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「熱狂」×「吹奏楽」

熱狂してる人間は面白い!

この本の著者、箕輪厚介。編集者にして、オンラインサロンのオーナーコンサルもやってる。TVにも出演している。


しかし、彼はれっきとしたサラリーマンなのだ。ただ、そこらへんに沢山いるしょうもないサラリーマンではない。何事にもただ熱狂し、恐ろしい速さで仕事をこなす。だからこそ、副業であるオンラインサロンやコンサルができるのである。


さらに、この箕輪厚介という男、twitterのフォロワーは140000人越え。これだけのフォロワー数をどうやって稼いだのか。


それは、彼の「情熱」「狂った」人間の生み出すおもしろさ。そして、圧倒的な「行動力」である。


これは、なにも特別な人間になるためだけのものではない。部活動でも、何だってそうだろう。やってる本人が熱狂しているものは強い。


コンクールでも、びっくりする熱量の学校がある。


そして、そういう学校が全国大会、あるいは支部大会に行く。


今年の、令和初のコンクールは大波乱。「常連校」「強豪校」と呼ばれていたところが揃いも揃って支部落ちしている。彼らを蹴落として全国の座に登り詰めた学校は、「熱狂」している。僕はそう確信している。



安全安心を破壊せよ


たとえば、個人練習で基礎練習のとき

常に限界を超えようとしているだろうか。「安全安心」を破壊しようとしているだろうか。

もし、今できていない人に教えたい言葉がある。それは、この本で紹介されている幻冬舎社長である見城徹さんのこんな言葉だ。

「無理はなぁ、通すためにあるんだよ!」

僕は、常にこういう気持ちで練習に臨むべきだと思う。


そんな風に練習してみると、いつもの練習がどれだけつまらないものだったかがよく分かる。もしかしたら恐ろしいほど疲れるかもしれない。たぶん「なんだこの疲れは?!」ってなると思う。


ただ、そこでやめないでほしい。休憩をとってまたやればいいだけ。ちっとも疲れないルーティン化した「安全安心」な練習をいつまでもしているようでは、成長は止まる。安全安心を破壊せよ。


量量量!

圧倒的な量を制圧して見える世界がある。

「量量量!」のいちばん始めに書かれている言葉。

練習も、とりあえず質より量でやってみる。そうすると、気づいたころには質まで上がっている。実際僕もそんなことばっかりだった。

効率化しよう!とおもうと最終的にたどり着くのは、量。

まずは、ほかの人の100倍くらいはやってみる。それでだめなことなんて絶対ないと思う。ふと気づいた時には、めっちゃうまくなってる。

「1年間で100の力が使えるとしたら、最初の二ヵ月で90を使い切ってしまうくらいの勢いで走るといい。中途半端ではだめだ。」

一週間の練習があるなら、最初の日に全部出し切るくらいでやろう。

その練習は、ぜったい裏切らない。


憑依レベルでブンセキせよ

箕輪厚介はつくづく頭のおかしい人だと思う。

中学くらいから、クラスメイトや担任教師の性格・コンプレックス・本性を徹底的に言語化していった。

これを今でも続けているというから驚き。

楽器を演奏してきたものなら、だれしも一度は上手なプレイヤーを見て真似たことがあるのでは。ここで「憑依レベルでブンセキ」する。

たとえば箕輪さんは「ブンセキ」するとき、その人のtwitterをずっと見続けるらしい。そうやって、どんなものに興味を持っていて、どんな性格なのかを見ている。常にツイートを「ブンセキ」しているとわかるものがある。

一度、有名な奏者のSNSを「ブンセキ」してみてほしい。なにかしら、みえてくるはず。


努力は夢中には勝てない

努力は夢中には勝てない。それは練習でも一緒。

もし、練習中に「努力」を始めてしまったなら、今すぐにでもやめた方がいいと思う。

努力とか、我慢とか。美化されがちだけど、そうすればうまくなるってもんでもないと思う。

結局、時間も忘れて、楽しんで夢中になって練習した奴が勝つ。

もし、先輩とか周りの人に「この練習やって」って言われてそのままやってるなら、そんな練習やめて、いますぐ楽しい練習に切り替えよう。

楽しんでやった練習は、なにかしらに繋がる。それも思いがけない方向に。

計画的に練習するのもいいけど、夢中な奴には絶対勝てない。

努力より、夢中。


さいごに

夢中になって、全力で熱狂して、とんでもないスピードと量で、馬鹿みたいに練習して、駆け抜けろ!!そしたら、ぜっっっったいうまくなる!!


今回の本。