【Vol.474】仕事における信頼残高を高める!

【本のタイトル】
1時間の仕事を15分で終わらせる

【著者】
清水久三子

【インプット(引用文章)】
上司や顧客への進捗報告も上手くやらないとボトルネックになりがちです。
「そんなこと聞いてないよ」「そのやり方は変えた方がいいんじゃない」と、やり直しが発生し、時間を奪われることにつながるからです。
進捗の報告はメールを送って確認するような簡易的なものから、顔を合わせて行うものなど時間がかかるものまで様々あるでしょう。この報告が少なければ、報告にかかる時間が減るのはもちろん、指摘を受けた場合にそれを反省させる手間も省けます。
進捗報告を減らすための工夫として、自分から仕事の工程と「マイルストーン」を上司と共有し、合意をしておくといいでしょう。マイルストーンというと聞き慣れない言葉かもしれませんが、仕事の進捗を管理するための途中の節目のことです。
マイルストーンは「顧客分析が終了して新商品の受容度が検証されている」「デザインが確定してクライアントと合意済み」などの状態で設定します。この道筋が上司に見えていないと「今何をしているのか?」「うまくいっているのか?」がわからず、「あれどうなってる?」と上司のタイミングで進捗を報告させられることになり、その都度できていないことを指摘され、自分のペースが作れません。報告されたら存在価値を示そうと「何か指摘をしなくては」と思う上司もいますので、本質に関わらない指摘はなるべく減らしたほうが全体のリードタイムが速くなるのです。
進捗報告が少ないということは、「自由度が高い」ということです。
この自由度を高められるかどうかは、自分の「信頼残高」と比例します。信頼残高とは『7つの習慣』のスティーブン・R・コーヴィー氏が提唱した言葉で、人と人との信頼関係を銀行の残高に例えたものです。
銀行口座の残高を増やすには、お金を新たに預けるか、預け入れたお金の利子で増やすしかありません。残高があれば引き出して使うこともできますが、引き出してばかりだと残高は減っていき、しまいには底をついてしまいます。
信頼残高も全く同じです。礼儀正しい行動、約束を守る、期待を裏切らないなどの行動を通して信頼残高を作っていけば、そこに蓄えができます。銀行口座の残高に利子がつくように、ある人の信頼が他の人の信頼を呼ぶこともあります。
信頼残高が高ければ、重箱の隅をつつくような質問を受けたりしなくなりますし、多少のミスなども許されることもあるでしょう。
さらに、信頼残高は仕事のクオリティにもつながります。信頼残高が高ければ、お互いに不信感を持たずに相手の話を素直に聞けるため、余計な枝葉にとらわれず、本質的な話し合いができ、結果、仕事の質が高まるのです。
信頼残高は決して一朝一夕に増えるものではありませんが、ボトルネックを解消する上で、なくてはならないものです。特に初めて一緒に仕事をする人に対しては、初めの段階で詳細な工程やマイルストーンを共有し、自分からまめに報告をして「この人には任せておいても大丈夫だな」と相手が思うレベルまで信頼残高を増やしておくと、その後の仕事を速く進められるでしょう。

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
自分から仕事の工程と進捗報告を上司に共有し、信頼残高を高める!

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