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幻の柳宗理デザインのグラスが復刻されました【FREEPARK】


日本を代表するデザイナーである
柳宗理氏を知っている方は
とても多いと思います。

エレファントスツールや
バタフライスツールなどの家具、
生活に欠かせないキッチンアイテムの数々、
一度は見たことのある作品を
世の中に生み出してきたデザイナーです。

デザイン業界だけでなく、
商業界にも影響を与えた柳宗理氏の
作品には「幻」に終わったグラスが
ありました。

それは
シンプルなタンブラーに
機能性を備えた粒々がデザインされた
つい手に取りたくなるグラスでした。

1966年に柳宗理氏がデザインし
メディアでも紹介されたのですが、
その製造の難しさから
商品化されることはありませんでした。

そこに目をつけたのが、
Sumida Contemporaryという
墨田区内のメーカーと日本や
世界中のデザイナーとの
コラボレーションによって、
現代の生活に添ったプロダクトを開発する
レーベルでした。

1899年に東京で創業した
廣田硝子に声がかかったのは
2016年でした。

4つのパートに分かれた
金型を作ること自体が複雑であり、
さらに当時の色に近づけるための
試作を繰り返しました。

見た目のシンプルさとは裏腹に
商品化までは2年もかかりました。

そして2018年、
そのグラスは『Yグラス』と名付けられ、
50年以上の時を経て復刻されたのです。

復刻するためにこだわったことを
廣田硝子の廣田氏に伺うと

「戦後工業デザイナーの中で著名な柳宗理さん
 そして宗悦さんから流れる「民藝」の考え方に
 弊社と致しましても多くを共感し、
 多くの方々に柳宗理さんがお考えされたデザインを
 国内にのみならず国外の方々に広く知っていただければ
 という想いで進めておりました」

と、お答えくださりました。
柳宗理氏の理念を深く理解し、
製品かに尽力した思いが伝わってきました。

『Yグラス』が復刻してから4年後、
1979年に柳宗理氏がデザインしたワイングラスが
2022年に復刻されました。

重みを感じるしっかりした脚と
ワインをゆったりと受けるグラス部分。
それらが手に馴染むようにデザインされた
柔らかい流れが美しいワイングラスです。

柳宗理氏のデザインを
その手で感じられる逸品に
仕上がっております。

柳宗理氏の復刻グラスを手掛けた
廣田氏からお客様へメッセージをいただきました。

「柳宗理さんの考えである
 商業主義に偏ったものや、
 流行に左右されるものを否定し、
 製品における機能や素材等の
 諸要素をふまえた上で、
 質の高いデザインされていることに
 弊社として多くを共感しております。
 日本の柳さんのガラスデザインを知り見て、
 実際に現物を触ることが出来る事が
 製作に携わる会社としての弊社の
 責務だと感じております。
 現世代だけでなく次世代にも伝え、
 製作出来るように進めております。
 どうぞよろしくお願いいたします」

FREEPARKで商品をセレクトし
その商品をお客様に伝えることは
柳宗理というデザイナーと
Sumida Contemporaryというレーベルと
廣田硝子という職人による手仕事を
世の中に広げていくことなのかもしれません。

小さな雑貨なのにおこがましいですが、
小さな一歩を続けて、
いつか大きな山になれたら、
もっとたくさんの商品を受け入れたいと思います。

そのためにも、
是非ご覧くださいませ▼


Yグラスとワイングラスはこちらです▼





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