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日記2021

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さとくらの2021年の日記をまとめています。
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記事一覧

日記 2021年12月 「距離すらつかめないものとなっていく風景」のように過ぎ去ってい…

 12月某日  ツイッターで樋口恭介が炎上した。  問題になったのは、早川書房が発行する雑…

さとくら
2年前
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日記 2021年11月 誰かに言ってあげたかった、そして誰かに言ってほしかった、「あな…

11月某日  浅井ラボがツイッターで以下のようなことを呟いていた。 「JOKER」売れないコメ…

さとくら
2年前
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日記 2021年10月 この身体に「別な生き物を飼う」時、僕は「窓際」に近づくのか遠ざ…

 10月某日  2回目のワクチン接種の当日。  あまりにもコロナワクチン接種のことを職場で言…

さとくら
2年前
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日記 2021年10月 「失ったり、夢破れたり、負けた」僕は何者でもないまま、考え続け…

 10月某日  臨床心理士の東畑開人の記事を読んで面白かった。  記事の中で「物語というと…

さとくら
2年前
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日記 2021年9月 復讐するように幸せな大人を目指して、今日も美味しい料理を作る。

 9月某日 「星野源のオールナイトニッポン」に若林正恭がゲスト出演した。  少し前に「あ…

さとくら
2年前
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日記 2021年9月 「まぶたを閉じたときに広がる世界を知ら」ないで生きる「番犬」。

 9月某日  朝、起きたらファーストピアス(スタンドというらしい)が外れていた。そういえ…

さとくら
2年前
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日記 2021年8月 あらゆる利害を孕んだリアリズムの恋愛と「好きなものを肯定すること」しかできない恋愛。

 8月某日  このご時世、絶対にダメなのだけれど、8月の前半にお酒を飲む機会があって、アホみたいに酔って翌日に二日酔いで最悪な気持ちで目覚めた。  村上春樹の短編「神の子どもたちはみな踊る」の冒頭は、「最悪の二日酔いの中で目を覚ま」すけれど、本当にそんな感じだった。  それでも翌日は仕事の時間にちゃんと出社した。  普通に働けるかな、と思っていたが、途中で耐えられなくなった。ポカリスエストを飲むことすら、気持ち悪くなったので早退した。  部屋に帰るまでもずっと気分は悪かっ

日記 2021年8月 すべての人に平等に課せられているのは「死」と、それまで続く「生…

 8月某日  同じビル内でオフィスの移転が行なわれることになった。新しく人を雇う必要があ…

さとくら
2年前
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日記 2021年7月 「時代的に正しい性欲と、正しい身体を持てる」ことの幸福。

 7月某日  職場の後輩の男の子とは部署が違ってしまったので、朝の休憩室でしか会話をしな…

さとくら
2年前
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日記 2021年7月 熱中症とアップルパイと初恋と夜の缶ビール。

 7月某日 『賭ケグルイ』の河本ほむらが原作を担当する漫画作品『異世界転生者殺し -チート…

さとくら
2年前
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日記 2021年6月 「ある小さな夜の曲」を聴く憂鬱な夜。

 6月某日  ハイキュー!!の最終巻を読んだ。  随分、前に発売されていたのは知っていたのだ…

さとくら
2年前
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日記 2021年6月 一千万円分の不幸を前に「にひひ」と笑う大人になりたい。

 6月某日  住んでいる近所、というか、マンションの前に警官が三名いた。もう帰るところら…

さとくら
2年前
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日記 2021年5月 「自分で選んだその色で」生活は続いていく。

 5月某日  仕事が終わって、夕食を作っていると学生時代の友人から電話があった。  出ると…

さとくら
2年前
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日記 2021年5月 くまの「ぬいぐるみとしゃべる人」として生活する。

 5月某日  オードリーのオールナイトニッポンを聞いていて、若林のフリートークが面白かった。  自分の好きなアメフトのパーカーをお店で見つけて、買った後の自分を想像して、「一週間はワクワクできるんだろうなぁ」と思い浮かべて、結局は買わずに店を出る。  眼鏡でも幾つものフレームを試着して、気に入ったものを見つけて、買った後の想像をした後に、結局は買わずに店を出る。  若林いわく、「買ったら終わっちゃうから」とのこと。  そして、この気持ちむちゃくちゃ分かる。  先日、ア