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【レポ】特別展「きもの KIMONO」に行ってきた!


こんにちは、着物コーディネーターさとです。

今年は新型コロナウィルスの影響で、色々な美術展が中止・延期になりましたね。
中でも、私がすっごくすっごく楽しみにしていたのはこちらの展示。


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鎌倉時代から現代までの着物を集めた大規模な展示は日本初!との触れ込みで、
大変楽しみにしていた、特別展「きもの KIMONO」
延期が発表されていましたが、
6月30日より、会期を変更の上で開催されました。

このたび、展示の記事を書きたい!とダメ元でご連絡差し上げたところ
なんと許可を頂きました。(本当にびっくり)
という訳で、あくまで一般観覧者視点で、
「きもの展」のレポート記事を書かせていただきました!

※こちらの記事に掲載した展示関連の写真は、特別な許可を得て掲載しております。転載や二次使用はなさらないよう、お願い致します。
※展示の感想は最後の項目に掲載します。読みたくない人は最後までスクロールしないでくださいね!


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本当はすごく着物で行きたかったのですが、
天気が微妙すぎたのでチーパオ(チャイナドレス)で行きました…


日時指定券について


さて、今回の「きもの展」、
新型コロナウイルスの予防・拡大防止のため、オンラインによる事前予約制が導入されています。
上野の森美術館や国立新美術館でも、過去に導入されていた展示はありましたが、
まだあまり一般的ではないのが現状ですよね。
なので、入場方法などについて触れたいと思います。

まず展覧会公式サイトで時間帯指定でチケットを購入するのですが、
空枠の数が表示されているので空いている時間帯が分かり易い!
これは快適性の面からも嬉しいですし、感染拡大防止の観点からも安心ですよね。

決済方法は
・クレジットカード
d払い

の2択でした。
もう少し種類があると便利だな…という気がしましたが、
d払いってドコモユーザーでなくても使用できるそうなので、
あくまで「欲を言えば」という感じです。

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QRコードの提示を求められるとの事だったので準備!

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写真が遠くてすみません。写真右手が入場列です。

ここで、手の消毒、サーモグラフィによる検温がありました。
もっと待つかな~と思っていたのですが、
係員の方々がてきぱき作業されているので、とてもスムーズでした。
敷地に入る前にスマホ画面の提示を求められます。

※予約されていない方はここでチケット購入も可能です。
ただし、予定枚数が終了している可能性もあるので、
「どうしても無理な方用」ですね。

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トーハクくんとユリノキちゃんもマスク!笑
このまま本館に行きそうになりますが、
きもの展の会場は平成館です。左手に進みます。


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平成館の前で並んで待機。
平日の朝イチなので人が少ないですが、
観覧後に会場を出たらもう少し増えていました。

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平成館の入り口ではQRコードの提示は求められず、
平成館内のカウンターで受付の方に「ピッ」ってしていただいて入場です。
ネット予約だから無いのかな?と思っていたら、
紙のチケットも頂けました。
(スクラップしているので嬉しい!笑)

混雑緩和策なので当たり前なのかもしれませんが、スムーズでした。
また、観覧は90分以内でお願いしますと各所でアナウンスされていました。
「なるべく早く」とか言われると焦って急いでしまう小心者なので、笑
具体的に時間を書いていただけるのは助かります!

平日朝イチだったせいも勿論あるとは思いますが、
とても快適に鑑賞できました。

ミュージアムグッズが可愛い


リラックマやブライス人形とのコラボグッズもありましたが、
ちょっとした文房具が手軽で可愛かったので購入してきました。
図録は結構重たかったので、ずっしりめの荷物を増やしたくない方は通販の方がオススメです。

※手提げは有料なので、図録を買う気マンマン!という方は
エコバッグがあるといいかもしれないです。

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マスキングテープ、銘仙の柄なんですよ。可愛い。
通販サイトでも購入できます。

