながらご覧ください👀
2.今回のmeet upのテーマは?
さとラボ13回目となる本meet upのテーマは【おもしろいローカルを、探せ。さとラボ推し地域Day】#地域を語ろう。
自分が大好きな"あの地域"について思いっきり語り明かそう!…というものでした。
スピーカー5名の方から、推し地域についてプレゼンをしていただいた後、ブレイクアウトルーム(小グループ)に分かれて、参加者各々が自分の地域への愛について語りました。
▼当日のスケジュールはこんな感じです。
20:00〜20:10 チェックイン
20:10〜20:20 オープニング
20:20〜20:50スピーカートークセッション
20:50〜21:20 グループ交流会
21:20〜21:30 クロージング
では前置きが長くなりましたが、さっそくイベントの内容をご紹介していきます。
3.推し地域を紹介!スピーカーによるトークセッション
今回スピーカーとしてプレゼンを行って下さったのは
・松尾 圭子さん(富山県 利賀村)
・貴船 楓さん(鹿児島県 口永良部島)
・大川 翔さん(福島県)
・高島 千聖さん(京都府 伊根町)
・鈴木日菜子さん:(岐阜県 飛騨高山)の5名の皆さん。
1人3分という短い時間の中で、魅力や愛をたっぷり詰め込んだお話をして下さいました。
お話の内容と出た質問について、簡単にではありますがご紹介します。
(1)松尾 圭子さん(推し地域:富山県 利賀村)
大学のゼミで利賀村と関わり始め、好きになった!
利賀村は…
・伝統と新しさが共存する村!
お祭りなどの伝統的な行事を大切にしている一方で、演劇祭で世界から人を呼ぶなど革新的な取り組みも行っている。伝統を守りつつ新しいことに挑戦している村。
・"余白"がある
「村」と聞くと思い浮かべがちなのはどこか閉鎖的なイメージ…。しかし、実際に行ってみると、おうちに泊めてくれたり、お祭りなどで旗を持たせてくれたりと、とても優しくて気さく!閉塞的な雰囲気を全然感じない!
<参加者からの質問と答え>
●東京から通い続けられるモチベ―ションは何?
利賀村の人に会いたい気持ち。今までは実家だけが家だったけど、今は第二の帰る場所ができたと思っている。
●利賀村の好きなところは?
やっぱり人が好き。あと、利賀村まで行くために電車やバスを乗り継いでいく中で、自分の現実から離れる感じがするのも好き。
(2)貴船 楓さん(推し地域:鹿児島県 口永良部島)
自分の出身地である口永良部島。ここで学生と地元をつなぎたい!
口永良部島には…
・人口100人の島に多くの学生がやってくる!
教育について研究しており、人口の1/4にあたる人数の学生が、個人・団体問わずやってくる。「よそものの活動が最後までよそごとじゃだめ!」
・アツイ大人がたくさんいる!
学生を本気で叱ってくれる大人がいる。また、一人ひとりがまちづくりについて本気で考えている。
<参加者からの質問と答え>
●地元のためにやっていきたいことは?
全国の色々なところに行って、口永良部島のことを誇りをもって伝えたい。この島の魅力を発信したい!
(3)大川 翔さん(推し地域:福島県)
福島県のいろいろな村で活動中!
福島は大きく3つの地方に分かれるが、各地方によって文化が違う。
・福島=震災というマイナスイメージをプラスにし、福島を盛り上げたい!
・先日、split from 福島というプラットフォームを立ち上げた!他にもあいづっぺでぃあ(Wiki●ediaの会津版)作成など様々な活動を行っている。
<参加者からの質問と答え>
●大川さんが感じる福島県の課題は?
3つに分かれている各地域で考え方が違う。それゆえに、たまに軋轢のようなものを感じるのでその地域間の壁をなくしたい!
(4)高島 千聖さん(推し地域:京都府 伊根町)
学生団体 Orang Earth(オランアース)で活動中!
伊根町は人口2000人弱の村。日本で最も美しい村連合に入っていたり
浦島太郎伝説の地だったり、魅力がたくさん!
伊根町は…
・自然が豊かで食べ物がおいしい!
海も山もすぐ近くにあり、田んぼも多い。自然にあふれている。また、イカや京野菜、卵、日本酒など名物の食べ物もたくさん!
・みんな地元愛が溢れている!
地元の"おっちゃん"たちと活動しているなかで地元愛をすごく感じる。学生団体にも積極的に協力してくれる。
<参加者からの質問と答え>
●伊根町で特に思い出に残ってることは?
