見出し画像

再婚相手と子どもたち。


みなさんお疲れ様です、佐藤です。
他の投稿で書かせていただきましたが
私は当時3歳、2歳の子を連れて親子三人で元夫から逃げ出したことがあります。
その後、ありがたいことに子ども達の父親になりたい
という方に出会えたことで
子ども達と私の精神的な軸がぶれる事も少なくなってきたこの頃。
ステップファミリーとして歩み始めた私たちの事を書いていきます。


パートナーとの出会い

現夫との出会いは私が保険営業の仕事をしていた時でした。
先輩からの引継ぎで担当になったお客様の内の一人が今の夫になります。

最初は保険を勧める為に会話の中で自然と情報を集めていたのですが
バツイチ、離婚理由、彼の生育環境、両親、兄弟の事など
聞き出すと同時にそういった話題を深堀するため、私自身の話にもなり
意気投合していきました。
(離婚理由、子どもの事、家庭環境etc.)
始めは子ども達と大人含めて遊ぶ事から。
徐々に彼に慣れてきた子ども達を見てお互い了承の下で土日にしか予定が合わないお客様の所へ訪問している間の子守りなど積極的に協力してくれるように。

おじちゃん家に泊まりたい。

当時は仕事の協力をしてくれて似ている境遇から相談や愚痴を聞いてくれる奇跡的に人の良いお客様、くらいに思っていた私。
しかし子ども達は違っていたようで、土日に私も含め彼のお宅に遊びに行く頻度が増えお宅や彼自身に慣れてきた子ども達は
私と子ども達、三人の時間よりもプラスおじちゃんの計4人での時間を欲するようになっていきました。
「今度はいつ遊びに行くの?」「今日おじちゃん家に遊びに行きたい」
「まだ帰りたくない!泊まる!」など、おじちゃんLOVE状態に。

気持ちはわかる

シングルになって、女手一つで育てていく!と息巻いていた私も
別居や離婚から時間が経てば経つほど、子ども達へ
父親のような存在がやっぱり必要なのではないか?そう思う様になっていました。
実際、おじちゃんと関わる様になってからは私一人で育てていた頃よりも
子ども達の男性への一歩引いた関わり方がマイルドになっていたから。

父親から受けた暴言や暴力、また父親→母親へのそういった行為を見せられて育った息子たちは
成人男性と関わるのを極端に避け、同じ空間に男性が要る場合には私の傍から離れない、話しかけられても目も合わせない子になっていました。

そんな息子たちを我が子のように扱って、父親のように振る舞うおじちゃん
自然と心を開ける様になっていった息子たち。
私も彼と話したり、遊んだりする我が子を見てこの人なら…
と思う事も増えて行きました。

彼もバツイチになってからの期間が長く、再婚相手を探している。
どうせなら再婚相手に子どもが居る方が楽しい。
そういう話から特に恋愛感情があまりないまま交際がスタート。
彼は再婚相手(できれば子あり)
私は子ども達の父親としてしっかり機能してくれる男性
2人の利害が一致した瞬間でした。

同棲開始!あれー???

なんやかんやで交際から数か月が過ぎ
子ども達もおじちゃんフィーバーが落ち着いてきた頃。
一緒に住んでみようか!とどちらともなく誘い合い
彼の家へ引っ越しました。
遊びに行くとお泊りお泊り騒ぐ息子たちが
毎日おじちゃん家に帰る事を不思議がるように。
「ママ?今日はどっちに帰るの?」
「前住んでたお家にはもう帰らないよ?」
「なんで?おじちゃん家に帰るの?」
おじちゃん家はあくまで遊びに行くところで
帰るところ、家ではない。
という認識の様子。

まぁ説明は何度もしていたけど、環境が変わってすぐは
やっぱり慣れないよなぁ。
「おじちゃんと一緒に居れるよ?」
と返すと、不満げな顔。
私なりに検索をかけたり、児童の心理など調べてみましたが

おそらくこの頃の息子たちは
いきなり、常によくわからないおじちゃんが家にいる。
みたいな感覚になっていたのかな?
と想像しています。
・遊園地に遊びに行くのは楽しいけど、遊園地に住むのは別。
・遊びに行ってミッ〇ーに会えるのは嬉しいけど、24時間ミ◎キーが家にいたら落ち着かない…。
みたいな。

