犬が4匹いて、冷蔵庫が2台ある
Integrated Healingの講習会を終えておよそ1週間。
前回はお知らせの気持ちが強くて「ですます」調だったが、再び自分語りの色合いが強くなったので「だである」調に戻る。
ちなみに、気にしている方はほとんどいないと思うが、私はこの同一アカウント内で、Spirit of a Womanのマガジンを書くときは「ですます」で、自身のことをエッセイ調で書くとき(マガジン「平常心是道」)は「である」が多い。
いきなり話が逸れたが、怒涛の講習会を終えて1週間経って、少しずつ落ち着いてきて、ブログを始めとするSNSをどう運営していくかはだいぶ整理された。
結論から言うと、このnoteはこれまでと全く変わらず、気ままに日々のことを綴っていくことにした(その他についてはこのnoteのプロフィールを整理したのでもしご興味あれば見てみてください)。
ここでようやく本題。
Integrated Healingの講習会を終えて心機一転したような心持ちで家に帰ったら待っていたのは冷蔵庫が2台ある生活であった。
しかも、使えないやつ1台、ほぼ壊れているやつ1台。
何が起こったかというと、これまで使っていた冷蔵庫がほぼ壊れてきた(冷える時もあるが冷えない時が多い)ので、新しいのを買ったのだ。その新品の冷蔵庫が先週末に配送されてきたのだ。
もちろん、配送と同時に設置してもらう予定だったのだが、ここで問題が発生した。
アメリカの冷蔵庫は自動的に製氷するシステムなので電気とだけでなく水道ともつなぐのだが、我が家の冷蔵庫用の水道の蛇口が閉まらず、水を止めることができないから、古いやつを取り外すことができない(=新しいのを設置もできない)と業者に言われたのである。
この家は夫が住み始めてから15年以上は経っているので、蛇口の故障はまあ妥当な経年劣化であろう。
ゆくゆくは修理する必要があるが、とりあえず今は冷蔵庫が設置できればいい。だから、家の水道の元栓を閉めて水が出ないようにして作業するのはどうかと打診してみたが断られた。
アメリカでは割とそういう融通をきかせてくれる人は多い印象だが、そこそこ大きい企業の人となると話は変わる。なんたって訴訟社会なので、マニュアルにないことをしてなんらかの問題が発生して訴訟を起こされたり、会社から責任を追及されたりすることは是が非でも避けたいのだと思う。
というわけで、業者は新しい冷蔵庫と、古い冷蔵庫を残して去っていった…。
間の悪いことに、ホリデーシーズン佳境のアメリカ、水道を修理する人を呼べるのは年明けになるかも知れぬ。これまでの人生、いろんな年末年始を過ごしてきたが、使えない冷蔵庫2台と共に年を越すのは人生初である。いや、まだ、年内に直すことを諦めたわけではないが。
しかも、そこへきて、ご近所さんが2週間ほどのバケーションに出かけることになり、彼女たちの犬を預かることになった。
これがまた私より体重の重い超大型シェパード2匹で、もともとうちにいるテリア雑種1匹とラブラドール雑種1匹と合わせたら今、我が家には4匹も犬がいる。
いやはや、Integrated Healingの講習会で生まれ直したような気持ちで、ここから新しい日々が始まるのだ!と言わんばかりに意気揚々としていたのに、待っていたのは犬4匹と冷蔵庫2台というドタバタな日常だったという…。
ただ、不思議なことに、前のようにイライラしない。むしろ、おもろいな、人生は、と思う。
私はなぜか昔から、人里離れたところで隠遁生活をしてみたい願望があるのだが、一方で、日々の雑然さこそ生きる面白さであるよなぁとも思っている。
超お気に入りの服が犬の毛だらけになっても、重量級の犬たちに足を踏まれて赤く腫れてしまっていても、やっぱり私は今のこの自分の日常を愛してやまないので、隠遁生活はもっと年を取ってからでいいや、と。
年を取ったら年を取ったで、やれ、「スーパーが近い方がいい」とか、「医療機関が近い方が安心だ」などと言って結局隠遁生活はしない可能性の方が高そうだが、それもまた人生。なんでもいいし、なんでもありなのだ。