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許せないこと

私は自分をまったく許していなかった。

悪口ばかり言う母親。
ああなりたくない。ああなりたくない。

反面教師だった母親。そうすると、
母のようになりたくなさ過ぎて、
私は自分で自分を縛った。極端に。そう極端に。

愚痴を言ってはいけない。いや、言っていい。
不機嫌になってはいけない。いや、なるだろう。

たくさんあると思う。
結局、ああなりたくない。と思って、
ならない。と決めたことが極端すぎて、
自縄自縛だったことに気が付いた。

だから、母の悪口を言おうと思う。
最低だった母親の悪口を言おうと思う。

自ら命を絶った親の悪口をとめどなく言いたいと思う。
そんな自分を許せたら、私は少し心の行動範囲が広がる。
そんな気がする。

育ててくれてありがとう?は?
そう思えるわけがないんだよね。

しかし、あのひどさを伝えるだけの文章力がない。
ただ、決めた!私は被害者ぶる母親が許せなかった。
ということは、

被害者ぶる自分を許していないということだ。
許す意味が分かってきた。

被害者ぶっていいんだ私は。自分を許すんだ。
だって被害者だったんだから。

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