おじちゃんすきすき期から一転、おじちゃんあっち行って!期の到来です。


これには幼少期に親の離婚、再婚、いきなり養父ができた、自身の父親としての経験があるおじちゃんでも想定外だったのか大分ショックを受けていました。

それでも一度父親になると誓ったからには途中でその責任を放り出さない。
と今も奮闘中です。
(最初の頃とは違い、子ども達から中々の塩対応を受けている。)
まぁ友達がいきなり、今日から俺が君たちのお父さんですって言ってきたー!!
くらいの衝撃があるので、子ども達の対応には一理あるというか気持ちは理解できるというか。

ステップファミリーとしての一歩

被虐待児を抱えている佐藤家。
私はまだまだ息子たちには心のケアが必要だと思っていて。
やっぱり、どこか違和感があるというか
両親から愛されて育ってきた子とは何かが頭一つ飛び出しておかしいというか。

長男は水が顔につくのを極端に嫌がり、お風呂もプールも飛沫が顔につくだけで大絶叫。
頭を洗う時なんて、やめてー!!!嫌だ!!!!助けて!!!とパニック状態に。
母親の私が口を出せない環境にしばらく居たので、偏食しまくりで野菜が一切食べられなかった。
長男、次男ともに暴力で物事を解決しようとしたり
嘘を平気でつくし、自分の思い通りにならないと暴言を吐いてくる。
時には殴ってきたり。

おじちゃんと一緒に生活するようになって、上記の行動は改善したものもあれば、まぁ前よりは幾分マシ。っていう事まで様々だけど。
母親だけではちゃんと育てられないのかなぁとか
もしもあのままシングルマザーのままだったら将来どうなっていたんだろう?とか。

私自身も母親から虐待を受けて育ってきたから
あんな親にはならないぞ。と思ってできるだけ穏やかに
怒鳴らない様に、言葉で解決できるように、と思って叱ってきた。

一方おじちゃんは、私の親世代ということもあって
雷親父をオブラート5枚くらいで包みました!みたいな。
割と昭和感がある叱り方をする。

親としてのジェネレーションギャップとでも言えばいいのかな?
20代半ばと40代半ば。
かなりの確率で教育方針の違いから、夜に息子たちが眠った後
夫婦会議になる。

私たち夫婦の面白い所は、お互いに年齢層で考え方がまるっきり違うと
分かりあっているから年の差の分だけあるギャップを上手く話し合いで解決しようと会話を重ねる事ができる所。
ケンカ…でもないし、言い合い…でもない。
私の感覚で言うとお互い冷静なまま議論を重ねる…
そう
ディスカッション。

私もおじちゃんも子ども達の育ち方、性格、あの言葉使いが~…
なんて議題でたくさん話し合う。
おじちゃんが感情論、根性論ぎみで
私は論文とか児童心理士のネット記事を参考にして
気づけば1時間2時間、議論しあう。

年の差が成す技なのか、はたまたお互いにバツがついてる経験からか
今までの生活の中でケンカをした、という記憶はない。

長男と次男、おじちゃんへの関わり方の差

おじちゃんちに住み始めた当初から現在にかけて。

長男はかなり聡明というか、大人の放つ言葉の含みや表情、雰囲気から
何かを察する事がすごく上手な子なんだと思う。
別居する時期が遅かったから余計な感性の鋭さを身に着けさせることになったのは本当に心苦しい。
大人の事をよく観察していて、あの人にはこう。
この人にはこう。っていう対大人用の接し方ガイドみたいなものがある気がする。

それに対して次男は赤ちゃんの頃に元夫と別居をしたからなのか
あまり大人に対する特別な感情はない様に思う。
おじちゃんと関わりを持ったのもわりと小さい頃だったからか
上手くおじちゃんに適応している。
多分、元夫の事も父親としての姿や記憶は無い。

そんな二人は本当に行動が二極化していて
長男はおじちゃんを避ける様な、次男はおじちゃんにも普通に絡んでいく。
私はエスパーじゃないから長男の気持ちが分からないけど
想像するなら、まだ家族として受け入れきれていないというか
どう接したらいいか分からない大人、一応パパとは呼ぶけど…
信用しきれていない。みたいな感じかな?

前の父親の記憶もちゃんとあるから余計に家族として受け入れがたい
のかもしれない。

そんなこんなをぽつぽつまとめてみようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?