Facebook上で誕生日を祝ってくれたり、留学に行った際は「無事帰ってきてね」とメッセージをくれたりと、直接会えないときでも変わらぬ優しさを感じたこと。
●今後、何をやりたい?
今はECサイトを立ち上げようとしている!つながりが途絶えることがないように活動していきたい。
(5)鈴木日菜子さん(推し地域:岐阜県 飛騨高山)
\ 高校1年生で学生団体立ち上げ!現在は日本1周に挑戦中!/
地元である飛騨高山は、今まではあまり好きじゃなかった(電車もないし、大学もないし)。しかし、自分の世界が広がるにつれて「好きになりたい」気持ちが生まれた。
飛騨高山の魅力は「人らしさ」!
しかし、その「人らしさ」が良さにも悪さにもつながっている。
閉鎖的な雰囲気を打破し、飛騨の「人らしさ」がもっと人を幸せにするものになってほしい!
<参加者からの質問と答え>
●人と町をつなげる難しさはどんなところに感じる?
地方に行けば行くほど新しいものを受け入れる文化がないように感じる。出る杭は打たれやすい。この壁が難しさにつながっていると思う。
…いかがでしょうか?
本当に皆さんの推し地域への愛を感じるとともに、真剣にその地域と向き合っていることが伝わるアツいプレゼンでした。
4.4~5名のグループに分かれて交流会
トークセッションが終わった後は、zoomのブレイクアウトルームに分かれてグループ交流会を行いました。
各グループにスピーカー、参加者、運営が混ざり、各々の推し地域や活動、地方創生への思いなどを語り合いました。
スピーカーの方にプレゼン中には聞ききれなかったことを質問したり、参加者同士で感想を共有したりと、とても充実した30分間になりました。
5.イベントの感想
交流会が終わった後は、全体で感想を共有しました。
直接発表していただくのはもちろん、Slidoというサービスも活用しながら、リアルタイムで全員が感想を出していきました。
こちらではその一部をご紹介します。
・地域に想いがある人が集まってると話が弾んで楽しかった!!また参加したいと思いました。ありがとう!
・いろんな都道府県の地域が知れて色々と参考にしたいと思ったし行きたくなりました。
・様々な地域を知れて良かったです。それぞれの地域の魅力や課題や関わるきっかけについて、もっとたくさん情報を共有したいです!
・地方に惹かれる理由ってのは、どの地域でも変わらないのかなと思った!ライバル続出ですね
・同じ様に活動している人と触れ合う機会がなかったので、いろんな人のアクティブな行動を知ることができてよかったです。新たな視点も増えました!
・多様な地域の方々と繋がれて、自身の地元についても共有することができてとっても楽しかったです!!!
・一人一人の推し地域を知る事によって、日本が身近になり、自分が行ってみたい!って思いました。そこで関わることによって新たな人の暖かみを感じ1秒1秒を平和に感じることが出来ました。地方大好きー!
・日本中から参加している人がいてすごい良かったです!!!
・プレゼンターの方々の行動力の凄さにとてもとても良い刺激を受けました!伊根町の舟屋はいつか絶対行きたい!
・行動力のある学生の話を聞けたのは自分にとっても成長になりました!
刺激をもらうって意味で、いい話ができましたね。
・皆さん活発的な方々ばかりで、良い刺激になりました!!3分という時間では、皆さんの想いが収まりきらないことがすごく伝わってきて、もっと皆さんの取り組みを知りたくなりました!
・ブレイクアウトルームでも、発表頂いた内容をより深く知ることができたり、お互いの悩みをそれぞれの経験から解決する糸口を得られたなど、非常に濃い時間となりました!
たくさんのご感想ありがとうございます!
ご参加いただいた皆さんにとって、新たな刺激や発見があったのなら、とてもうれしいです😊
そして、最後は記念に写真を撮ったあと、自由解散。
そのままzoomでお話ししたり、SNSでつながったりと自由な時間を過ごして終わりました。
5.まとめ
今回のmeet upは、スピーカーはもちろん、参加者も運営も自分の”推し地域”について語ったとても賑やかな会となりました。
また、オンラインの特徴を生かし、日本全国の学生同士で交流することができました。
今回のつながりを大切にしながら、これからも地域と関わる学生の輪をさらにを広げていければと思っています。
さとラボは、今後も「地域を元気にしたい学生が集うプラットフォーム」として機能すべく、様々な企画を提供していきます。
また、次回のmeet upも企画中ですのでお楽しみに!
最後にはなりますが、本イベントに登壇してくださったスピーカーの皆さん、ご参加くださった学生の皆さん、本当にありがとうございました🌼
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