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展示内容について&展示を見て感じたこと


※展示会場写真の掲載があります。

さて、今回の展示、
第1回上の冒頭から重要文化財!
「いやいや…トバしすぎですよ…」という内容なのですが、
現存する最古の宮廷装束からスタートし、現代作家の着物で終わる
時代と一緒に展示が進んでいく形式です。


着物の図案の傾向や仕立ての変化が、社会の変容と共に解説されています。
貴族社会から武家社会への服飾文化が伝播し、
江戸時代に庶民に伝わっていく流れがよく分かる構成でした。

1_縫箔 白練緯地四季草花四替模様(新会期)

重要文化財 縫箔 白練緯地四季草花四替模様 
安土桃山時代・16世紀 ※前期展示
京都国立博物館蔵

5_小袖-黒綸子地波鴛鴦模様

重要文化財 小袖 黒綸子地波鴛鴦模様
江戸時代・17世紀
東京国立博物館蔵


こんなにたくさんの立派な「小袖」が、同じ会場に集結する展示、
もう二度とないかもしれない…と思うほど立派でした。

いつの時代も、身分によって着用するものが違うのは勿論ですが、
江戸時代になると工業の発達により、表現の幅が大幅に広がったのを感じました。
特に友禅染!あれはきっと革命的だったんでしょうね~



また、信長や秀吉、天璋院篤姫など、
日本史に登場するスター達の着物や所持品も必見です。
服がそこにあるだけで「わぁ、本当にいたんだ…」という気持ちになるの、
不思議ですよね。笑

10_5711 第2章花見コーナー

桜の花をあしらった空間演出もとてもステキでした。
美しい図案や重厚な刺繍は、是非肉眼でご覧頂きたいです!
(撮影:山本倫子)


32_5632 篤姫、和宮まわり

和宮、天璋院篤姫…大河ドラマのスター達の「生きた証」が見られました。
(撮影:山本倫子)


貴族や武家だけでなく、
豪商の娘や、太夫の着物や簪の展示も素晴らしかったです。
帯を腰で締めていた時代の着物は「背中」と「裾」が違うんですよね。

男性の着物だけピックアップした展示があったのも面白かったです。
現代の男性着物はシックな装いが定番ですが、
紆余曲折あったんですねぇ…

10_振袖-淡紅輪子地宮殿模様

振袖 淡紅綸子地宮殿模様
昭和時代・20世紀
千葉・国立歴史民俗博物館蔵


明治・大正・昭和初期の着物はトルソー着付けなどの演出も多く、
大変見ごたえがありました。
コーディネートで見られるのってやっぱり楽しいですね!


58_5676 ランウェイ後半横から


カラフルな銘仙は、現代にも通じる「Kawaii」の源流だと感じました。
(撮影:山本倫子)



最後は現代アーティスト達の手による着物で〆です。
こんなにたくさんの着物を一度に見たのは初めての経験で、
酸欠になりそうでした。笑


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着物と社会生活が密接だった時代の着物は、もちろん着る人とも距離が近く、
所持者がどんな人物だったのか、社会的な身分や性別だけでなく、
どんな生活をしていたのか?等も感じられました。
やはり、ファッションは社会と深く関係していると改めて感じました。

着物に興味がある方はもちろん、装束や歴史、服飾に興味がある方や、
「着物って堅苦しいでしょ」と思っている方にも、
是非見ていただきたい!と思う展示でした。


きもの展B2ポスターlow



きもの展 2020年6月30日(火)~8月23日(日)
前期展示:6月30日(火)~7月26日(日)
後期展示:7月28日(火)~8月23日(日)
展覧会公式Twitter @kimonoten2020

東京国立博物館 平成館
Tokyo National Museum (Ueno Park)
〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9

開館時間:午前9時30分~午後6時 ※総合文化展は午後5時まで
休館日:月曜日、8月11日(火) ※8月10日(月・祝)は開館




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大正浪漫とメリケンサック。着物コーディネーターさとです。着物をファッションにするために、着物を分析・再思考・再定義するnote。 コラムやエッセイ、実用的な着付けやコーディネートのレクチャー記事などを書いています。 最近は中国ネタも多めです。

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